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【323日目】:コロナ太り

ご隠居からのメール:【コロナ太り】 
 
今年は正月早々、コロナ陽性が確認されたわけだが、それ以前に何らかの予兆があっただろうか。やはり、予兆はあったはずだ。察知できなかったと素直に反省するべきだろう。

昨年十月の定期健康診断で体重が増加していることがわかり、「どうやらコロナ太りになったようだ」と、冗談にまぎらわせたが、実は笑いごとではなかった。年の瀬がおし詰まってくると、腰痛がひどくなる。十二月八日、
浅草寺にお詣りしたときは、晩年の永井荷風のように「殆歩行困難」になり、仲見世通りでへたりこみそうになった。整骨師にマッサージをしてもらいながら、具合を聞くと、腰の骨が傾いているという。

なぜ腰骨が傾いたのか、その時はわからなかったが、今はコロナ太りが原因だったと断言できる。というのは、入院して病院食になれたおかげで、体重が元の69キロに戻り、さらに67キロ台にまで5キロも減少したからだ。そのおかげで、身体が軽くなり、腰痛に悩まされなくなった。はからずも入院の功徳でコロナ太りが解消されたのだ。

懸念されるのはむしろ、走行性(神経性)調節障害やブレインフォグなど後遺症としての認知症の進行かもしれない。


返信:<中世太平記>

コロナ禍のステイホームをすることで、多くの人が様々な犠牲をはらい、小さいながらも目に見えない影響を受けていると思う。それは、身体と心だ。

あたり前の「くらし」で何とかバランスをとっていたことも、制限されてできなくなる。それが、いわゆる「コロナ太り」だったのかもしれないけど。強制的に元に戻ることができた、父さんは、運がいいかもしれないね。


鎌倉時代に隠岐・出雲を領地にしていた佐々木義清よしきよの息子が佐世させ氏を称し、その後枝分かれをして、塩冶氏になっているようだね。

室町時代中期に活躍した、京極高久たかひさあらため尼子高久たかひさは佐々木(京極)道誉どうよの孫で、京極高詮たかのりの弟ということで間違いなさそうだ。ちなみに、京極高詮たかのりにはもう一人の弟がいる。それが宍道しんじ氏になる。

尼子高久たかひさは、出雲・隠岐の守護代となり、佐世一族も率いる形になったとみていいと思う。ちなみに、佐々木義清よしきよの妻は、坂東地域を治めていた平氏の大将・大葉景親かげちかの娘のようだ。また、佐世氏七代当主・佐世晴宗はるむねの娘婿が高瀬城主・米原綱寛つねひろだよ。


「鎌倉殿の13人」でいうと、源頼朝のもとに参じた歯抜けの、何話してるかわからない、じいさんと四兄弟が佐々木氏。血の繋がったご先祖さまということになりそうだね。戦国期の尼子氏は、京極一族、いや佐々木一族最期の砦だったようだ。

六角氏も三好や織田の勢力に敗退した。だからこそ、佐々木一族は尼子再興軍にまで加わり、粘りに粘ったと考えていいだろう。

もしかしたらだけど、近江国の歴史を知ることがファミリーヒストリーにつながる可能性がでてきた。歴史を色々と整理すれば見えてくるものがあるとおもう。

鎌倉時代でも、西日本と東日本には違いがありそうだ。やはり、西日本は「朝廷」が統治していたため、各地の武士たちも「朝廷」へのリスペクトが半端なかったんだろうな。


【転換期】

・鎌倉時代:・源平合戦・承久の乱・元寇・正中の乱・元弘の乱
・建武新政:観応の擾乱
・室町時代:明徳の乱・応仁の乱
・戦国期:厳島の戦い・上月城の戦い・関ケ原の戦い

亀井茲矩は佐世氏から枝分かれした湯氏から養子として亀井をついだようだ。


【佐々木一族の整理】

・佐々木信綱のぶつなの息子
 ⇒長男:大原氏・次男:高島氏・三男:六角氏・四男が京極氏
・佐々木義清よしきよの一族
 ⇒隠岐氏・塩冶氏・富田氏・湯氏・高岡氏
・佐々木(京極)道誉どうよの孫
 ⇒尼子氏、宍道氏、宇賀野氏、多田氏、松田氏


【近江国守護職の歴史】

・1187年‐1333年:佐々木氏
・1335年‐1336年:六角氏
・1136年‐1340年:京極氏
・1340年‐1469年:六角氏
・1469年‐1471年:京極氏
・1471年‐1473年:六角氏
・1473年‐1487年:京極氏
・1488年‐1489年:結城氏
・1489年‐1490年:六角氏
・1490年‐1492年:細川氏
・1492年‐1493年:六角氏
・1493年‐1494年:山内氏
・1495年‐1508年:六角氏
・1508年‐1511年:京極氏
・1511年‐:六角氏

近江国は、佐々木一族の六角氏の影響下にあったようだね。同系列の大原氏一族や、松田氏一族は、どこかのタイミングで、隠岐・出雲で領地に移動して暮らしていたと考えて良さそうだ。


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