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1週間日記 生きやすさと情熱

2024/06/22 (土) 「前回の続き」
友人に誘われてライブを見に行った。友人と会うのは久しぶりだったが駅で顔を合わせた瞬間「久しぶりー!元気??」みたいな会話はせずまるで昨日も会っていてその続きみたいな始まり方をして面白かった。気心知れた仲だと久しぶりに会っても身構えないから楽だ。ライブが始まるまで酒を飲んだり身長の3/4ぐらいある高さの台に頑張って座ろうとして笑って力が入らなかったりあざとい女子に対して突っ込んだりしていた。開放的な空間で風が気持ちよくて天気もなんとかもってほろ酔いで気分が良かった。屋外という特性上音が小さく感じることもあったが流れてくる音楽が格好良くてああ幸せなのだ、と思ったりした。帰りに寄った居酒屋の隣の席の方がなかなかにパンチが効いていてどうしても視界に入ってきてしまい気が散って仕方がなかった。

2024/06/23 (日) 「生きやすさと情熱」
中学時代の同級生と会った。うち2人は卒業以来ほとんど会っておらず、しかも中学時代に特別仲が良かったわけではないから正直緊張していた。とりわけ過去の私は偏屈卑屈で片手で数えられるほどしか友人と呼べる人間はいなかったからだ。多分嫌われていたというか煙たがられていたし。集合に手こずったが案外普通に会話は成立した。元々私は人数が多いとあまり話さないため、いつも通りだっただけなのだが。問題は移動時である。複数人で横一列になるわけにもいかず、2.3人ずつ横に並び移動する形になる。つまり1対1になるタイミングがある。私は元々特に話さなくてもいいタイプだが気まずさを感じさせてはいけないと内心で焦り結果空回りしていた。1人反省会を開きかけた。そういえば最近していないことに今気づいた。多分全てにおいて自分を許せるようになってきたのだろう。許せるというか愛想が尽きたのかもしれない。自分に厳しいと言われていたが自覚はなかったし、今でも厳しいとは思っていないが、自分に求める水準が高くて到底届かなくて否の認定をしていたのだろう。最近は生きやすいが特になんの情熱もないのもいかがなものなのだろうか、と推してるアイドルのルーツ番組を観ながら情けなく思ったりした。

2024/06/24 (月) 「飛脚すごい」
第三者に友人の仕事の説明をする際に、運送業という単語が出て来ず「運び屋」と伝えてしまった。彼女はすぐさま左手を軽く握り肩に棒を担ぐジェスチャーをした。飛脚だ。そんなわけないと2人で笑った。飛脚って何時代だったか、江戸だったかと思い調べるとあっていたが、歩くと普通2週間かかるところを3.4日で走ったらしい。とんでもない化け物である。道も舗装されておらず恐らく履いているものも草鞋、もしくは裸足だったとの話だ。とんでもない。

2024/06/25 (火) 「かっこいいとは」
推してるアイドルのドキュメンタリーみたいなものを見た。この人たち本当にかっこいいなと思った。わたしより年下なのに、進むべき道を相談し合って模索して切り開いていってて本当にすごい。顔がかっこいいとかパフォーマンスがかっこいいとか、そういう人はごまんといるけど別に応援しようという気にはならない。彼らの見せてくれる内面がずっとかっこよくて応援したくなるのだなと思った。

2024/06/26 (水) 「クチナシと白無垢」
クチナシの花が枯れかけている。クチナシの白はなんとなくわたしに白無垢を連想させるから、あのだんだんと汚くなっていく枯れ方を見るとなんというか辛くなってしまう。白い花なんてたくさんあるのになんでクチナシにだけ、と自分でも思うが、多分あの花びらの重厚感によるところが大きいのだと思う。まぁわたしには縁のない話だが。

2024/06/27 (木) 「濁流と脱線」
仕事の移動中はいつも暇でとめどないことを考えている。今日は「良い人」とは、ということを考えていて、いろいろ思うところがあるからかどんどん膨らんでいき、収拾がつかなくなり、そして脱線した。いつか文字にして書き留めたいなと思ったが、本当になんのまとまりもない書き殴りの文章になりそうだ。まぁいつもそうか。

2024/06/28 (金) 「えらそう」
本日も仕事終わりにライブに行った。1ヶ月に数本観に行くのが久しぶりだ。かつては1年で40くらい行っていたのに。こうやって衰えていくのだ。しかもなんだか異常に疲れていて、隅っこの端っこの方で壁にもたれて聴いていた。元々弱いが今日はさらに酒が回るのが早くて全てがどうでも良くなって気持ち悪い動きをしながら聴いていた。思えばこのバンドも1年ぶりである。当たり前だけど1年前より演奏が上手くなっていてみんな進化していくんだなぁとしみじみした。何目線なんだろうか。

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