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#187 マヤ文明最高傑作「コパン遺跡」見学!想像以上のクオリティ🇭🇳

1/30 コパンルイナスの町から徒歩でコパン遺跡へ!

(ここ最近頭痛が続いていて更新が遅くなりました🙇‍♂️)

昨夜、同室のオーストリア人からコパン遺跡の情報やおすすめを聞けたことはラッキーだった。事前にブログで調べていたよりも入場料が上がっていること、トンネル内を見学する別料金は払ってまで入る価値は無さそうなこと、スカーレット・マカウ(コンゴウインコ)が見られることなど、新たな情報をインプットすることができた。高い入場料にびっくりせず、心の準備をすることができる。

町からコパン遺跡へ!

10:20、ホステルを出発し、坂を下ってコパン遺跡を目指す。コパンルイナスの町からコパン遺跡には東へ向かって徒歩15分もかからない距離にある。コパン遺跡への道を歩いていると、地元住民たちが鉈で雑草を刈り取る作業をしていた。仕事熱心で素晴らしい。
そこから少し進むと、廃車になった車の上から花や植物が育てられている芸術作品が出てきた。
「人類が絶滅した後の地球の浄化」的な、製作者の現代に対する皮肉が込められているような気がして何となく気に入った。

朝から作業する人々
芸術作品
雑貨屋もある

10:34、コパンルイナス遺跡の入り口に到着し、チケットオフィスに足を向ける。ここでもJICAを通じて日本がこのコパン遺跡の保存に際して無償資金協力を行った旨の説明が書いてあった。これまで幾つもの国や地域を歩いてきたが、世界の至るところに日本の支援で完成・救われてきた建物や自然、遺跡、橋など公共物を見る機会があった。当の日本人にはあまり知られていないこのような国を挙げた取り組みが世界で称賛されている事実を、世界一周の旅に出て初めて知ることができたことは僥倖だった。

JICAを通じた技術支援

このように、公的事業や地元住民に寄り添った地道な活動によって日本が世界の中で信頼と実績を得てきたこと。そして、これらの努力が日本の国際的な位置をソフトなパワーで押し上げてきたことや、親日国を増やすことにも間違いなく寄与していると言える。
日本人として大変誇らしい。

チケット売り場
料金表
レシートのようなチケット
コパン遺跡模型

さて、入り口で入場料を払う。外国人は大人ひとり20米ドル(約3000円)だ。円安が痛い。支払うとレシートのような入場券をくれる。遺跡の全体像の模型を確認してから進む。入場の際に、
「ガイドはどう?」
と勧誘を受けるが、丁寧に断って遺跡へと入場する。実は昨日のうちに、コパン遺跡についての説明を細かくしてくれているURLを見つけたので、それを見ながら遺跡を巡って行けば理解を深めることができると気づいてしまったのだ。
以下にリンクを貼らせていただく↓

http://isekineko.jp/tyubei-copan-1.html


入り口でもらったチケットを渡すところで、コンゴウインコがお出迎えしてくれた。腹側はほとんど赤色だが、背中側は頭部から赤、黄、青の色を基調に美しい色を帯びている。これは美しくて素晴らしい。人間慣れしているようで警戒心はそれほど無いが、随分と図太い声で鳴くのには驚いた。コスタリカではケツァールを見に行けなかったので残念だったが、今回コンゴウインコに会えたことで満足だ。

コンゴウインコ🦜
背中のグラデーションがかっこいい

遺跡に入場する。まず目に飛び込んでくるのはピラミッド型の祭壇。シンメトリーな作りになっていて上にも登れる。ここからインコを撮影しているフランス人達がいた。
彫りの深い石像はどれもユニークで色も少し残っている。日本の金剛力士像のような形相との類似点も感じられる。この石像の後ろには建物跡があるから、その守り神の役割をしていたと考えられる。

テオティワカン遺跡にも同じような祭壇があったのを思い出した
コパンの金剛力士

球戯場もあった。現代のサッカーコートよりも全然狭く、どこがゴールなのかは推察しかねたが、鷲のような装飾はなかなかのものだった。

球戯場
鷲🦅
どこがゴールなんだ?

王様やその家族が生活していたとされる遺跡は現在、大木たちと共存している感じがして自然エネルギーをかなり感じる場所になっていた。

この遺跡で一番重要な部分だとか
下の段から上へ王朝の歴史が描かれているらしい
マヤ文字
長い年月のため木と共生している
とても大きい

遺跡はこの広場一帯だけだろうなと思っていたが、ここから西側にもさらに遺跡があり、コパンの大きさを改めて認識した。一般の住居地跡や祭壇Qといわれている大きなピラミッド型遺跡を見て回った。

なんか怖い笑
今も発掘中
上からの眺め。球戯場が見える
王様もこのようにして観戦していたらしい

今日は火曜日だが、観光客は思ったよりたくさんいた。ツアー団体客が多いように思える。

一つの面に4人、計16人の王様が描かれている
西側の広場
ダンス

3時間かけて一通り遺跡を見終わり、コンゴウインコのところまで戻ってきた。一斉に遺跡へと飛んでいく様子がとてもかっこよかった。

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