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【54日目】謎は深まる

ご隠居からのメール:【謎は深まる】

>やはり、津弥さんは、喜代太郎さんと前妻大原氏の娘なんじゃない?
>それだったら、亀三おじさんが100年祭りをやる意味がわかる。
>なぜなら、亀三おじさんの曾祖父になるから。。

長谷部与一が逝去したのは平成元年十一月十日。亀三おじさんが喜代太郎百年祭をしたのはその後だったと思う。喜代太郎さんに前妻がいたという証拠はないし、その前妻が大原氏の娘で、津弥さんを生んだという証拠もない。

福田さんと大原さんとの関係も不明。どちらも議員をつとめるだけのひとかどの人物に見えた。

与一さんの息子を甘やかしすぎたいしばあさんが言ったことで、忘れられない言葉がある。「おまえはこの家の大事な子ではない。大事なのはゆみ子だ」。ゆみ子は菊二さんと菫子おばさんとの間に生まれた一粒種で、亀三おじさんの養女だ。

その頃(小学校高学年の頃)、与一さんと亀三さんとの間で相続争いがあり、イシさんは亀三さんを支持していたのだろうと思う。与一さんの後妻文子さんは都会育ちで農作業は苦手、オレも不器用で戦力にならなかった。与一さんは食費などの生活費を出さなかったので、オレは居候のような気分でいた。

喜代太郎さんの当時、第一次相続トラブルがあって信谷氏が分家となった経緯をイシばあさんは知っていたはずだ。亀三おじさんも喜代太郎百年祭ので意識していたと思う。


返信:【Re_謎は深まる】

津弥さん、伝蔵さん、勝治郎さんが入籍したとき弥左衛門さん、左トさんがご健在だから影響力ありそうだね。

「いし」さんの話しは、こういうことなんじゃない。輿一さんは、一族(日野)出身ではない岡村家と結婚。一度は、独立するため家を出て男系相続も菊二さんに譲った。当主の菊二さんは一族(日野)出身の菫子さん。そして子宝ゆみ子さん。すると、本来、長谷部家を継いでもらうための大切な子は「ゆみ子さん」になる。小さい頃は、亀三おじさん含め、みんなよく、遊んでくれたのは覚えているゆみ子さんは、ご健在なのかね。あと、家系図から以下の謎が考えられる。

【喜代太郎の謎】
・なぜ、福田家から喜代太郎さんを養子として迎えたのか。
・なぜ、喜代太郎さんが亡くなってから福田家の左トさんと弥左衛門さんが入籍したのか。
・なぜ、喜代太郎と伊曽の入籍日が違うのか。

【日野町の謎】
・日野町の地名は何度も出てくる(長谷部信連・見田いし・田村伊曽)


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