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アウトプットでインプット

観光地マネジメント 「箱根向上提案」

立教は観光学部を備え、日本の観光教育の草分けと言われるほど注力している。観光は農業との関係も深いこともあり秋学期にて履修。コロナにより大きな打撃を受ける業界だが、本授業では実際の観光地について課題を設定した上で視察を行い、改善策を提案するところまでを行う。
今年度の観光地は昨年度と同じく「箱根」。
視察前の授業はリモートのため、箱根湯本駅にて沢登先生(じゃらんリサーチセンター センター長)・履修生11名と「リアル初めまして」となった。履修生のバックグラウンドは様々。旅行会社はもちろん、空で働く方や、(私のように)異業種の方も多数。

初めましてから15分後ぐらい

現地では、箱根DMO佐藤専務理事の解説を聞きながら、各位が事前授業で設定した「解決すべき箱根の課題」を念頭に視察を行った。私は「渋滞解決」を設定し渋滞に巻き込まれたいオーラ全開で臨んだが、紅葉が終わっていたこと、箱根を知り尽くす佐藤さんのナイスルートにより一切渋滞にかからず視察を終えた。

芦ノ湖と海賊船

一か月後に行われたプレゼンでは、「修学旅行」に関する提案が多く見られた。一つ一つの学校行事が‟重み″を増す現在において大変意義のあるテーマ。興味深かったのは、修学旅行が「楽しかった派」「そうでない派」両極が取り組み、どちらの「派」も修学旅行には課題意識を持っていること。すべての提案に、アクティブで思い出に残る体験の提供と箱根振興を同時達成する仕掛けがなされている。他にも各位のバックグラウンドを活かし、DX導入や食を絡めた総合的な魅力度向上など、いずれも素晴らしい提案が行われ、箱根の未来を四六時中考える佐藤専務理事にも刺さるものがあったようである。

田むら銀かつ亭 豆腐かつ煮御膳

翻って自身は、渋滞解決というおじさんらしい課題設定において、鉄道会社と電車利用促進のSDGsキャンペーン、ワーケーション・副業人材による観光タクシー強化と、域内運送会社が持つ最適配送ルートAIとのコラボなど、社会の変化に合わせた「旬」なキーワードを取り入れ、少しでもおじさん色の払拭を図った。

箱根視察前の通常授業はリモートで行われたが、明らかに視察後授業は履修生の距離が近づいたと感じた。リアル授業によるそれとはまた違う距離の詰まり方である。観光って素晴らしい。
業界素人の私には本授業を通して学ぶことは多かったが、今は厳しい観光業界が力強くよみがえることも確信した。

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甘酒茶屋


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