【Hi-Fi RUSH】Steamサマーセールなのでおススメゲームを紹介したい!【ネタバレなし】
はじめに
はじめまして!Viviと申します!(前回まではV.I.という名前で登録していましたが呼びづらいと思うので変えました)
前回・前々回にあるゲームのnote記事を書いたのですが、自分が書いた記事でそのゲームに対するネガティブな流れを作る要因の1つになってしまった気がしていて、罪悪感の解消のためにポジティブな記事を作ろうかな、なんて気持ちでこの記事を書きました。
今回は、私がここ数年で一番面白かったと感じたゲームの「Hi-Fi RUSH」を紹介したいと思います!
公式ページはこちら
…なんですが、公式ページがかなり簡素な作りでこのゲームの魅力が伝わりきらない気がしてます…
既に口コミで面白いという話は広がっているような気はしますがもっともっと流行っていいゲームだと思ってるので頑張って私が魅力を伝えます!
公式ページで分かる程度の情報は出していきますが、ネタバレには配慮して書いていきます。
現在Steamサマーセール(~2024/7/11)で40%OFFですので、気になった方は買ってみてくださいね!(もうちょっと早く記事を仕上げたかった…)
ゲーム概要
Hi-Fi RUSHはロックスター"気取り"の主人公チャイが仲間を集めながら悪の巨大企業ヴァンダレイ社の野望に立ち向かっていくというゲームです。
ヴァンダレイ社はロボットを始めとしたテクノロジーを世界的に普及させた巨大企業だけど実は裏では色々企んでいて…というコテコテの悪の組織。
ゲーム開始時にヴァンダレイ社は一般市民へロボット義肢を提供するプロジェクト(もちろん悪いこと企んでる)を実施していて、チャイがそのプロジェクトで義手をもらいに来たことからストーリーが始まります。
この義手の手術中にちょっとした事故でチャイが持っていたミュージックプレイヤーがチャイに合体してしまい、周りの全てが音楽と同期されるようになってなんか超人的な力が目覚めます(冷静に考えるとなんだそれ…?)。
イレギュラーな存在になったチャイはヴァンダレイ社から不良品として指名手配されてヴァンダレイ社のロボット兵から追われる立場になり、ギター(のようなもの)でロボット達を撃退していくことになります。
Hi-Fi RUSHの魅力とは
Hi-Fi RUSHの一番の魅力は、「最初から最後まで気持ち良く・楽しい体験ができるゲーム」であることだと思っています。
私は直近でエルデンリングのDLCを遊んだのですが、エルデンリングは基本的には我慢のゲームで、苦労して壁を乗り越えた時の達成感を楽しむゲーム性であったと思います。全体的に見るともちろん面白いゲームだったのですが、結構ため息が出る瞬間も多い作品だったかなと思っています。(私は特別高難易度アクションが好きというタイプでもないので)
それに対してHi-Fi RUSHは、コメディタッチで楽しく時には熱くさせてくれるようなストーリーやキャラクター・軽快なアクション・ロック中心のノリの良い音楽が最初から最後まで詰まっていて、常に楽しい!という気持ちでプレイできるゲームでした。しかも「常に楽しい」といっても決して平坦な楽しさではなく、むしろ後半に向けて全ての要素が右肩上がりで楽しくなっていくので、私は本当に止め時を失って夢中になっていました。(おかげで寝不足に…)
ゲーム性について解説
簡単に言えば、「リズムゲームとデビルメイクライ・ベヨネッタ系の3Dアクションを組み合わせました」というゲームです。「Crypt of the NecroDancer」というゲームを知っているのであれば、あのゲームのローグライク部分がアクションになったと考えてもらえればイメージしやすいかと思います。
Hi-Fi RUSHのステージ攻略は大きく分けて探索パートと戦闘パートの2つになります。
探索パートはチャイのジャンプなどのアクションを駆使してステージを進行していくパートです。ステージにはアクションゲームでよくある落下するとダメージを受ける穴だったりリズムに乗りながらこなすアスレチック的なギミックがあったりします。これに失敗すると少しだけダメージを受けて失敗地点に戻されますが、基本的に時間的ノルマなどもなくこのパートはゆっくりと進めることができます。(BGMもベースライン中心でおとなしかったり)
ステージは基本的に決まった方向に進んでいく構成になっていますが、完全な一本道ではなく脇道に逸れるとパワーアップアイテムや収集要素系のアイテム・テキストが配置されていたりするので探索していく楽しみもあります。正しい進行方向にはだいたい矢印マークが配置されているので進行方向に迷うこともない親切設計です。(ちなみにこの矢印は「ヴァンダレイ矢印」という特許商品であると書いてあるテキストがあったりします)
ステージの途中には必ず敵とエンカウントする箇所があり、そこでは戦闘パートにシームレスで突入します。(BGMも合わせて盛り上がる)
戦闘パートはこのゲームで一番面白い部分です。
チャイは弱/強攻撃・ジャンプ(2段まで)・回避・パリィ・必殺技・仲間呼び出しといったアクションを使うことができます。ここまでなら割と一般的な3Dアクションゲームかなぁと思える内容でしょう。
ですが、このゲームではここにリズムゲーム要素が追加されて斬新なゲームへと姿を変えます。
ゲーム中は常にノリの良いBGMがゲームを盛り上げてくれるのですが、このBGMのリズムがチャイのアクションのタイミング・敵の攻撃タイミングなど全てを支配しているのです…!
上記で挙げたチャイのアクションも基本的にリズムを「1拍(四分音符)」使って行うアクションになります(強攻撃だけ2拍)し、敵の攻撃も1拍(四分音符)~0.5拍(八分音符)を基準に連続攻撃してくるなど、リズムを意識しながら動くことで戦況を優位に進めることができます。
攻撃アクションの入力タイミングもリズムに合わせて入力することで威力やスコアを伸ばすことができ、弱攻撃(1拍)と強攻撃(2拍)の組み合わせでコンボルートが変わるので状況によって使い分けることができると更に楽しくなっていきます。
攻撃や防御をリズムぴったりに入力するとギターの音が派手に鳴ったりどこからか \Hey!/ という合いの手や歓声が湧いてきて戦闘を盛り上げてくれて、これがまたテンション上がるんですよ!
リズムに乗るのが苦手という方はリズム判定が甘くなるイージーモードやオプションにあるアシスト機能を使用すれば苦手でもある程度楽しめるんじゃないかと思います。
ただ、単純なアクションゲームのようにリズム無視で操作していくとチャイの挙動がリズム基準でしか動かない都合で動きにストレスは溜まるかもしれませんね。
また、アクションゲームが本当に苦手な人は探索パートのジャンプアクションで詰まる可能性はあるかもしれません。制限時間内に足場をジャンプで乗り継いで合間にアクションをいれなきゃいけない箇所なんかもありました。失敗しても少しだけのダメージを受けて元の位置に戻ってくるため根気がある人だったら苦手でもやれるはず…!
逆にアクションに自信があるよ!という方、本編をハード以上のモードでクリアしてみたり、クリア後のおまけをやりこんでみると長い時間遊べると思います。クリア後のおまけモードは難しすぎて私は諦めました!!!
音楽へのこだわり
音楽は基本的にロック系ですが、オープニングでロックンロールの曲が流れたり各ボスのテーマ曲でクラシックアレンジやメタル系の曲が流れるなど、流れてくる音楽に関しても退屈しません。そしてどれも魅力的な曲です。
また、戦闘パートではチャイの攻撃時に出るギター音なんかも相まって単純に音楽を聴くだけとは違うちょっとした演奏をしているような感覚も味わうことができます。
また、ゲーム中のムービーに関しても音楽をこれでもかというくらい意識した映像作りがされています。ムービー中のキャラの動き・効果音などは全てBGMに合うリズムで構成されています。なんと最初から最後までずっとです。これは本当にすごいと感心しました。
また、エレキギターが弾ける人にとっては、このゲームは更に魅力的に見えると思います。(私はそちらは初心者なので全ては理解できていないかもしれませんが)
主人公のチャイはギター(のようなもの)を振り回して攻撃をするので、使える技はエレキギターに関連したものが多いです。例えばパワーコードという必殺技があったり、ハンマリング・オンというコンボ派生があったりします。(たしかにハンマリングオンって攻撃技っぽい響きだ)
また、ステージでかかるBGMによってギター攻撃時に鳴るギターの音がそのBGMに合うようにエフェクターをかけた音になったりするので、このゲームにおける音楽へのこだわりを一段階深く理解することができるでしょう。
ストーリー・世界観の良さ
Hi-Fi RUSHのパッケージ絵はなんというかいかにもアメコミという感じで日本人向けではないゲームなのではないかという印象を受けるかもしれません。実は私もそれをちょっと感じて発売直後には注目していませんでした。
ですが、この作品はかなり日本人向けに作ってあるように感じます。(開発スタジオが日本にあったみたいです)
まず、声優の人選があまりにも分かってる人選…!ちょっとヘタレでやる時はやる主人公チャイの声優は下野 紘さん、敵の幹部は子安 武人さん・高木 渉さん・井上 喜久子さん etc.と聞きなじみのある濃いメンバーでキャラクターそれぞれがとてもいい味出してます。
また、突然日本の漫画ネタやゲームネタが差し込まれたりして思わず笑っちゃう場面があります。リズムゲームの先輩であるスペースチャンネル5としか思えないリズムゲームパートが差し込まれたり、ムービー中にこんな画像も…元ネタは見ればわかるよね?
パロディネタ以外でも面白いネタは各所にちりばめられており、例えばステージ上に落ちているレポートでは、ヴァンダレイ社の超絶ブラックぶりを知ることができます。従業員はほぼロボットで構成されているのですが、それをいいことに1週間を「月月月火水木金金」で運用していたりもうやりたい放題です。そんな企業なので結構やる気をなくして各所でサボってるロボットなども見ることができ、「そりゃやる気しないよね~」と共感してしまいました。
全体的なストーリーは巨悪に立ち向かうヒーローという単純明快・王道の構図なんですが、ストーリーの盛り上がりどころをよく理解した演出が都度入るので全く退屈感を感じることはありません。王道ストーリーというのは万人に受け入れられたから王道なのであって、うまく料理すれば誰でも楽しめる作品になれる可能性があります。私はこのゲームが本当に上手く王道ストーリーを扱えた作品であると感じています。
また、世界観に関してもこのゲームの独自性が出ていて新鮮に感じる部分が多かったです。特に音楽とシンクロした背景が素晴らしく、リズムに合わせて稼働する工場のパイプやベルトコンベアー、エレベーターやセキュリティレーザーなど本当に音楽にマッチしていて見ていてとても楽しかったです。
最後に
かなしいお知らせです。
Hi-Fi RUSHはTango GameworksというBethesda傘下のゲームスタジオが開発したゲームなのですが、親玉会社であるMicrosoftが人員削減でTango Gameworksを閉鎖してしまったとのニュースが今年の5月にありました。
つまり、Hi-Fi RUSHの続編は望み薄のようです…ゆるさんぞMicrosoft!!
本当に大好きなゲームなので、多くの人にこのゲームをやってもらいたくて記事を書きました。興味を持った方がいれば、ぜひSteam・PS5・Xboxのストアをチェックしてみてください!
ちょっとでも売り上げに貢献できるといいなぁ…
また暇な時におススメゲームなどについて紹介しようと思いますので、また見かけたら見ていただけると嬉しいです!
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