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1週間日記 花の名前と来る夏

2024/06/01 (土) 「熱しやすくて冷めやすい」
溜め込んでいた録画を観る日になった。そして急に観る気を失った連ドラを軒並み消した。これで追っているのは終了したのも含めて6本になった。これでもわたしにとってはかなり多い。1クールでこんなにドラマを追うことになったのは初めてである。

2024/06/02 (日) 「停滞は退化」
弟の良い知らせを聞いた。ゆっくりでもやつも進んでいるのだ。えらい。むしろわたしよりえらい。無味乾燥な毎日を適当に消化して生きているだけのわたしより何とかもがいて進んでいる弟の方が100倍えらい。

2024/06/03 (月) 「今からやればいいけど」
ドラマを2時間連続でリアタイする日になっている。推してるアイドルの素敵なブログが更新されてあまりの「できた人間」さに眩暈がした。ただ生きてただけで年を重ねた人間と根本的に違う、すごい。わたしもああなりたかった。

2024/06/04 (火) 「すり減らす必要はない」
Twitter上でどうしても目につく誹謗中傷ツイート、毎度心が病むがこんなことを言っているのはごく少数でこの先も現実世界では出会わないだろうし、可哀想な人として見られていることに気づいていなくて可哀想だ、くらいの気持ちで通報とブロックをする方がいいんだろう。

2024/06/05 (水) 「花の名前」
外を歩くと花が増えたなぁと思う。視界に入ってくる景色がカラフルだ。それは別に躑躅とか紫陽花みたいなものだけではなくて、雑草(に近い?)でもだ。この時期の雑草?がすきだからかもしれない。特にムラサキツユクサとヒルザキツキミソウがすきだ。露草、月見草。まず名前がいい。梅雨に向かって湿度が上がっていく中、1番すきな季節が過ぎ去ろうとしている中、この時期のきれいな部分だけを具現化したみたいな紫色の花と、月から溢れた光みたいな薄桃色の花、これだけでなんだかちょっと気分がいい。もう少し後に咲くマツヨイグサもすきだ。待宵草。ああ素敵。この時期の花も花の名前もすきで、日本人でよかったなぁと思う。ただ湿度は嫌いだ。

2024/06/06 (木) 「こんなことばかり」
仕事の確認が遅々として進まない。一昨日は電話が繋がらず、昨日と今日は担当者不在(昨日確認したのに)、伝言を頼みたいが伝言ゲームで不明点が出た確認で連絡しているためあまり好ましくない。とはいえわたしは基本外に出ているから営業時間内に電話連絡するのも中々ギリギリなのである。厳密には「営業」時間ではないが。そもそもわたしとAさんの間での不明点ではなく、わたしの前のBさんとAさんの間での不明点なのでなぜわたしが確認しないといけないのかがわからない。

2024/06/07 (金) 「夏が来る」
「これなんの花だと思う?」と聞かれて目を向けた先には、葉が4枚の芽があった。公園の花壇に、植えられている双子葉類。子葉のほかに葉が2枚ある。そういえば子葉と葉の形は一緒じゃないことも多いって遠い昔に習ったなぁ、と質問はそっちのけで考えていた。どうやら向日葵らしい。あと4回ほど土日を迎えれば7月になって、夏になったら真っ青な空に入道雲が眩しくて、黄色い大きな花が映える季節になるのだ。うるさいほどの蝉時雨と、遠くをぼかす陽炎と、時々吹く風に、わけもわからず何かを懐かしく思うんだろう。体感する夏は暑いから嫌いだけど、概念としての夏はすきだ。どうして日本の夏はどこか哀愁を感じさせるのだろう、わたしだけだろうか。その花壇の反対側にあるフェンスの外側にはキュウリとトウモロコシが等感覚で植っていた。あぁ夏が来るなぁ。

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