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和の心コズミックスピリット57/日本社会に最大の理想を見たエドウィン・アーノルド①
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■日本社会に最大の理想を見たエドウィン・アーノルド①
1800年代に日本を訪れたエドウィン・アーノルドはインドをはじめとする東洋諸国の神秘主義を研究した学者ですが、最終的に日本社会の中に最大の理想を見た人でありました。
彼の目は表層的社会制度を超えて日本社会に潜む潜在的性質をとらえていたように思われます。彼はこう言いました。
①
この国以外世界のどこに気持ちよく過すためのこんな共同謀議
人生のつらいことどもを環境の許すかぎり
受け入れやすく品のよいものたらしめようとするこんなにも広凡な合意
洗練された振舞いを万人に定着させ受け入れさせるこんなにもみごとな訓令
言葉と行いの粗野な衝動のかくのごとき普遍的な抑制
毎日の生活のこんな絵のような美しさ
生活を飾るものとしての自然へのかくも生き生きとした愛
美しい工芸品へのこのような心からのよろこび
楽しいことを楽しむ上でのかくのごとき率直さ
子どもへのこんなやさしさ
両親と老人に対するこのような尊重
洗練された趣味と習慣のかくのごとき普及
異邦人に対するかくも丁寧な態度
自分も楽しみひとも楽しませようとする上でのこのような熱心…この国以外のどこにこのようなものが存在するというのか
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■日本社会に最大の理想を見たエドウィン・アーノルド②
②
これ以上幸せそうな人びとはどこを探しても見つからない。喋り笑いながら彼らは行く。人夫は担いだ荷のバランスをとりながら、鼻歌をうたいつつ進む。遠くでも近くでも『おはよう』『おはようございます』とか、『さよなら、さよなら』というきれいな挨拶が空気をみたす。
夜なら『おやすみなさい』という挨拶が。この小さい人びとが街頭でおたがいに交わす深いお辞儀は、優雅さと明白な善意を示していて魅力的だ。
一介の人力車夫でさえ、知り合いと出会ったり、客と取りきめをしたりする時は、一流の行儀作法の先生みたいな様子で身をかがめる。
③
田舎でも様子は変らない。弟妹を背負った子どもが頭を下げて「おはよう」と陽気で心のこもった挨拶をすると、背中の赤児も「小っぽけなアーモンドのような目をまばたいて、小さな頭をがくがくさせ、『はよ、はよ』と通りすぎる旅人に片言をいう」。
茶屋に寄ると帰り際に旅人たちが菊を一束とか赤や白の椿をくれる。礼をいうと、「どういたしまして」というきれいな答えが返ってくる。
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■日本社会に最大の理想を見たエドウィン・アーノルド③
④
彼らのまっただなかでふた月暮らしてみて、私は日本に着いて二週間後に大胆にも述べたことを繰り返すほかない。
すなわち、よき立ち振る舞いを愛するものにとって、この“日出る国”ほど、やすらぎに満ち、命をよみがえらせてくれ、古風な優雅があふれ、和やかで美しい礼儀が守られている国は、どこにもほかにありはしないのだということを
⑤
都会や駅や田舎道で、あなたがたの国のふつうの人びとと接してみて、私がどんなに微妙なよろこびを感じたか、とてもうまく言い表せません。
どんなところでも、私は以前知っていたのよりずっと洗練された立ち振る舞いを教えられずにはいなかったのです。
また、ほんとうの善意からほとばしり、あらゆる道徳訓を超えているあの心のデリカシーに、教えを受けずにはいられませんでした
(続く)
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■過去記事
続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)
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■関連書籍と記事の紹介
五六七の仕組み 日月神示が予言する日本と世界の未来
つい最近出たばっかりの新刊です。週に2~3回ペースで更新していくのでお楽しみに(^-^)
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ガイアの法則
これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。
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日月神示解釈本:中矢伸一
千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。
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