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#144 バルサから足をのばしアンドラ公国へ🇦🇩

11/16 バルセロナからアンドラ・ラベリャへバス移動🚌
11/17 アウトレットでNBのゴアテックスを購入!
👞

せっかくバルセロナまで来たのだから、フランス国境にある「アンドラ公国」にも行ってみようと思ったのはグラナダにいた夜だった。日本人には馴染みがない国だと思うが、自分が学生の時に観た映画に出てきた舞台であるので、ピレネー山脈に囲まれた美しい国だということは何となく知っていた。
アンドラ公国という国はフランス大統領とカタルーニャのウルヘル司教さんの共同統治となっていて、駐在代理官が両者の委任を受けて権限を行使している。税率がスペインやフランスよりも低く観光客で賑わう。要は観光事業で成り立つ国だ。そして公用語はカタルーニャ語だが、スペイン語、フランス語、英語も話せるというポテンシャルの高い国なのだ。
大国であるフランスとスペインの国境紛争がそれほどなかったのは、このアンドラ公国があったからだとも言われている。またややこしいのだが、ここアンドラで日本人が事件に巻き込まれた場合、管轄は日本国バルセロナ領事館が受け持つということになっているということは「外交官 黒田康作」の映画二作目「アンダルシア」で述べられていたのを記憶している。

バルセロナ・サンツ駅にてマドリードへ戻る母&弟と別れたあと、事前にネット予約していたチケットで18:15のバスに乗ってアンドラへ向かう。約3時間の道のり。バスには数席の空きがあった。車内で仮眠をとり、2時間半ほどで国境に到着したが、パスポート検査等は時になく、いつの間にか検問スルーしていた。バスは時間ぴったりにアンドラ・リャベラに到着した。バスから自分のバックパックを取り出し坂道を登っていく。標高は1040mで気温は11℃。空気が澄んでいてとても美味しい。

バルセロナサンツ駅から片道3時間
バスが来るまで待機
来た!

今日泊まるのは「ホテル・ピレネー」の三ツ星ホテル。安い部屋であれば40€(6514円)で泊まれる。自分はもちろん一番グレードの低い部屋だ。本当はこの半額くらいのホステルを予約していたのだが、チェックインは21時までというのに間に合わないのでキャンセルしたのだ。
ホテル・ピレネーに到着し、チェックインをした。現在21時半前。このまま寝るのはもったいないと思ったので、ホテルの周りを散歩してみることにした。目の前の道路から町の大通りに合流できる。少し歩いてみて分かったが、かなり洗練されている町のようだ。マクドナルドを見つけたので、バーガーを2つ頼んで夕食とし、ホテルに戻った。🍔

アンドララベリャ到着🇦🇩
洗練された町の匂い
紅葉🍁
星付きホテル^_^

翌日11時。荷物をクロークに預けてアンドラの町を散策する。まず大きなスーパーでパンや生ハム、チーズ、ポテチを買い込んだ。これをブランチとしよう。
今履いている靴のそこが降り減ってきているので、そろそろ世界一周2足目の靴を調達しようと思っていた。良さげなものが見つかれば、税率が低いこのアンドラで購入しようと考えた。町を歩いても靴屋は多いようだ。ノースフェイス、スケッチャーズ、ティンバランドなどの店を回り探すが130〜200€(2万2千円〜3万2千円)と高額で購入は躊躇われた。すると、大型ショッピングモールの3階にアウトレットの商品を並べている店を発見し、ほとんどのシューズが50%オフで売られていた。そこでゴアテックス仕様のNBを見つけてしまった。サイズも自分に合っている。カード払いで即決した。

町角にアート?
国会として使われてた家近くから
山々に囲まれた首都
国会だったらしい笑

しかし、いざとなると今まで旅を共にしてきたノースフェイスのシューズに愛着が生まれてしまった。現在ボリビアのスクレでこの文章を書いているが、今もノースフェイスを履き続けている。ボリビアは犬のフンが多く落ちているのでこの靴のままで正解といえば正解だが、果たして決別出来る日は来るのだろうか。
高台に登ってアンドララベリャの町を一望する。紅葉の山に囲まれて美しい。次来るときはぜひ雪山でスキーも楽しみたいものだ。その後は街中を流れているバリラ川に沿って散歩した。

なぜダリ?
有名な橋
アンドラ公国の銀座
ブランチ!
高台から
美しいですね〜

18:15のバスでアンドラからバルセロナに戻る。昨日の寝不足でバスが出発したと同時に爆睡していたところ、肩を叩かれて起こされた。若い金髪の女性警察官が立っていた。どうやらここはアンドラ/スペインの国境らしい。スペイン語で、
「パスポートを見せてください」
他の人はIDを見せるだけでチェック完了していたが、自分がEU国民では無いと判ると、
「あなたはバスから降りて審査を受けてきてください」
という。どうやら出国審査を受けなければならないのは自分だけのようだ。昨日アンドラに入った時は入国審査が無かったから面食らって驚いた。バスの後ろでは車が多く控えているが、徒歩で割り込ませてもらって、高速道路のインターチェンジのようなところにいた審査官の所まで赴き、出国のスタンプを押してもらって急いでバスに戻った。これで安心だ。

銅像
近代的な建物も
花が綺麗
紅葉も綺麗

バルセロナ・サンツ駅に戻ってから予約したホステルに向かったのだが、同名の違うホステルに来てしまったようで時間を食ってしまった。母に日本から持ってきてもらったサッポロ一番味噌ラーメンを夜食に作った。あまりの美味さに絶句した。

バルセロナ宿。(翌日撮影)
サッポロラーメン最高です!

翌日は一つやることがあった。それは米ドルを調達することだ。アルゼンチン通貨をブルーレート(闇レート)で仕入れる為である。アルゼンチン経済は崩壊の一途を辿っており、国民は自国通貨「ペソ」を信用していない。その為闇レートでは現地通貨は1/3の価値しかもっていないのだ。つまり闇レートで取引すれば、通常の3倍の紙幣が手に入るということである。
サグラダファミリアの両替所をひたすら回った。それぞれの両替所にて400$=382€、384€、390€、381.70€、400€という結果になったので、一番レートが良かったChangeGroupの両替所で取引した。最初は400$に替える予定だったが、300$に留めておいた。
現金が余っていたので、食べ放題の寿司レストラン「Yamada」に入った。中国人が経営している店らしい。週末だったので平日より3€ほど高値にはなったが、飲み物込みで20€(3272円)なので安い方だと思う。残すと罰金が発生するシステムのため、慎重に注文した。確かに寿司でネタはそれなりだったが、個人的に酢の味が薄かったのがちょっと残念だった。

両替所巡り
サグラダファミリアは今日も元気です😃
寿司🍣inバルセロナ
お残し厳禁🚫

ホステルに戻り、預けていたバックパックを背負ってサンツ駅に向かう。新幹線の出発時刻を35分ほど勘違いしていて、あと10分で出発ということを電車内気づき少々焦ったが、ダッシュで間に合った。少し気が抜けていた。新幹線では爆睡で気づいたらマドリードに戻ってきていた。
アトーチャー駅から、ホステルのあるアントンマーチン駅まで歩いて向かい、ホステルにチェックインして就寝した。

新幹線でマドリード帰還!

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