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#110 「青の町」チェフシャウエン滞在、怠惰な生活🇲🇦

9/3 シャウエン行きチケット購入🚌
9/4-7 シャウエン滞在


昨日チェフシャウエン行きのバスチケットを買うため、約3キロの道を歩いて新市街地にあるスプラツアーズバスオフィスを訪ねたのだが、このバス会社ではシャウエン行きがないらしい。「CTMバスなら出てますよ」というので、さらに2キロ先のバスターミナルに向かった。窓口で、「明日のシャウエン行きを1枚お願いします」と伝えると、運賃は110ディルハム(1585円)だった。時間は11時発にしてもらった。
帰りは流石に疲れたので市バスに乗って旧市街へと戻った。

フェズ新市街の風景
CTMバスターミナル
適当なバスに乗ったら通り過ぎちゃった
英語が通じないので運転手の横まで行って「ここで止めて!」

翌朝9時半、同室の日本人Kさん(22歳)に別れを告げて出発する。バックパックを持ってバスターミナルまで歩くのは大変なので、久々にタクシーを使用させてもらった。おじさん運転手が自分を呼び止める。いくらか尋ねると、「50ディルハム」というぼったくりの値段を提示された。距離的にどう考えても30ディルハム以下のはずなので、ディールに乗らない振りをして立ち去ろうとすると「30ディルハムでいい」と値下げしてきた。20ディルハムまで粘れるような気もしたが、この金額で手を打った。後から他の乗客も乗ってきたので、やはりグランタクシーだったようだからもっと安く交渉できたなと反省した。

ホステルは吹き抜けの構造が一般的らしい
値段吹っかけてきた運ちゃん
朝食

10分ほどでCTMバスターミナルに到着した。チェフシャウエン行きのバスが来ると、係員がアナウンスしてくれる。
バスに乗り込んだ。隣はフランス人の青年で、日本のアニメマンガが好きだという。今や日本のアニメは世界の一大市場であり、日本人と言えばこの話で盛り上がれるので、世界一周旅行者として手塚治虫先生以下、漫画家、アニメーターに感謝しかない。麻生政権時代に「国立漫画図書館(仮)」なるものを創ろうと模索して、その費用金額が独り歩きしてしまい、当時の民主党やマスコミ、世論に反対されて断念したらしいが、それが完成していたならば大きな財産になっただろうに。残念でならない。

フランス語のことを彼に尋ねる。
「モロッコやチュニジアはフランス語が通じるから、現地の人たちと細かいところまで話せて楽しいでしょ」
「チュニジアが独立(1956年)したのはモロッコ(1944年)よりも後だったからよく通じたけど、モロッコはかなり前に独立して、お年寄りの方がフランス語話したけど、若者はそんなにかな」


一回昼食を兼ねた途中休憩があった。自分はお腹が空いていなかったが、ポテチと飲むヨーグルトを買った。
バスが進むにつれて緑が多くなってきていることを実感する。

バス
昼食代わりのスナック
砂漠地帯から
湖も出てきて
緑が多くなってくる

チェフシャウエンに着いたのは出発から4時間半後の15時半だった。シャウエンの町は山に沿って作られていて、バス停からはかなり急勾配だった。住んでいる人も大変だろう。タクシーは使わず、バックパックを担いで旧市街の中にあるホステルまで行ったが、着いた時には服が汗でびっしょりになっていた。

チェフシャウエン全景
バスターミナル

「Souika Hostel」が今日の宿だ。一泊60ディルハム(864円)で泊まれ、貧乏バックパッカーにはありがたいホステルだ。このホステルに計3泊したが、特筆するようなことは何もせず、ホステルのルーフトップでだらだらと怠惰な生活をしていた。

今日のホステル。格安でありがたい
ルーフトップから
何処もかしこも
青だらけ🟦
土産物店も多い

そして青い旧市街を歩き回り、旧市街の外に出てお気に入りのパン屋を見つけて通い詰めたり、安い食堂に入ってチキン料理に満足したり、ぶどうが甘くて美味しいと分かれば1kgを13ディルハム(187円)で購入して一人で食べたりと時間を贅沢に使っていた。標高が高いので気温も程よく最高だ。

このパンうまい!
果物も豊富
卵とミートのタジン鍋
チキンタジン鍋
仲間の横で捌かれる😅

シャウエンの旧市街は何処もかしこも青だらけで写真のスポットには事欠かない。そしてありがたいのが、水が豊富であることである。水道水がそのまま飲めるので、ペットボトルを買う必要がない。海外に来ると水の有り難みを実感せずにはいられない。日本では当たり前のことが海外では当たり前ではないということ。これを実感するのが旅の醍醐味だ。
そして道を歩いていると、「葉っぱ葉っぱ」「ハシシ、ハシシ」と現地住民が話しかけてくる。こっちでは取り締まりが緩いらしく、大麻で壊れて頭がおかしくなっている人もモロッコでは何度か見かけた。娯楽が少ないのと、葉っぱに手を出す相関関係とかはあるのだろうかと思ってみたりもする。

3日目の朝、モロッコ滞在最後の町となるタンジェ行きのバスチケットを購入しに行った。テトゥアン経由で運賃は65ディルハム(935円)だった。乗り換える必要はないらしいが、CTMバスで出発は15時半と遅めの時間しかなかった。まあ3時間もあれば到着出来るので全く問題はない。
モロッコ滞在もあと少しになってきたので、タジン鍋に未練がないようにだけしたいと思う。

坂道辛い。犬可愛い
チケットゲット
バスターミナル内部

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