ARアプリの主要開発ツール

ARアプリを開発するためには専用の開発ツールが必要となります。現在は「Apple ARKit」や「Google ARCore」、「ARToolKit」といった様々なツールが存在しています。

「Apple ARKit」は、Appleが提供しているiOS向けのAR開発ツールです。開発言語は、iOS向けのプログラミング言語であるSwiftやObjective-Cで、iOSアプリ開発環境のXcodeでの開発が可能です。また、Swiftの学習アプリ「Swift Playgrounds」には、ARKitを使ったレッスンも公開されています。

Googleによって提供されている「Google ARCore」も、代表的なAR開発ツールです。モーションキャプチャなど「Apple ARKit」と比べると劣る部分もありますが、iOS用のアプリ開発が前提となっている「Apple ARKit」とは異なり、幅広い端末で動作するARアプリを開発できるという特徴があります。加えて、JavaやUnity、Unrealといった言語や環境に対応しているため、多くの開発者が利用しています。

「ARToolKit」は、ARToolworks社が提供しているAR開発ツールです。画像認識型のARアプリ開発ツールで、もともとは日本人が研究用として開発したツールでしたが、2015年にオープンソース化されたことで世界中で利用されるようになりました。また、オープンソースのツールなのでサポートはありませんが、AndroidやiOS、Windows、Macといった様々なプラットフォームに対応しているという特徴があります。

以上が主要なARアプリの開発ツールとなりますが、上記した3つ以外にもFacebookが提供している「Spark AR Studio」や、Amazonによって提供されている「Amazon Sumerian」といったツールも存在します。「Spark AR Studio」や「Amazon Sumerian」は、プログラミングを必要とせず直感的な操作のみで開発できるという特徴があります。

またARアプリの開発に関する情報は下記の関連サイトにも載っているため、興味がある人は覗いてみると良いでしょう。
リンクはこちら>>>http://arapp-dev.com