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一仁アスルを見て、今井さんを振り返る

今井 雅隆 監督 解任のお知らせ | アスルクラロ沼津 アスルクラロスルガ株式会社 (azul-claro.jp)

 今更ながらnoteでは初めてなので。
 クラブ内ではライセンス問題、クラブ内外で新型コロナウイルス蔓延という、非常に大変な時期に監督を務めていただきました。今井さん、2年半お疲れさまでした。

 正直言うと、僕は2021シーズン終了時点で「ここで切っとかないと、来シーズン、誰も得しない形でお別れすることになるぞ!!」と思っていたし、福島戦0-5敗戦の時点までそう思っていたので、そこから、2017・2018シーズン以上の「ホームに強いチーム」にまで盛り返した点について(解任時点で9試合6勝1分2敗=平均勝点2.11は2017シーズンの2.00以上)は、今井さんとクラブには謝らないといけないし、感謝しなければいけない。すみませんでした。そして、ありがとうございました。
 ぶっちゃけ、解任発表に対してもっと「イヤッホウ!!」みたいな反応が多いのかなーなんて思ってたけど全然そんなことは無くて、みんな「お疲れさまでした」「ありがとうございました」言ってた。そうなったのは上述の盛り返しのおかげだと思います。あと、そうじゃない人は無言でスルーを決め込んだだけで、まあどこぞの界隈と比較する訳じゃないけど、大人だなぁとw

 そして望月一仁さんに監督交代し、2か月弱8試合。正式に監督就任して約1か月5試合が経ちました。
 「一仁アスル」がどんなチームなのかがなんとなく分かってきたような気がするにつれて、「ああ『今井アスル』ってああだったよなぁ・・・」と思うことが出てきたので、つらつらと書いていこうと思います。

 ひいてはこれが今井さんの”取説”になれば。(いや他チームを率いる今井さんを見てみたい気持ちは割とあるんすよ)

 おことわりですが、サッカー経験者でもないいち素人の感想ですのでご了承を。

それでは行ってみよう!

交代カード

 一仁さんが交代カードを5枚使い切ったのは就任後8試合で2試合(相模原戦・松本戦)。一方今井さんが交代カードを5枚使い切ったのは82試合で5試合(20シーズン:HC大23戦・AC大23戦、21シーズン:A鳥取戦・H八戸戦、22シーズン:A藤枝戦)。他チームも、別に全チーム全試合5人全員交代しているわけではありませんが、さすがに少ないと言わざるを得ないでしょう。
 「ひょっとして出場給の支払いをケチるためにクラブから制限がかかってる!?」と思ったけれど、一仁さん交代後の交代カードを見るに、そんなことは無いようです。監督交代後最初の試合で5枚交代したあたり、なんかメッセージを感じます。

 ここで僕が提唱したいのが「今井さん圧勝時の交代プランしか用意してない説」「今井さん若手に敗戦処理はさせない説」。今井さんが交代カード5枚を使い切った5試合のうち怪我人交代の藤枝戦を除く4試合はいずれも圧勝(AC大23戦は2-0だが内容で圧倒していた)です。
 僕個人の素人考えでいえば、”負け確”の時なんてもう開き直って若手の実戦経験の場にしたりすればいいのになんて思っちゃうんですけど、今井さんは長く育成に携わっていたからか、そういうことはしませんでした。昔のウイイレみたいに出場時間に応じて経験値ポイントが溜まって…って訳じゃないからね。
 まあ、「負け確」なんて言っちゃいけないんだろうし、「敗戦処理起用」をしても選手のプライドが許さないだろうしね。

 しかし、「圧勝時の交代プランしか用意してない説」と「若手に敗戦処理はさせない説」に「アウェイ勝率が低い(データより)」と「若手はアウェイで伸びる(取材コメントより)」が重なると、「アウェイで勝てないから、若手を試合に出せられないから、若手が伸びづらい」という悪循環にハマり、育成の面でミソが付いてしまったのかなと思います。

コンバート

 今井さんのもとで、何人かの選手がコンバートされました。素人目に見ても「向いてねぇ~~w」な謎コンバートもありましたが、何人かのコンバートは素人目には「新たな才能の開花」に見えました。
 しかし、マッチデープログラムでのインタビューだと「いや~ホントは本来のポジションで勝負したいんですけどね~」的な返答が多かったイメージです(個人的には「おいおい君はそんな贅沢を言える立場かい?」と思ってしまうのですが)。

 翻って一仁さんのもとでコンバートされた選手は、コンバート先でプレイすることに前向きであると取材で答えていました。

 この辺、今井さんと選手のコミュニケーション不足(不足というより下手?)を感じました。

選手起用

 一仁さんが9月に起用した選手は24人。これは負傷離脱中の大迫・第3GKの三井・言葉や文化の壁に苦労している(?)ベトナム組のソン・ハウ以外全員ということになります。

 一方で今井さんが7月に起用した選手は18人(+ベンチ入りするも出場無し2人)。
 そして、サポの間でまことしやかにささやかれていた噂、「お気に入りの選手しか起用しない」「逆らった(喧嘩した?)選手は徹底的に干す」

 まず僕のこれらの噂へのスタンスは「実際に見たり聞いたりした訳じゃないので”眉唾”」が8割、「『”火のない所に煙は立たない”というけれど、今の時代いくらでも火のない所にも煙は立たせられる』というけれど、この注目度の低いクラブに対してそんな煙を立てるメリットも無いだろうから実際に火はあったんだろうなぁ。」が2割です。

 そもそも何故このような噂がサポの間で(ネットで)広まったのだろうか?
「練習の時にそういう場面に出くわした!」というなら「今はコロナ対策で練習見学禁止だけど?」だし、まあ選手も監督も街中での目撃情報があるので、そこで話を聞いたんだろうけど、まさか今井さんが「アイツは気に食わないから干してやったぜ!ガハハ!!」なんて喧伝する訳無いから、選手が「監督に逆らってから試合に使ってもらえなくなった」って言ったのを聞いたんだろうけど、「ふーん、一方だけの話を聞いて判断しちゃうんだ。」って感じ。じゃあ僕が今から「僕、上司に嫌われてるから碌な仕事振られないですよ~~~」って言うんで「なんて酷い上司だ!」と怒ってください。くれぐれも「君のほうにも問題があるのでは?」なんて言わずに。選手が「監督に逆らったら干されちゃったんですよ~~~」って割と深刻な内容をベラベラ喧伝してるようだったら、その選手正直どうなのって感じだし、「監督に…反論したら…次に試合から…使ってもらえなくなって…」と選手が意を決して信頼できる人に相談した結果、ネット上含むサポの間で噂が広まってるんだったら、サポたちが不誠実過ぎない?
 まあとにかくこの噂は真相を追求しようとすればするほど不幸しか待ってなさそうなので詳報とかは求めてないっス。

閑話休題。
まあこちらも、今井さんと選手のコミュニケーション不足(不足というより下手?)を感じますね。

ただ、ネット上で「不仲説」が上がったあの選手やあの選手やあの選手やあの選手についても、不仲説が上がってしばらくすると、試合に起用されるようになったり、試合中に密に話してるシーンがDAZNに抜かれたりして”ケア”はしていたように伺えます。(つーかネット諜報員がいる?とも思った)

また、今井さん解任時の染さんのインスタストーリーだと「何度も長時間話し合った」的な文言があるので、「不足」ではなく「下手」なのかなと。

結論:今井さんは選手とのコミュニケーションが下手

この「コミュニケーション下手」のエピソードを補完するものとして、2021シーズンのいつぞやのマッチデープログラムでの、大友と潤哉の山形ユース時代の思い出があります。詳細は忘れましたが、

①髪型をツーブロックに変える→「なんだその髪型!」と怒られる→坊主にしてくる→「そこまでしろとは言ってない」
②家族からプレゼントされたスニーカーを履いてくる→「派手な色のスニーカーだな」→「あ、派手な色のは履かないほうがいいのか」と履かないようにする→しばらくして「あの派手な色のスニーカーはどうした?貰ったものは大切に履きなさい」

という感じだったと思います。

 また山形ユース時代でもアスル時代でも、試合中は特に思ったことをポロッっと言っちゃう癖はあったようで…(実際に見聞きしたわけではないので眉唾)。そしてサポの前の発言と言えば、伝説の「ちょっと」発言等々…。

 思うに今井さんはコミュニケーションの中でも「”言葉選び”や”言い方”が下手」なんじゃないかなと。

 前任者が言葉1つ1つの重みを大切にする人だったので、前任者を知る選手たちは特にそのギャップに悩んだのかも…。

 一仁さんのコミュ力はまだ不明ですが、コンバートを受け入れてもらえたり、A長野戦で遠山得点時に喜びの輪に入ったり(なんなら真っ先に入ってるw)してるあたり、「上手くやれてる」ようで。

 今でも山形サポの方からの信頼は厚かったり、2021年になって、オフでの紳士的だったり気さくだったりする一面が報告されたりしているあたり、コロナが無ければもっといいお別れができたのかもね。
 それでも選手たちに対しては、”オン”の時に一度ポロッっと言ってしまったことを、落ち着いているときに訂正して言い直そうとしても、「何をいまさら!」と火に油になってしまう選手がいた可能性はあるよね。不仲説筆頭のあの選手なんかの試合中の短気さを思い出すと特に(苦笑)。

改めて、今井さん、2年半お疲れさまでした!
一仁さん、よろしくお願いします!!


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