K-ICHI

化粧品の研究者です。界面化学を活かして、化粧品の洗顔料の開発に従事しています。ここでは…

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化粧品の研究者です。界面化学を活かして、化粧品の洗顔料の開発に従事しています。ここでは、洗顔料の実態の発信を考えています。また、需要があれば、皆様の声を基にした洗顔料の開発及び製品化を出来ればと思っています。やり方は考え中なので、少々お待ちください。どうぞよろしくお願い致します。

最近の記事

粘土鉱物で洗う洗顔料

ヨーロッパやアメリカを中心に、”CLEAN BEAUTY”思想が化粧品業界に定着しています。明確な定義は無いのですが、簡単に言うと、ナチュラル成分を使用し、余計な成分を使用しない化粧品が良いよね、って思想になります。日本ではまだまだ浸透していませんが、最近ではナチュラル成分の配合比率を示す指数であるナチュラル指数を示している化粧品も見かけます。 興味がない方もナチュラル成分で構成されている製品の方がなんとなく良いという方も多いのではないかと想像しています。かと言って、洗顔料

    • 洗顔料の性能 ー洗浄機能編①ー

       本編の前に、注意事項を書かせてください。研究者にも様々な考えの方がいます。数式とは異なり、企業の研究において、正解は一つではないので、一見解として書かせていただくことをご容赦ください。  本記事は、洗顔料の性能の一つである洗浄機能の実態について、研究者と消費者の視点で解説します。どちらかと言うと、夢を壊すような内容かもしれませんが、「へぇー」、くらいに読んでいただけますと幸いです。  洗顔料の洗浄機能は剤型ごとに違います。はじめに、剤型を大別すると、下記6種に分類されま

      • 自己紹介と記事の内容について

         初めまして。化粧品研究者のK-ICHIと申します。ある企業で化粧品の洗顔料の開発に従事しています。皆様に洗顔料の実態を正しく把握していただくことと、私が新たな価値のヒントを得ることを目的に、noteの利用を開始しました。  洗顔料の実態を把握しただけでは、皆様の利益が少ないと思いますので、「〇〇な洗顔料が欲しい!」などのご意見を基に、開発及び製品化し、使用できる様に準備することで、皆様に貢献ができないか検討中です。  拙い文章と内容ですが、少しでも皆様の利益になるような

      粘土鉱物で洗う洗顔料