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【6/14 最終追記】FF14 黄金ベンチマーク再リリースまでの対応について色々ツッコミたい


はじめに

先日FF14を引退し、FF14の熱が冷めるまでの話をまとめた記事を書いた(元)FFファンです。はじめましての人ははじめまして、前の記事を見てくださった方は目を通していただいてありがとうございます。

私は上記の記事を書いた後にプレイヤーとしては引退しましたが、上記記事を書いた1月以降も黄金のレガシーのリリースによって上記記事内で書いた不満点が解消されていくことに期待してゲーム情報・運営の動向は追っていました。(キャラクター/アカウント削除はしましたが、FF14が良ゲーに戻って自分も復帰して遊ぶことを諦めきれてなかったんですね…)
動向を追っていく中で、上記記事作成後の2月~5月のゲーム内コンテンツ・イベントは以前と変わらず省エネ運営で特筆すべき事はありませんでした(良い意味でも悪い意味でも)。まあ大型拡張前で何もない時期があるのはいつもの事なのでいいんです(…いや良くはないけど置いときます)。
ですが、黄金のレガシーリリースに向けたベンチマークが一度プチ炎上した後の対応が非常に良くなかったと感じました。
運営側が取った対応について、近い職業の仕事をしている者としては「それはおかしくない?」と思う部分が運営の対応に多々ありましたので、今回は私がそう感じた部分を色々と書いていきます。
※できる限り論理的に意見を述べたつもりですが、間違った観点の意見もあるかと思います。記事内容に関するご指摘は歓迎です。ただ、感情的なだけの批判意見はご遠慮ください。

黄金のレガシー ベンチマーク公開 (2024/04/14)

ここから事は始まります。黄金のレガシーのアーリーアクセス日が2024/6/29(土)( 正式リリース2024/7/2(火) )に決まり、黄金のレガシー仕様のベンチマークソフトが2024/4/14(日)に公開されました。
過去のベンチマーク公開日を見ると、基本的にアーリーアクセス前の2カ月前後で公開されているようで、今回は普段より多少早めに2カ月半前の公開となりました。
ですが、もうこの時点でベンチマーク公開が遅いと感じます。
前提として、企業がベンチマークソフトを公開する目的は一般的に「弊社でリリースするソフトウェア(もしくはリリース済みのソフトウェア)を購入する前にあなたのPC環境で動くのか事前にテストしてくださいね。ベンチで動作不能と判断されたPC環境については動作を保証しませんよ。」ということを示すものです。
FF14のベンチマークソフトの公開は、延期対応が入って期間が空いた暁月のフィナーレを除いて、基本的にアーリーアクセス前の2カ月前後で公開される傾向がありました。
従来の拡張パッケージでは拡張間で必要スペックが大幅に引き上げられることはあまりなかったので、「多分今のPCスペックで充分だろうけど念のためスコアを確認しておくか」という目的でベンチマークをDL・実行してみる人が多かったんじゃないかと思います。もしくは「まあ今まで余裕で動いてたんだし大丈夫だろう」とベンチマークを動かさないで本編に突入する人も少なからずいたと思います。この"念のため"確認での用途であれば、2カ月前でもある程度妥当な猶予期間だったと思います。(大丈夫だと思って足切りされた人も少しはいるでしょうが)
しかし、黄金のレガシーの拡張パッケージではグラフィックアップデートが予定されており、下記2点においてプレイヤーからの注目度が高い状態でした。

  1. 必要スペック上昇に伴うユーザ環境の稼働可能確認及びパフォーマンス確認

  2. グラフィックアップデート後キャラクタークリエイト要素の現行との変更点確認

まず、1点目については従来より必要スペックが大きく引き上げられました。これによってPCスペックで足切りされるプレイヤーは以前の拡張間よりも増えると予想されます。足切りされたプレイヤーはPCの買い替えやパーツ交換が必要となりますが、ベンチマーク公開からアーリーアクセスまでの猶予が2カ月間というのはかなり短いように思われ、この期間にPCを新調してついてこれるプレイヤーというのはどれほどいるのだろうかという印象でした。ベンチマーク公開をリリース日に近づけることはプレイヤー側の視点で見るとPC買い替えなどの準備期間の余裕がなく会社側の視点で見るとPC買い替えが追い付かないことによるプレイヤーの様子見・課金停止による機会損失の可能性があり、悪手と言えると思います。

次に2点目についてです。FF14ベンチマークソフトは上記で書いた一般的なベンチマークソフトとは別にキャラクタークリエイト体験版としての側面を持っています。今回、プチ炎上を起こした原因はこの部分でした。
問題を簡単にまとめると、グラフィックアップデートに伴って各プレイヤーが操作するプレイヤーキャラクターの見た目に変更がされ、自分が今まで大事に使ってきたキャラクターとイメージが変わってしまったという意見が多くフォーラムに書き込まれる事態になったという内容です。
問題となったキャラクター造形の出来自体は個人の好き好きであるため深く触れません。FF14には最長10年間このゲームをやりつづけた古来からのプレイヤーで自キャラクターに愛着を持っている方やX(旧Twitter)で自キャラのSSを貼って楽しんでいるキャラ愛勢の方など、自分のプレイヤーキャラクターに対する愛着を持っている方がたくさんいらっしゃいます。今回のプチ炎上は、造形自体の問題というよりは「自プレイヤーキャラクターが勝手に変化させられたこと」に対する反発といった印象でした。

さて、ここでキャラクタークリエイト炎上に関して運営側対応の分岐点が訪れます。
一般的に選択肢は下記になるかと思います。

  1. 初公開版をそのまま製品版として採用し、スケジュール通りの拡張リリースを強行する(強行案)

  2. ベンチマーク及び拡張パッケージリリースの延期対応(全体延期案)

  3. 一旦初公開版のキャラクタークリエイトを採用し、今後のパッチを経て徐々に改善していく(部分リリース案)

1つ目の強行案ですが、これはプレイヤーの反感を買うこと間違いなしですね。拡張を前にプレイヤーの不満が膨らんで大量の引退者が出た場合、その後の運営への被害が大きく避けたい選択肢です。
ですが、この選択肢が完全に悪かったとは思いません。何故なら全てのプレイヤーを満足させるキャラクタークリエイトは不可能だからです。どの対応をするにしてもどこかで妥協点を見つけて不満を持つプレイヤーを切り捨てなければならないので、ここでバッサリと切って風化するのを待つのも手ではあったかと思います。
2つ目の全体延期案ですが、普通に考えれば最初に行きつく対応だと思います。作品のクオリティを考えるのであればこうすべきです。ただ、暁月のフィナーレで既に延期をしたこともあり、今回も延期してしまうと延期が常態化していると見られてしまうこともあり避けたかったのも分かります。
3つ目の部分リリース案ですが、個人的にはこれが一番妥当で誠実な対応だったのかと思います。素直に「キャラクタークリエイトに関して、皆様のご期待に沿えず申し訳ございません。大変申し訳ないのですが、拡張リリースを最優先させていただくため、一時的にこのキャラクターデザインで黄金のレガシーをサービスインさせていただきます。皆様のご意見は拝見しつつ、今後のパッチにて徐々に改善させていきます。」と謝罪と今後のビジョンを示しておけば怒るプレイヤーは一部以外はいなかったんじゃないでしょうか
ちなみに、「キャラクターモデルだけ現在の仕様に戻して」という声が挙がっているのをちょくちょく見かけたのですが、これに関してはもう現時点で戻すことができない段階まで来ていることが推測されます。いつ頃の発言だったかはうろ覚えで申し訳ないのですが(ファンフェスあたりだった気がします)、「今回のキャラクターモデル修正は今後の開発のために種族ごとの差異を共通化する対応をする」という内容の発言があったと思います。黄金のレガシーで実装される装備品やカットシーンでの動作などはこれを基準に作られているものと推測されますので、仮にキャラクターモデルを現在の仕様に戻した場合は膨大な手戻り作業が発生すると思われます。(実施したら大幅延期の可能性大)

では、FF14運営がどう対応したのかというと、"力業の第4選択肢"
ベンチマーク緊急修正&拡張パッケージ予定通りリリース(開発現場気合対応案) です

ベンチマーク修正が数日で終わるレベルであればこの対応で正解だったのでしょう。しかし、その後の修正スケジュールや修正内容を見るとそれは不可能だった・かつベンチの修正範囲が本編へ影響が及ぶレベルの対応が必要だったと推測されます。
結論から言うと、このベンチの修正版が出てくるまでに1ヶ月半以上の日数がかかりました。この日数がかかるスケジュール外作業は開発チームの残業を少し増やせば済むというレベルではなく、必ず今後の開発に影響が出てきます。(今後のパッチ間隔の長期化・コンテンツ内容の希薄化・バグ発生など)
また、当初は本編に反映済みの内容がベンチにだけ適用されてなかったライティングの問題と説明されたものの実際にはモデルの造形の修正やテクスチャの修正なども入っているように見受けられ、この修正は本編にも影響を及ぼすものであったと推測されます。
これほど大規模な修正なので、この方針を取ろうと決めたタイミングで数日で済むような軽い修正で済むわけがないことをマネジメント層の開発メンバーは気づいていたはずです。にも関わらず普通に考えて実行されるべき3案のどれでもない案を取ったあたり、マネジメント層が開発要員を酷使してスケジュールの遅れを巻き取ることで自分達の立場を守ろうとしたのではないかと勘繰ってしまいます。(四半期決算の都合で6月末までにリリースしないと4~6月期に計上できないことを気にしていたのかもしれません)
また、ライティングやモデル等の修正はベンチマークでのスコアに少なからず影響が出てくる内容だと思われるため、この初公開ベンチマークはベンチマークとしての役割も果たしているとも言いづらいです。

ベンチマーク修正に関する公式文書 その1(2024/4/19)

ベンチマーク公開からキャラクリ大丈夫…?といった不安の声が上がり始めて5日が経った頃、初報としてこの文書が公開されました。
まずこの文章を見たときに私は思いました。最初に書くべきはごめんなさいでしょう。皆さんこんにちはじゃないんだよ
こうした公式ホームページのような公の場に出す文章は"正しい情報"を"ユーザに分かるように" "簡潔に報告する"こと・ユーザに不便をおかけした場合には誠心誠意謝罪の意を示すことが大切なことだと思います。(ゲーム会社は違うんだよ、とか言われたら私は何も言えませんが)
この文書の内容を簡単にまとめると、

  1. ベンチの内容に不安を持ってる人がいるみたいなんで状況説明します。大半は好評なんだけどね。

  2. キャラメイキングの環境は昔の仕様が云々で今はこうなってます。でも本編では反映済みだから大丈夫だよ。

  3. SNS等で話題になってるテクスチャのバグなんかはベンチだけ導入漏れです。修正待っててね。

  4. 今後の予定に関してはまだ決まってません。決まったら報告するよ。

です。
実際の文章を読んでみると、不要な情報が多く非常に読みづらいです。
本当に必要な情報は「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。現状報告が上がっているベンチマークのエラーや不備は全て本編には反映済みであり、ベンチマークのみに発生する不具合となります。ベンチマーク修正版の公開日は未定ですが、公開日が決定次第追ってご報告いたします」だけです。
仮にプレイヤーに対して使われる技術説明をすることが誠意であると考えているとしても、①謝罪 ②現状報告 ③今後の予定 を記載した後に別紙pdfなりを付けて本当に興味のある人だけに向けるべきと思います。
あとは、単純に第三者の文章校正をせずに文書アップロードしてるんでしょうかね? 文書内に"!"や"どんどん"という表現を使ったり、挙句「そもそも解消されていきます」なんて文法的におかしくてちょっと悔しそうな書きっぷりの文章残したらネットで揚げ足取られるに決まってますよ。

ベンチマーク修正に関する公式文書 その2(2024/5/2)

前回のベンチマークに関する文書で予定が決まり次第報告します、と記載してあったので予定日くらいは近いうちに出るのかな、と待てども待てども文書が上がってこない…そうして次の文書が上がってきた頃にはベンチマークリリースから2週間が経ち5月に突入していました。
肝心の内容についてまとめると、

  1. キャラメイキングの対応は4/27(土)に作業が終わって最終チェック前です。この対応は本編にも適用されるよ。

  2. その他バグは5/15(水)に修正完了して5/16(木)に最終チェックを始める予定です。

  3. ベンチマークの差し替えは「5月23日週」を予定しています。

  4. 開発チーム一丸となって開発に取り組んでいます。(スクリーンショット出したいけど忙しくて出せない…)

です。
とりあえず最後いります???勝手に忙しいアピールしてまた揚げ足取られるような記載残してるのは懲りないなぁ…と思いました。
その他箇所も前回文書同様にとにかく不要な情報が多く、文章校正がされていないような文書です。
ちなみに「5月23日週」という記載なんですが、まあ普通に考えると○月○日週と言われたら(日)~(月)か(月)~(日)を想像しますよね。ですが2024/5/23は木曜日で、どうもこの後の発言や対応を見ると5/23(木)~5/30(木)を差していたみたいです。
…いやそんな週指定の仕方初めて見ましたよ。仮に5/30(木)を期限として見積もっているのであれば、5月末とでも記載すべきですよね。でも「5月末」と書くとそんなかかるの!?という反応をされそうだから「5月23日週」と記載したんじゃないかと思います。
ちなみにこの文書の中で他の日付の記載は曜日の記載があります。でもここだけ曜日の表記を消しています。これは確信犯ですね。

PLLでのYさん発言(2024/5/16)

2024/5/16には恒例のPLLが実施されました。メインの話題は黄金のレガシーでのジョブアクションに関する説明だったのですが、ベンチマークに関する説明も実施されました。(さすがにこの説明が長くてジョブ情報見たい人はイライラしてたのを思い出します)
このベンチマークに関する説明では現行・現ベンチマーク・新ベンチマークの画像を並べて違いを説明していたのですが、この比較用の画像、全然スクリーンショットを撮った条件が違ったんですよね。
中でもミコッテの調整結果を示した画像では、現ベンチマークの光源をキャラの後方に・新ベンチマークの光源は前方に持ってくることでキャラクターのライティングが新ベンチマークで圧倒的に良くなったように恣意的に見せていたと思います。
また、この放送の中でYさんは「ベンチマークは発表した5/30頃、もしかしたら6月に入ってしまうかもしれないんですけど」というような発言をシレっとしていました。(正確な発言内容ではないかもしれません。PLL放送の該当箇所を探そうとしましたがすぐには見つからず…)
私、ここで初めて気づきました。「5月23日週」って5/23(木)~5/30(木)のことだったのかぁ…しかもシレっと期限また延ばそうとしてる…
そしてこの発言は公式ページの文書に反映されることはなく、PLLまで追っていないプレイヤーはいつの間にか期限が6月まで延びつつあることを知りようがない状態でした

期限直前の公式(?)文書 (2024/5/30)

YさんがPLLでベンチマークの公開予定日が5月末であることをボソッと言った後、初めて公式でベンチマークの公開日について触れた記事がこれです。
最初の2つは公式Webページのトピックス欄に載せていた公式文書ですが、今回はなぜかフォーラム内の1スレッドにちょろっと書かれただけになります。(おかげで探すのちょっと苦労しました)
この文書内に書かれた内容は「5月30日(木)もしくは31日(金)再リリースを目標に作業をしていますが、後ろ倒しになってしまう可能性があります。正式にリリース日が決定したら改めてお知らせします。」です。
はい、ではこの文書が公開された日を見てみます。これが公開されたのは5/30(木)です。
いや…なんで当日に5月30日(木)を目標に作業していますがとか書いてるの…
しかもフォーラムのスレッドなんて目に入りづらいところで何シレっと間に合ってないです!って発表してるの…

PLL見てなくてたまたまこの記事読んだ人がいたらなんか色々おかしくなってない?って思いますよね。

ベンチマーク修正に関する公式文書 その3  (2024/5/31)

上記のフォーラムでの発表後に公式Webページにも公式文書が公開されました。
今回の文書はユーザには不必要な大量の情報・関係者でないと知り得ない単語による説明・過去一の開発頑張ってるよアピールがふんだんに盛り込まれており、もはや読む気にもならない内容でした。ベンチマーク公開の部分だけをかいつまむと、今回はベンチマークの公開日を「2024年6月3日(月)」とさせてくださいと記載されていました。
別に「土日休んで6/3(月)します」ってことならそれでいいんじゃないのとは個人的に思うんですが、今回の遅延の理由として挙げてきたものがツッコミどころ満載でして…
「6月1日(土)と2日(日)の両日は、開発チームが作業をしているビルの法定点検日と重なっており、全館完全停電になるため、リリース後になにか問題が発生した際のフォローが行えない状況です。できる限りリリースと同時にフルサポートをさせていただくため、週明けとなり恐縮ですが、リリース日を6月3日(月)とすることで対応したく存じます。」
まず1つ、ユーザはビルのメンテナンスなんて知ったこっちゃない。いつリリースされてそれが触れるようになるのか、それ以外の情報はいらない。それにビルメンテナンスのせいで自分達に責任はありませんと言っているようにも取れるが、全社的に一切作業ができないようなメンテナンスのお知らせなら数か月前には通知されているはずで、最初のベンチマークの予定を立てた段階で考慮していないのは完全にFF14開発チームの責任である
2つ目、土日サポートできないので本当は5/31(金)には公開できるけど泣く泣く6/3(月)にしますよみたいな感じを出してるけどフルサポートとはどの程度のサービスレベルを指すのか・普段とどう違うのか。5/31(金)には公開するけどサポートは6/3(月)になりますよ、じゃダメだったのか。

文書関連はここまでなのでYさんが書く文書について私が持っている印象を書きます。Yさんが作成した文書は全体的に

  • ユーザには不必要な開発工程の情報などを入れることで、ユーザに対して全てを説明した"気になっている"。

  • 結果に至る過程の話を多く入れることで、結果だけでなくYさん及び開発チームは頑張っているという評価を受けたがっている。

  • 本来ユーザが知り得ない専門用語などを文書内に盛り込むことで、一部ユーザに「自分はゲーム開発を理解している」「こんなことまで教えてくれる運営チームはユーザと距離が近い」と思わせている。

という特徴があると思います。(個人の感想です)
「○○のコンテンツ実装は開発工数が厳しいんじゃない?」なんて言っているプレイヤーをFF14だと割と見かけると思うのですが、こういう文書が定期的に公開されることによって、自分が開発チームと近い関係にあると錯覚させられているのかなと思ってます。

新ベンチマーク公開(2024/6/3 16時頃)

ついにベンチマークが6/3(月)に公開されました。16時頃公開です。
フルサポートを理由に月曜日公開ということだったので朝一番に公開して後はサポートするものだと思ってたんですが、実際出てきたのは普通の企業の定時内ではあるけど…って感じの時間帯でした。フルサポートってなんだったんでしょうね…?
とはいえ修正版ベンチマークが公開されたことで、ようやく正しい数値での黄金のレガシーベンチマークと新しいキャラクタークリエイトができるようになりました。…がアーリーアクセスまでもう1カ月もないです。
最初の方でPC買い替え期間が2カ月ちょっとしかないのは厳しそうと書いたのですが、結果としては更に短くなって1カ月前になってしまいました。加えてこの6/3(月)はAmazonの予約特典(アーリーアクセス権)がつく最後の日だったそうなので、ベンチ修正を待ってから色々準備をしようと思っていたプレイヤーにとっては非常に慌ただしい準備が必要になりそうです。
新ベンチマークについては私はダウンロードしていないのですが、少し評判を見た感じだとフォーラムにまだ追加の要望などが書かれたりしていて完全解決とはいかなそうです。上にも書きましたがユーザによって好き好きな部分ではあり完全解決は無理なのでどこか落としどころを見つけてなんとかするしかないですよね。

おわりに

ベンチマーク修正対応に関して私が気になったところを色々とツッコんでみましたが、全体を通して言えることはFF14チーム(というよりはYさん個人なのかも)にはもっと誠実な対応をお願いしたい、ということです。
ここに書いただけでも「日程の言い方で期限が極力延びるような解釈をユーザーにさせる」「一度発言したことを何事もなかったかのように新しい発言で上書きする(修正の連絡や謝罪などはなし)」「比較画像に恣意的な差異をつけ、ユーザの印象を自分達の都合の良い方へ向けていく」などとても誠実とは思えない対応がされていました。
5月初め頃にスクウェアエニックスの企業再編が行われ、社訓の中に「誠実であろう」というものが含まれていましたが、この発表直後でもこの有様なので変わろうとする気なんてないのだろうな、と思ってしまいました。
しかもYさんはスクウェアエニックスの役員でこの「誠実であろう」の設定にも関わっている可能性が高いのにこれです。この方は自分の発言が企業の信頼にも関わる可能性があるということを理解しているのでしょうか。とても現在の役員としてのポジションが適切だとは思えませんし、仮に私がこの方と一緒に仕事できる機会があったとしてもしたくないと思えます。
前回の記事を書いた頃の私は、直近のFF14の運営チームに対して「もっとゲームを盛り上げることに情熱を持ってほしい」というある種怒りや悲しみのような感情を持っている状態でした。なぜかというと、単純にFF14というゲームが好きで盛り返してほしかったからです。
ですが、欠片も誠実さを感じられない場当たり的な対応や言動しか出てこない今の状況には既に怒りの感情などは湧いてこなく、もはや完全に呆れてしまっています。


この記事に目を通していただいた方、もしいるのであればありがとうございます。
前回記事を書いてからもこのゲームの情報を追えば追うほどガッカリさせられる状態で、なんともやり場のない思いをこの記事に書きました。きっとこの記事を見て何言ってんだこいつと思う方も多いでしょうが、少しの人にでもFF14に対するもやもや感を共有できると嬉しいです。

前回、次は何かポジティブなレビューなどを書こうかなぁと言った矢先に書いたのはまたこういった記事になってしまいました。
ネガティブな文章書いてる時の方が進んでしまうのなんでだろう…
次はもっとポジティブなものを残します…!!

【追記】閲覧のお礼と新ベンチマーク公開後の様子について(2024/6/9)

たくさんのスキをいただきありがとうございます!
この記事は結構ネガティブな内容が記載されている記事なのであまり同意を得られる内容だと自分では思っていませんでしたが、
想定より多く反応をいただけて「結構みんな思っていることだったんだな…」と少し安心しています。
現在は自分の意見が多くの人に同意していただけた嬉しさ半分、深夜テンションで書いたこの文章が多くの人の目に留まって広まったことへの怖さ半分の気持ちです。

さて、私がこの記事を書き終わった頃、ベンチマークも修正されたことだしプレイヤーの不満を溜めつつも今後は普通に拡張パッケージリリースに向かっていくんだろうと思っていました。
ですが、この記事を書いた後の様子を見ていたらちょっと気になる情報が公開されていたり執筆時には知らなかった情報があることを知りました。
あまりこういう記事を増やすのもどうかと思うのでこの記事内に少し追記させていただきます。

ベンチマーク再公開後の状況について

今グラアプデの要望スレッドの書き込みを見たところ、ベンチマーク修正後からグラアプデ要望スレッドのページが50ページほど増えていていました。…もうダメだこりゃと思い始めました。
そもそもベンチマーク再公開の日程を6/3(月)とした理由について、月曜日からでないとフルサポートができないからという理由の説明がされていました。
そのうえで6/3(月)~6/7(金) の様子を見ていた結果運営チームに言いたいんですけど、…何かしたかい?君たちは?
文書による声明もなし・フォーラムに書き込まれた指摘点への対応もなし・挙句まともな指摘でも削除された投稿もあると聞きました。
(フォーラムの話は自分では全部追えておらず、聞いた・見ただけの情報が含まれます。誤りがあれば訂正いたします。)
とても細かい比較資料作って自分のキャラクター名まで表示されるフォーラムに書き込んでくれる熱心なファンの意見も聞かずにバッサリと切り捨ててしまっていいんですか?
コミュニケーション要素が目玉の1つであるオンラインゲームということもあり、こういった熱意のある方が愛想を尽かしてゲームをやめてしまった場合、ゲームの勢いの低下が広まっていって更なるプレイヤー離れを引き起こしますよ?

このまま文書を出す気がないのであれば、6/14(金)に放送予定のPLLが誠意を見せる本当に本当の最後の場です。
ここで誠実に謝罪をして購入者に対する的確な情報の説明および今後のビジョンを見せていけるのか、だんまりで突き通して拡張パッケージ発売を強行するのか、このゲームの大きな分かれ目になると思われます。

第三開発で新規ゲーム2本を開発中

※今はクリエイティブスタジオ3という名前らしいですが面倒なので第三開発と書きます。

この情報でベンチマーク及び直近のゲーム内容のガタガタ具合に納得がいきました。
Yさんは「FF14をあと10年間勢いを落とさず続ける」と暁月のフィナーレが終わったあたりで言っていたと思うのですが、実際には他ゲームの開発をしつつ片手間でFF14を開発していたことになります。

第三開発部の人員・予算が大幅に増えていて、FF14の運営はこれまでと同等もしくは以前よりは少なめ程度のリソース(お金・人員共に)が与えられたということであればそれでも問題ないんです。
10年間続けたゲームを縮小させていき、次のゲームの開発に移っていくことは自然な流れですからね。

ですが、現在の第三開発部はリソースが増えていないにも関わらず他ゲームの開発にも手を出していると推測しています。
理由はこの記事

このインタビューで、Yさんは下記の発言をしたそうです。

インタビューでは近年の組織再編などを踏まえた「吉田氏のチームに影響はあるか」との質問があり、吉田氏は「スクウェア・エニックスの柱の1つであるクリエイティブスタジオ3 (旧第三開発事業本部)に会社は大きな期待を寄せており、予算や投資を減らされる可能性はないため、プレイヤーの皆さんは心配しないでください」と回答しています。

「予算や投資を減らされる可能性はないため、プレイヤーの皆さんは心配しないでください」
これはスクエニの業績不振で221億円の特別損失が発生して開発が中止になったタイトルが複数あると報じられたことに対する回答です。
「減らされる可能性はない」です新規のゲームを2本も追加開発しているので、それに期待されているのであれば予算・投資は増額されてしかるべきです。
それにも関わらずこのような発言が出るということは現状維持程度なのかなと思います。
仮に開発リソースが増えていた場合、「第三の功績が認めてもらえたようで、会社から割り当てられる予算と人員が大幅に増加しました!」って絶対自慢します。これはあの人の性格を考えると絶対だと私は断言します。
というか会社の役員がこういう発言をメディアにするのってどうなんでしょうね。「うちの部署は会社に損害出てても安泰だよ。他の部署は知らんけど。」と言っていると私は解釈しました。(ちょっと強引?)

では会社からの予算・人材投入が以前と同様だとして新規タイトル2本を並行して開発した場合にどうなるかというと、FF14の開発メンバーから新規タイトルの開発メンバーに取られるわけで、
FF14の開発は既存のコンテンツを最低限作るのにいっぱいいっぱいでとても新規コンテンツやゲーム内イベントなんて実装する体力がない…
宣伝メンバーは空きがあるみたいだから花火大会やリアル商品を展開してもらって盛り上がってるように見せてもらおう…
みたいなことになっていると私は推測しています。(私の引退記事の話につながりましたね。)

グラフィックアップデートもおそらく種族間のキャラクターパーツ共通化による今後のコストダウン(ついでにちょっと綺麗にしてやるか)を狙ったものなのではないかと。

上にも書きましたが、10年間続けたゲームを縮小させていき次のゲームの開発に移っていくことは自然な流れです。
しかしYさんは「FF14をあと10年間勢いを落とさず続ける」と発言しています。
これを聞いたプレイヤーはあと10年少なくとも現行と同等のゲーム体験を享受できるんだと解釈するのは当然の事で、Yさんは今自分で自分の首を絞めています。

個人的には
「FF14は暁月のフィナーレで完結となります。10年間ありがとうございました。FF14のメインストーリーはここで一旦の終わりを迎えますが、今後は1拡張ごとに完結する番外編ストーリーを開発していく予定です。
現在までのコンテンツの精査をして不評なものは切り捨てていき、人気のあるバトルコンテンツなどを中心に展開させていきます。
また、第三では現在新規のゲームを開発中です。そちらも楽しみにお待ちください。」

という感じで削るべきところは縮小はするけどみんなが楽しみな部分は残しますという感じで発言をしてくれていたら最後までついていけたのかなと思っています。(これは完全に個人の感想です。)

[余談] 2本のゲームに対する私の気持ち
完全新規タイトルの開発なら好きにすればいいけどFFの名前が付くものは勘弁してください… これ以上好きだった作品を墓から掘り起こして好き勝手いじり倒して墓にまた放り込むのはやめてください…

e-storeで予約注文した拡張パッケージがキャンセルできないらしい

この情報を見かけて驚いたのですが、どうもe-storeでFF14黄金のレガシーを予約してしまった場合はキャンセルができないようなのです。
商品ページを見てみると、確かにこんな記載が

※ダウンロード版の本製品はご予約のキャンセルができません。お使いの機器が、将来提示される最終的な必要動作環境を満たさない可能性がある方はご注文をお控えください。

「お使いの機器が、将来提示される最終的な必要動作環境を満たさない可能性がある方はご注文をお控えください」
あの…必要動作環境を確認するためのツールが予約開始した後に変更されたのですが…?
「将来提示される最終的な必要動作環境を満たさない可能性がある方」という書き方についても大丈夫か?という感じがします。
「必要動作環境を記載した製品ページを見て自分の環境がそれを満たしているか確認してください。」なら分かりますよ。
でも「将来提示される最終的な必要動作環境を満たさない可能性」ってこんなの誰にも分からないじゃないですか!
「将来提示される最終的な必要動作環境」というのがまずどの地点を指しているのかが分かりません。頑張って解釈しても拡張パッケージ発売時点を指しているのか黄金のレガシー最終版(7.5xパッチ)を指しているのか(…さすがにないよね?)分かりません。
こんなのが許されるなら製品販売直前に「やっぱり必要動作環境が引き上げられちゃったんだ!動かない人がいてもごめんね!」なんてことも許されてしまいます。
「将来提示される情報まで考慮してください」なんてユーザーがアレキサンダーを召喚して未来予知できるとでも思ってるんでしょうか?

上記の状況を見ると例えば、「初公開版のベンチマークでの計測結果に満足して購入を決めたにも関わらず、後から更新されたベンチマークでの数値が下がってしまって購入するか再検討したい・キャンセルしたい」という人も泣き寝入りしろと言っているわけです。

でも製品ページがこんな記載でも利用規約側の記載がちゃんとしていれば大丈夫かもしれないな、と利用規約側も見てみました。

関係のある部分だけ抜粋します。

第4条 商品の購入

 3.お客様と弊社との売買契約は、弊社より、お客様が登録しているメールアドレスに対し、当該商品に関する注文完了メールを送信した時点で成立するものとします。なお、出荷待ちまたは未入金状態の場合、お客様により該当する商品のキャンセル・注文変更を行うことができます。
 4.前項にかかわらず、「キャンセル不可商品」と明記されている商品(一定の日時以降キャンセル不可となる場合には、当該日付以降の商品を含み、以下「キャンセル不可商品」といいます)については、お客様はお客様の都合による注文のキャンセル・変更はできません。

キャンセルに関わる記載はこれだけでした。
「お客様はお客様の都合による注文のキャンセル・変更はできません。」
この記載がなんとも曖昧ですね…

さて、今回e-storeでの予約をしてしまったけどベンチマーク騒動で購入を思い直した方、あなたは決して「自分勝手な都合でキャンセルがしたい」というわけではないと言えます。
「自分が購入したものが画像と違った」から返品対応を依頼するなんてことは世の中ではザラに起こっているわけですし、ましてや今回は販売者側の都合で前提条件が変動しています。
それに、一度実体のある商品を購入した後に返品するのには消費者・販売者双方が面倒な手続きをすることになるのだと思うのですが、今回はソフトウェアで実体がないうえに予約注文です。
事実、AmazonとPSストアに関しては予約キャンセルを受け付けてくれるそうです。ですので正統な権利・手続きであると言えるのではないでしょうか。

予約商品キャンセルの記事に関してですが、元のブログ記事作成者の方に動きがあり、公開した記事内容が意に沿わない使われ方をされていると言及されていましたので該当記事は取り下げさせていただきます。大変申し訳ございませんでした。

【追記】黄金のレガシー発売前PLLの様子について (2024/6/14)

黄金ベンチマークの公開以降の運営の対応をここまでまとめたこともあり、ベンチマークに関する運営の動向は最後までまとめておこうと思っていたのですが、おそらくここがベンチマークに対するFF14運営の動きは最後となると思いますので最後の最後に追記させてください。
2024/6/14(金) 20:00~ 黄金のレガシー発売前PLLが放送されました。
ベンチマーク再公開後からこのPLLまでに公式で文書などが発表されることはなく、私が「誠意を見せる本当に本当の最後の場です」と記載したタイミングがついに来てしまったのです。
今回のPLLでYさんは、
ベンチマーク・キャラクリエイトに関しては一切触れませんでした。
本当に何事もなかったかのように、発売前特集として新フィールドの紹介などをしていました。前はあれほど自慢していたキャラクターのグラフィックアップデートはそもそも存在しなかったかのように触れず、キャラクターを写す必要のある場面ではYさんのララフェルのみを使用していました。
そしていつものタイムスケジュール無しのぐだぐだ進行で「自分は夏休みがなくて忙しいんだ」という頑張ってるアピールや、「ネットワークパケットが云々」とユーザ側には一切関係がない情報をべらべらと喋り、「ここの背景綺麗になったんですよぉ」とキャラクリの話題は避けて自慢できるところは自慢していく内容でした。

今回の件で前々から感じていたことが確信に変わりました。
Yさんに責任感や誠実さなんてありません。
プロデューサー・ディレクター(以下P/Dと表記)というプロジェクト最上位の人間であるにも関わらず、自分が責任者として謝罪や説明をして責任を負うべき場面では極限まで延ばして避ける(最悪触れずに逃げる)もしくは開発メンバーに負担をかけることで自分が責任を負う状況を形式上だけ解決して責任から逃げる人物です。

今回のベンチマークの対応に関しても、この文章内で挙げた拡張パッケージの延期対応や、最悪再公開なしでの強行リリース対応の方がはるかに丸く収まった炎上であったのにYさんが責任を取りたくない一心で開発メンバーに大量の予定外作業を実施させ、形だけは丸く収めたように見せました。(その間も「スクリーンショット撮る時間がなくて…」といった自己アピールは忘れずに)
ですが1カ月半かけたベンチマークの修正はあまり受け入れられず、Yさんが取った対応は「一切なかったことにする」です。ベンチマークの緊急修正対応の方針が発表された開発現場は大混乱し、連日の修正対応で疲弊しきっていたと思います。それに対する一番の責任者の反応がこれです。
このような態度は頑張ってくれた部下の開発メンバーに対して本当に失礼です。頑張った結果を責任者であるはずの人物が認めないなんて事が起こっては開発メンバーの仕事に関するモチベーションも落ちていき、みんな離れていくのが自然です。

また、Yさんは責任者としての責任を果たすべき場面は避けますが、極度の目立ちたがりのためP/Dという立場を利用していかに自分の実績だけを積み上げて自分が目立つかを常に中心として行動しているように思われます。
自分が有能であることを演出するために、現在のユーザーに期待させることができるのであれば平気で今後に期待させる嘘をつきます。発言後のことは何も考えていません。
ユーザーが忘れてくれればそのままなかったことにしますし、最悪別のゲームのP/Dをやるからとうやむやにして逃げ出す可能性もあると思います。
FFシリーズはこの方にとって自分をプロデュースするための道具で、シリーズの評判や行く末はどうでも良いと思って行動しているようにしか思えません。

この記事を書く前にはFF14が立て直すことに少し期待していた自分がいましたが、どうやらもう望み薄であるようです。
…だってチームの頭の部分がもうダメなんだもの…そりゃ良くなることなんてありえないよね…
ポークシー治療でおれはしょうきにもどった!(5カ月越しのサムネ伏線回収)

私がFF14に関わるのはこれで本当に最後です。少なくともYさんが退任して体制が見直されるまでは一切触ることはありません。また、今後発表されるであろうFFシリーズについても期待は一切していません。

本当に長々とこの記事にお付き合いいただいてありがとうございました。この記事で何を思うかは人それぞれです。Yさんはそんな人じゃないと信じてFF14を続けるも良し、共感していただいてFF14から距離を置いてみるも良し、です。何だろうと自分が信じて楽しめるものをやるのが一番です。

では、またどこかのゲームか(気が向いたら書くかもしれない)私のnote記事でお会いできたら嬉しいです!

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