抱っこ紐、結局どれが良いの?

0歳児のときから色々な抱っこ紐を使ってきたのですが、
抱っこ紐はマジで主観
だと思います。
使ってみるまでどれが合うか分からないし、赤ちゃんにもフィットするかどうかも分かりません。色んなメーカーのものがお店で試着できるようになると良いなと思いますが、なかなかそうもいきません。
なので、このレビューも主観ですし、他の方に当てはまるかどうかは分からないのですが、私なりの考えを書きたいと思います。

まず、個人的には抱っこ紐は以下の二つがあれば良いかなと思っています。
1. 新生児からインサートなしで使えるタイプ
2. 首が座ってから使えて、おんぶもできて2歳になるまで長く使えるタイプ
なぜかというと、新生児を抱っこするのにインサートがいると、やっぱり赤ちゃんが不安定な体勢になる気がします。なので、ちょっと費用はかかりますが、インサートなしで新生児から使えるものを別で買うと、育児が楽になると思います。
新生児の抱っこって本当に大変で、楽に使える抱っこ紐が最初からあると楽だっただろうなと思います(遠い目)。
そして、うちの娘は股関節が硬いタイプなので、脚がM字になるタイプの抱っこ紐を初期からもっと使ってあげたかったなと思いました。少なくともうちの娘に関しては、横抱きのタイプは足を突っ張ってしまって不向きでした。
抱っこ紐の使用頻度が多いのは1歳までなので、むしろ上手く使えば1だけでも良くて、その後はヒップシートで良いんじゃないか?という気さえしてきます。おんぶは2じゃないとできないけれど。。
なので、ここからは、それぞれのタイプでお世話になったもの、最初から使いたかったものを紹介していきます。

〜1のタイプ〜
(1) コニーの抱っこ紐

生後2ヶ月から生後半年くらいまで、ほぼ毎日使っていました。特に、昼間の寝かしつけにめっちゃ使えました。泣いている赤ちゃんが泣き止み、よく寝ると評判のコニー。親の体に赤ちゃんがぴったりくっついて安心するみたいです。スリングタイプに入ると思います。うちの娘も、どんなにぐずっていても、コニーに入れてユラユラすれば15分ももちませんでした。まさに神。
また、見た目がおしゃれでつけ心地が楽なのもポイントが高いです。赤ちゃんを抱っこしない時に着けていても違和感なしなので、一日中装着しておいてささっと赤ちゃんを抱っこしたり降ろしたりということができます。
サイズ調整できず、夫婦間で共有できなかったりサイズ選びが難しいのが難点でしたが、最近、なんとサイズ調整可能なものが出ました。お値段は少々高くなりますが、失敗を防げると思います。
また、コニーは赤ちゃんの股関節にも優しいことが実証されていて、安心です。
欠点を挙げるとすると、慣れるまで抱っこの仕方が難しいところと、あと、新生児の抱っこが特に難しいというところです。新生児は足を包み込むように抱っこするのですが、私は上手くできなくて、新生児から1ヶ月くらいまではあんまり使いませんでした。なので、基本的に腕で抱っこしていました。重かった。。

(2) キューズベリーのゼロ

途中で買ったものの、最初から使いたかったのがコレです。一番良いところは、新生児でもインサートなしで抱っこできるところです。最初から用意しておけば楽だっただろうなと思います。サイズ調整も楽で、左右の腰紐を引っ張るだけ。肩紐も絡まりにくいです。
私は娘が生後5ヶ月くらいのときにようやく買ったのと、うちの娘は大きめだったので、肩への負担が大きくて他の抱っこ紐を洗濯しているときにしか使いませんでしたが、それでも娘が機嫌良くすぐ寝てくれたり、寝た後布団に降ろすときも楽だったり、良さを実感しました。
一歳までしか使えないタイプなのですが、前向き抱っこもできる優れものです。また、コニー同様、赤ちゃんの股関節に優しいことが実証されています。
コニーも良いのですが、赤ちゃんが大きくなってくると、動きが多くなるので、きちんとホールドできるタイプで抱っこした方が買い物や家事が楽でした。
一歳までしか使えないタイプは、スリングのイメージが強いかもしれないのですが、このゼロのように、ベビーキャリアでも軽量で使いやすいものがあります。エルゴやベビービョルンなど、他のメーカーも同じようなのを出しているので、ぜひ比較して検討してみてください。

〜2のタイプ〜
(3) キューズベリーのnico

実は、首が座った4ヶ月以降、私が一番良く使っていたのはこの抱っこ紐でした。今でもおんぶに使っています。
これは2のタイプで、あの有名なエルゴのゴツいやつと同じタイプですが、日本人の体型に合うように作られています。なので、あまり重さを感じずに使えました。
そして、ユニークなのは、赤ちゃんと抱っこする側の間に一枚仕切りがあって、前のジッパーを開けて赤ちゃんを迎え入れるところです。一枚仕切りがあることで、胸の圧迫感が軽減されて、授乳期の私にはすごく楽でした。この仕切りがあることで、赤ちゃんがポケットみたいなところにすっぽり入る形になり、一人でも余裕で抱っこからおんぶ、その逆の切り替えができます。ワンオペ時期の強い味方でした。
また、赤ちゃんを入れていないときでも、エルゴみたいにダランと下がることがないので、抱っこ紐をつけたままトイレにも行けます。冬の寒い時期でも、コートを着たまま赤ちゃんを抱っこしたり降ろしたりできます。私の住んでいる地域が雪国なのと、私が寒がりなので、コートを着たまま赤ちゃんを抱き降ろしできるのはかなりポイントが高いです。

(4) エルゴのゴツいやつ

正式名称が覚えられません。。これは私ではなく、私の夫がいつも使っているものです。そして、私が出産前に唯一用意した抱っこ紐でもあります。
多機能大好きな私は、エルゴのゴツいやつさえあれば万能やんと思い、即決でこれを買ったのですが、実際に使ってみると、日本人女性としてはやや大きめ(身長162 cm、肩幅42 cm)の私でも、大きくて扱いづらいことが分かりました。やはり海外製なので、そもそもの基準が違うんですよね。。重くて、動きにくかったです。
ただ、身長177 cm、上半身が逆三角形の私の夫にはベストフィットして、彼が気に入って沢山使ってくれたので、元が取れました。良かった。。
彼曰く、作りがしっかりしているので、肩や腰の負担が軽いのが良いとのこと。基本的にきちんとホールド感のあるものが好きな人なので、エルゴのゴツさがベストだったみたいです。あと、サイズ調整が細かくできることも気に入っていました。夫は暑がりなので、夏はちょっと暑そうでしたが。。
多機能で素晴らしいのですが、私が残念に思ったのは、やはりコートを着たまま赤ちゃんの抱き降ろしができない点と、抱っこからおんぶ、おんぶから抱っこの切り替えが一人では難しい点、インサートがないと新生児を抱っこできない点です。ただ、夫は暑がり、ほぼ抱っこしかしない、力持ちなので首が据わるまでは腕抱っこというスタイルだったので、これらの欠点は問題なかったようです。

こうやって書いてみると、私は抱っこ紐難民だったな〜と思います。最初から色々知っておけば、もうちょっと節約できたかもと思います。。これを読んだ皆さんが、お気に入りの抱っこ紐に出会えることを願います。楽しく育児できますように✨

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