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流行りの作風は取り入れる?

ごきげんよう!
お絵描きが大好きなVTuberのかとりーなです!

さて、タイトルのとおりなのですが…。
これ、結構難しいよな〜と思うんですよね。
という話です!(いつだって導入が雑)

私が恐れていること

私が日頃から地味に恐れていて、且つ偶然にも先日Xで似たような話題が上がっていたこと…。

それは、「絵が古いと思われること」です。

実はこれ、私自身がなんとそうなのですが…絵が古いと、それだけで見るのをやめてしまう層が一定数いるんですよね、世の中。

見るのをやめてしまう層のひとりとして、個人的な感想を述べます。
たとえばその作風が全盛期だった頃の作品なら違和感はないのです。
だって全てがマッチしてるんですよ。
キャラクターデザインも、物語の作りも、漫画ならコマの表現の仕方などなども…。
ただ、例えば二次創作などで最近の作品を昔懐かしい絵で描かれると、どうしても「…ん?」となってしまうんですよね…。
もちろんそれがその絵師さんの味であり魅力なのは理解しているのですが、やはりnot for meになってしまう。

この「not for me」という考え方、本当に大切なので皆様にもおすすめしておきます。
嫌い」じゃなくて「私向けじゃない」です。
「自分の嫌い」は「誰かの好き」ですからね。

ということはこれ、逆も然りなんですよ。描き手として。
自分が描く絵の作風が古いと思われると、見てもらえなくなってしまうかも」という恐怖。
だって実際私自身がそうなのだから。
完全に見てもらえないわけじゃなかったとしても、最新の絵と比べればどうしても後回しにされてしまうのではないか。
そういうことです。


じゃあ今の描き方を取り入れる

かと言われればなんと!「そうとも言えない」になるのです!矛盾がすごい。

では何故私が積極的に「今の描き方」というものを取り入れないのか。
それは単に「自分の絵に合うかどうか、正直微妙だから」でしかありません。

例えば今はわりと落ち着いたように感じますが、一時期めちゃくちゃ流行っていた「瞳をぼかして描く」描き方。
儚さとちょっとのリアルさがあって素敵ですよね。
でも私の絵で置き換えてみると、なんかこう…「見慣れない」以外の違和感をやや感じてしまうのです。
おそらくこれは私の描く絵が儚げでもリアルでも無く、繊細なタッチでも無いからなのだと思います。
瞳の描き方の流行りでどちらかと言うとマッチしそうなのは、ぼかして描くのではなく、縁を太めに描く方でしょうか。
いつかやってみたいですね。

あとは以前リスナーさんからお絵描き配信中にご提案いただいたことでもあるのですが、「色収差」。
簡単に言うと「主線とちょっとズレたところに緑の線やピンクの線が出てる絵」ですね。
絵の奥行きが生まれるというか、ちょっと雰囲気が出ます。
あれも私は取り入れておりません。
何故かと言うと、「私の目が痛くなるから」です。
いやほんとに痛い…他の方が描かれた色収差の絵とか見た時に、大幅に色収差を使ってる方の絵を見ると、ピントが合ってない時のような目の疲れをどうしても感じてしまうんですよ…。
そんなの…そんなの自分の絵に取り入れられるわけがないじゃないですか…。
ただでさえパソコン作業で目が疲れやすいというのに…!


もちろんそんな私でも、「最近の絵のここが良いな〜」と思ったことは導入したりしております。
目のハイライトの入れ方髪の描き方塗り方全般など、前述したものと比べればたいしたことがないのかもしれませんが、昔の私の絵と比べるとだいぶ変わったように感じます。

片っ端から取り入れれば良いものじゃないと思ってるし、かと言って断固拒否して取り入れないものでもないとも思っているのです。


流行りと上手く付き合っていくために

個人的に言われて最も嬉しいお褒めの言葉は「かとりーなさんの絵が好き」です。
「かとりーなさんって絵が上手いですね!」ももちろんとっても嬉しいのですが、「絵が好き」と言っていただけると何故だか本当に嬉しいんですよね。
これは昔、当時の友人から言われたのがおそらく初出だと思うのですが、あの時は本当に衝撃を受けました。
「え…?絵が上手いではなく…?君が…私の絵を…好き…?」という衝撃。
料理とかもそうではないでしょうか。
「料理上手なんだね!」よりも「あなたの作る料理が好き!」の方が嬉しいはずです。言われたことないけど。
言われたら多分店を出します。(ちょろりーな)

なんだかこう…最近の作風を積極的に取り入れていない人間の言い訳に聞こえてしまうかもしれないのですが、「絵が好き」と言っていただくことができている私の絵を、大幅に変えたくない気持ちが優ってしまうんですよね。
もちろん「そう言われたから作風を変えてないんだが!?」なんていう恩着せがましいことは言わないので安心してください。
私は自分が描く絵の瞳がまあまあ好きだし、見てくれた方々から「かとりーなさんの描く目が好きです!」というお声を頂戴することも多いです。
世の中にはもっと素敵で、もっとキラキラで綺麗な瞳を描かれる方が多くても、です。
Win-Winの状態から、突然瞳の描き方をぼかし始めるわけにはいきません。
私も好きだし、好きと仰る方々もいらっしゃるからです。
ここまで書いておいてある日突然、私の描く絵の瞳がぼんやり儚げになってたら笑ってください。

ここで言い訳をひとつ、謎の引用として挟みますが、「瞳全体をぼかして描く」という描き方が私の絵には合わないなと思っているだけです。
瞳の縁に沿った白目の部分をぼかして描く」という流行りの描き方はめちゃくちゃ興味があるので、今度やってみます。覚悟の準備をしておいてください。

「かとりーな言い訳辞典」より


理想とは

自分の絵というものを確立しつつ、流行りの作風も少しずつ取り入れていきたいです。
やはりどうしても「この人の絵、ちょっと古いなあ」と思われたくないので。私自身がそうであるように。
気にせず楽しめる人間になりたかったですね…。

絵だけでなく何事もそうですが、上手いこと流行りを取り入れるというのが最も良くて最も難しいことだと思います。
今後もじわじわと取り入れられそうなものは取り入れつつ、自分の絵というものはできるだけ大きくブレさせないようにしていきたいと思いますので、お付き合いよろしくお願いいたします。

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