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私の思う「まかかの」の魅力


2021年2月22日から宙組トップコンビになった真風涼帆さんと潤花さん。
ちょうど丸2年のこの日に「まかかの」(コンビの愛称)について語ろうと思う。(あくまでも私の想いです)


このトップコンビのお披露目は『ホテルスヴィッツラハウス』だった。幸い劇場にて観劇することが叶った。相手役が変わったらどんな風に見えるのだろうとドキドキしながら観劇したのを覚えている。



とにかくお似合いだった。

私が『ホテルスヴィッツラハウス』の作品自体が好きなことを度外視してもお似合いだった。

潤花ちゃんはダンスとお芝居が上手な娘役さんと噂で聞いてはいたが、ニーナ・デュボワはまさにその長所を活かしていた最高の役だったと思う。

お披露目とは思えぬしっくり感とビジュアルの相性の良さ、芝居のテンポ感の良さにとにかくびっくりして、一気に虜になった。


2人のビジュアルの大人っぽさ、上品さ、色っぽさはまさに

古き良きハリウッド映画

のような世界観。
『ホテルスヴィッツラハウス』の“舞台”ではそんな印象を受けた。


しかし…

その後の大劇場お披露目公演『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-/Délicieux!-甘美なる巴里-』のNOW ON STAGEで、「まかかの」の新たな魅力に気づいた。

とても楽しそうに笑って大変リアクションの大きい潤花ちゃん。こんなに面白い娘役さんとは知らず大変面白かった😂

そしてそんな潤花ちゃんに真風さんは…

「リアクション女王」

という名前をつけて楽しそうに笑っていた。

「まかかの」はトークでは仲良しでゲラでかわいい姉妹のような関係性ということを知った…


「まかかの=沼」だった。


いつも一生懸命で明るい潤花ちゃんが、
宇宙よりも大きな心を持つ真風さんにドーンと飛び込む感じが見ていてとても幸せになる…
(胸キュンというよりも、自然と心が温まるような温泉みたいな感じ)

潤花ちゃんをいつも見守り、優しく導く(時にはツッコミながら😂)真風さんの姿が素敵だと感じた。


退団記者会見において、いつも明るい潤花ちゃんが珍しく涙目になって語っていた。

その内容は

「真風さんはいつも居場所を作ってくださった」


というものだった。


雪組から宙組に1人で組替えしてきてすぐにトップ娘役に就任した潤花ちゃん。異例づくめの就任でたくさん色んな声があったと思う。そんな中、いつも手を広げて潤花ちゃんの居場所作っていたのは真風さんだったということをこの言葉で改めて感じ取れた。


また2023.1.19『MAKAZEIZM』の千秋楽。
寿つかささん、真風涼帆さん(途中参加)、松風輝さん、桜木みなとさん、潤花さんのMCコーナー。

初日からずっと、潤花ちゃんと潤花ちゃんに振り回される上級生という大変面白いMCコーナーだったが、千秋楽は少し雰囲気が違っていた。

真風さんは潤花ちゃんに対して

「かのはまどかの後任ということでプレッシャーも凄かったと思うけど、いつも明るくひたむきに頑張ってくれてありがとう。」


など繰り返し潤花ちゃんに対して感謝の気持ちを述べていた。
多くの潤花ちゃんのファンがいる前で感謝の気持ちを伝える真風さんの優しさに、観ていた私は胸がいっぱいになった。
潤花ちゃんも胸がいっぱいな様子でボロボロ涙を流しながらも、健気にずっと笑顔だった。
(「笑ってるのか泣いてるのかわからないよぉ〜」と真風さんにつっこまれていた🤭)

真風さんの優しさに助けられたと語る潤花ちゃんと、
潤花ちゃんの素直で明るいところに助けられたと語る真風さん。

私の言葉では言い表すことのできないほど、
素敵なトップコンビをお披露目から退団公演まで応援できるのはとても幸せだった。


潤花ちゃんが宝塚受験を決意した2013年星組公演『ロミオとジュリエット』に当時、真風さんは出演していた。
2人は元は雪組・星組と配属組が違ったのに、縁あって宙組で一緒になった。

観客の1人として舞台を見ていた潤花ちゃんはまさかティボルト(あるいは死)役の人と『宙組』で『トップコンビ』を組むなんて思いもしなかっただろうなぁとしみじみ感じた。

10学年差、出身地は北海道と熊本という「離れた」要素が多いながらも、
なるべくしてなったトップコンビだと思う。
(藤井大介先生も『奇跡のようなコンビ』と語っていたけれど)

コンビを組んで丸2年。2人が作品ごとに作り上げてきた絆は深く、舞台でもオフでもとても雰囲気の良いトップコンビだと感じる。

退団まで残り3ヶ月ほどになった「まかかの」コンビ。
退団公演となる『カジノロワイヤル-我が名はボンド-』をどんな風に作り上げるのか楽しみでならない。

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