アウトプットでインプット
2020/11/21 ブランドマーケティング 「ビックカメラ」
予定通り、ビックカメラ様(以下ビック)より執行役員の方がゲストスピーカーとしてこられ、お話を聞くことができた。
主にこれまで行った、「認知度」「ブランド向上」にむけた施策をお聞きしたが、素晴らしいと感じた取組の内、公表できる部分を以下に記載する。
・JALマイルとの連携
飛行機搭乗のみで、マイル有効期間内に活用できるまで貯めれるのは、ご
く一部であることに着目(納得!)し、ビックによる買物ポイントをマイ
ルに流用できるようにした。これによる新規クレジットカード発行枚数は
相当であった
・カルビー他、試供品の配布
メーカが配布したい試供品を、ビックレジにて配布。メーカも助かる、購
買顧客も嬉しい。ビックロといいビックはコラボが妙
・外壁塗装のタイミング
ビックの聖地!池袋本店の並びに競合が参入した時、本店の外壁を黒から
真っ白く塗装したそうだ。競合の目新しさを削いだことだろう。競合は開
店挨拶の時に、「どちらが新しい店舗か分からない」と粋なコメントをし
たらしい👏
・再商品化と再資源化
グループ会社、ソフマップを通して仕入れられる中古品を、同じくグルー
プ会社にてリサイクル。この機構を持たない競合からも商品が持ち込まれ
るそうである
やめたプロモーションとして、「100人に1人無料」。コストとしては1%のポイントUPと同意でありながら、インパクトが大きく脅威の売上増。では、なぜやめた?公平性に欠けるとのこと。理由がビックらしい。確かに「99人のガッカリパワー>1人のウレシイパワー」である。
また、ブランドマネージャーも意図せず販売が急伸するイベントも。一つは、アメトークの「家電芸人」。業界全体の話ではあるが放送後の反響はすさまじいらしい。
最後は履修生が仮想ブランドマネージャーとなり、どんな施策を行うかをディスカッション。私は、利益獲得や企業の永続といったミッションを達成するには、ビックの価値を「安い」だけからシフトさせる必要があると考える。なかでも、サスティナブルな取組が株価に寄与する時代、競合も持ちえない再資源化するグループ会社をもっと認知してもらうべきと提案した。
お話には気づきが多く、当初予定していたビックロの話と全く違う質問を行った。授業終わりに、名刺交換してゆっくりとお聞きして・・が、できないリモート授業の功罪の「罪」
余談だが、時に新聞も間違えるビッ「グ」カメラ。「ビックあるある」を逆手に取ったプロモーションも提案した。
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