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【11日目】岡村家②

ご隠居からのメール:【岡村家②】

岡村家の縁者は次の通り。不器用のDNAは祖父の素(はじめ)さんが元祖らしい。本来なら医者になるべき人だったが、早稲田の第一期生になり、文学、哲学、宗教に関心を抱き、医者にならなかった。息子の弘さん、孫の徹さんも同様。

Jが小学四年生のとき、会ったのは伊丹浩さんではなく、岡山県児島市味野の渡辺広安さんだったかもしれない。渡辺さんはオレの学業成績がパッとせず、新見高校にも入れそうもなかったので、家庭教師で特訓をしてくれた。そのおかげで新見高校に入学できたが、最初はいちばん成績の悪い連中のクラスだった。三年になると、英語、国語、社会の成績は向上したが、理科と数学はダメ、おまけに不器用だから当然、医者にはなれない。

伊丹浩さんの家を訪れたのはJが幼稚園の頃かもしれない。舞子ヴィラのプールに飛び込んで、おぼれかけたのがそのときだ。伊丹浩さんが遊んでくれて、Jは理科系の頭があると言ったのを覚えている。理科系の頭があるかどうかはわからないが、少なくともJと蒼士郎は不器用ではなさそうだ。

【岡村家】

・祖父:岡村素(はじめ)
・祖母:岡村はる
・長男:岡村弘
 ⇒佐藤弘(佐藤家養子縁組)
 ⇒豊島博子と結婚
 ⇒徹(息子)
・長女:貴美子
 ⇒長谷部與一と結婚
 ⇒子供・文孝・早苗・礼子・公孝
二女:喜久子
 ⇒伊丹浩(島谷汽船常務)と結婚
 ⇒息子
 ⇒雅子(塩田氏と結婚)
・三女:百合子
 ⇒中根氏と結婚(亀山市で農業)
 ⇒章(大正海上火)
・四女:誠子⇒男子(税務署)
・二男:潔⇒鎮代と結婚(碧南市で病院経営)
 ⇒誠(医師)・女子                                      

返信:【Re_岡村家②】

すると、お父さんにとって塩田雅子さんと、中根さんの息子さんとも従兄弟関係になるね。

■岡村家
・素(父)
⇒早稲田大学一期生

・弘(兄:長男):佐藤弘
⇒京大理学部卒業
⇒豊島博子さんと結婚
⇒石原産業の重役を断り高校教師に
⇒広島市長を歴任した「佐藤信安」さんの夫婦養子となる
⇒息子の徹さんはケンブリッジ大学の学者

・貴美子(お父さんのお母さん:長女)
⇒満州で亡くなる。享年28歳
⇒息子の文孝さんは6歳で高瀬に帰郷
⇒娘の早苗さんは生後まもなく亡くなる

・喜久子(妹:次女):伊丹喜久子
⇒神戸のおばさん享年102歳
⇒伊丹家に嫁ぐ(夫:伊丹浩)
⇒息子は章さん
⇒娘は結婚し塩田雅子さん

・百合子(妹:三女):中根百合子
⇒中根家に嫁ぐ
⇒三重県亀山市に在住
⇒現在96歳
⇒息子は税務署勤務

・潔(弟:次男)
⇒1962年(昭和37年)愛知県碧南市の岡村産科婦人科病院開業
⇒息子誠は現在院長


●渡辺さんの家:もしかしたら、チャンバラしている写真が残ってる家のことかな。4年生だったかな?

●貴美子さん:貴美子さんが、お父さんのお母さんの名前?公孝おじさんや礼子おばさんのお母さんの名前はなんだっけ?

●伊丹家:島谷汽船、大正海上火災も三井財閥に吸収されてるね。吸収されてからは、安泰だったろうな。

●素さん:早稲田大学一期生ということは、大隈重信と同じ時間を過ごしたんだね。胸熱です。調べてみると早稲田大学(※東京専門学校)一期生は約80名だったそうです。早稲田大学在学生は卒業者名簿が見れるそうなので掲載されているかもね。


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