#201 ラスベガスからロサンゼルスへ!4時間のバス旅!🇺🇸
2/22 ラスベガスからロサンゼルスまでバス移動🚌
今日はラスベガスからロサンゼルスに向かう。一昨日のうちにネットからロス行きのバスを51ドル(7730円)で予約しておいた。実は飛行機での移動の方が実際のところ安いのだが、自分にはバックパックがあるので、その受託手数料を考えるとバスの方が安くなる。
7:30、3日間お世話になったホステルをチェックアウトして、バス会社があるLas Vegas North
Eastern Avenueまで208番バスで行く。切符は昨日買った24h乗り放題がまだ有効だ。バス停で20分くらい待ってようやくバスが来た。このエリアはスペイン語話者が多いようで、車内で聞こえてくるのはスペイン語だ。運転手までもスペイン語を話している。
8:30にバス会社最寄りのバス停に到着した。
チェックインをして待合室で時間を待つ。
ここでも、自分以外の乗客や店員さんは英語ではなくスペイン語を話しているので、ここはアメリカではないようだった。思えば割引券をくれて行ってみたピザ屋もメキシコ系のようだったし、自分が思っている以上にヒスパニック、スペイン語話者がこのラスベガスには多いのかもしれない。現在メキシコから流入してくる移民の問題がアメリカ社会を分断する原因の一つになっているが、アメリカはどのような解決策を模索をしているのだろう。とりあえず、今年の大統領選挙に注目したいと思う。
ミニバスは10時丁度にロサンゼルスに向けて出発した。昨日遊んだ有名ホテルが左手に見える。
「次に来る時は絶対にカジノで勝つ!」
と心に刻んでホテル群を見送った。
それからはうたた寝をしていたが、目を覚ました時には広大な土地が広がっていた。これぞアメリカだ。向こうに雄大な岩山も見えている。低草しか生えていないので、ここは水が欠乏している土地なのだろう。そもそもラスベガス自体が砂漠につくられた街だ。
「フーバーダムが無かりせば今日のラスベガスは無かった」
麻生副総理がアメリカ大統領か誰かの引用をしていたのを思い出した。
2時間走って10分間の休憩となった。サークルKでホットドッグを買った。この量で2.16ドル(325円)だ。トッピングも付け放題で、アメリカに来て食べた食事の中でこれが一番コスパが良い。食べ終わる前に集合がかかってしまったので、走り出したバスの中で完食した。
荒野を走ったり、盆地が出てきたり、山を越えたりと、車窓の景色は顔を変えていく。州を一つ跨ぐだけでも大変である。車線数にしろ車の大きさにしろ、砂漠にしろ、山脈にしろ、アメリカがどれだけ大きい国家であるかを見せつけてくる。
14時、ようやくロサンゼルスの街に入った。この旅で間違いなく一番巨大なメガシティである。ここから中心部までは車であと30分はかかるだろう。郊外の飲食チェーン店で初老の夫婦二人が下車した。
そこから30分後の14時半、治安が悪いで有名なスキッド・ロウ地区近くの駐車場に到着した。ラスベガスから4時間半、ほぼ予定通りのうちにロサンゼルスに着いてくれた。運転手にお礼を言い、荷物を背負って歩き出す。地図を見ると、この場所から6ブロック先に地下鉄駅があるようだ。
ロサンゼルスは大都会で、比較的新しいビルが立ち並んでいる。街中にいる人々は、普通の人もいれば、どこか挙動がおかしい人もいて、治安状況は良いとは言えないのが本音である。15分ほど歩いて、「7th street/Metro center」地下鉄に到着した。
旅を始めて2ヶ月目の頃、トルコのカッパドキアで出会ったSさんがロサンゼルスのメトロカードを譲ってくれたのだが、あいにくグアテマラで擦られた財布の中に入れていたので、自分で購入する必要がある。カード発行が2ドル(約300円)、一回券が1.75ドルだ。現金を機械に入れて手に入れた。
改札を潜ろうとすると、若い女が自分の方を見て言葉を発する。早口でスラングも入っているので、正確には聞き取れないが、
「いま、手持ちが無いんだけど。10ドル20ドルくらい貸してくれない?」
と言っている。
この女は10ドルがどれほど大金かを理解しているのか甚だ疑問だった。若干、言い方もどこか鼻につく。この場合の「貸してくれない?」とは「(10ドル)くれ」と言っているのと同義だが、彼女が特段、切羽詰まっているようではなさそうだった。今の自分にとって、二度と会わない他人に10ドル(1500円)も貸せる余裕はない。
それでも誠意は見せようと、地下鉄に乗れるくらいの小銭を出したら、彼女は
「要らないわ」
と、吐き捨てた。無礼な奴にもう話してやる筋合いもないだろう。自分はそのまま改札を通った。
今日予約したホステルの最寄駅は「Hollywood/Western(ハリウッド西駅)」だ。ここからレッドラインに乗っていけば着く。ロサンゼルスの地下鉄は6路線ほどあるのだが、このメガシティに対しては少な過ぎると思った。全然足りていない印象だ。
最寄り駅に到着し、ホステルを目指す。15時のチェックイン時間を少し過ぎたところで丁度良さそうだ。今日から3日間お世話になるホステル「The California-Hollywood 」は閑静な住宅街にあった。オーナーに3日間分の宿泊費105.61ドル(15841円)を現金で支払った。同室人には韓国人の二人組がいたが、お互い特に話はせず、自分はメキシコで買い入れた日清ラーメンを茹でて夕食にした。明日はチャイニーズシアターがあるハリウッドストリート付近を散策してみようと思う。
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