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許すことで成長できる…善悪という罠


悪を憎み正義を愛するのは子供です。
正義の味方は子供です。
でもこれが簡単だから、単純な人や子供はこの形にはまることにしてしまいます。

善悪の善の方へ自分をはめこむことにしたら、自分は善だと思って安心していられますから。悪を憎み正義を愛する…これは一般メディアでは普通に論じられていることなのですが、これは『子供』の価値観だと言われています。

私たちはこれが当たり前だと教えられて育って来ました。

漫画やアニメではこれが基本になっています。

成人向けの作品はそうでもないものもありますが、基本は変りません。

だから…意識的に物事を考えないと、どんどんこの価値観を押し込まれていってしまうのです。

そもそも善悪というのはその人の立ち位置によっていくらでも変わるので全く当てになりません。


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自分を正義に一体化させてしまうと、どうしても反対側に悪が存在することになってしまいます。
正義感の強い人は、ずっとイタチごっこをしないといけない運命です。
自分が悪を創り出しているのだから。
善を尊び悪を滅ぼすことに一生懸命になっても、終わりがありません。

善悪・白黒をつける癖がつくと常に対立を招いてしまうことになってしまいます。敵と味方をつくり、常時戦いをしている世界を創り上げてしまうのです。

不毛ですね…。


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都合の悪いことは全部悪のせいにすれば簡単です。
それで自分の中の悪に目をそむけて、外の悪に責任を負わせます。
そうすれば自分はいつでも善でいられて、いい気分ですから。

都合の悪いこと云々はほんと多用されています。

常日頃から皆これをやって自分を守っています。

でもこれをやっているといつまでも成長することができません…


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その人がどれだけの悪を許すことができるかは、その人の成長度による愛の深さで違ってきます。
許せないことがあるというのは、進歩成長のための具体的な課題になります。
進歩成長というのは、どれだけ善になって悪を排斥できるかではなくて、その反対です。

精神性の成長で『悪を許す』というのが重要なキーになります。

それは自分の中の悪でもいいし、世間一般で悪とされているものを対象にしてもいい。どれだけ本当に許せるかが重要です。

今の分かりやすい世間一般の問題は以下の二つですね。

・新型コロナ騒動
・ロの国とウの国の戦争

この二つの問題を少しでも追っていくと、書き手がどこに人々を誘導させたいのかがわかります。そこから自分の成長へのヒントも見つかるとおもいますよ(*^-^*)


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小さな悪なら割と簡単に許せますね。
でも犯罪のような大きな悪なら、難しくなってきます。
それでも最終的には、許すことができなければ心の平和はやってきません。

日常のささやかな嘘なら許せるかもしれません。ですが国家単位の大きな嘘に直面した時…私は知った当時は怒りに燃えてしまいました。

これを今では許すまでは到達していませんが、相手の立場や価値観がわかってきたので…しょうもないなぁと思えるくらいにはなりました。

皆さんはどうですか?

国なんて規模でもなく、自分が勤めている会社や学校などで大きな矛盾に気付いたとき…それをどう扱うかだと思います。


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その人にとってはそれが善だったということが、わかることが多いと思います。

未熟が原因という時も多いと思います。
未熟な人にもっと進歩成長した人と同じことを要求するのは無理です。
そんな要求をすることこそ、未熟です。

悪がくだらないものだと気付くとそれを教えたくなります。ですがそれを話しても通じなかったとき…それを押し通すのも未熟だということですね。

私もやってしまいがちなのがこれです。

なかなか先生は手厳しいな…と思いますが正論すぎるのでぐうの音も出ません💦


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善と悪というのは見る方向が違っているだけで、絶対的な善や悪ではありません。

あっちから見ると善で、こっちから見ると悪だったりします。
そうなってしまうこと自体を許してあげたら、許せた分だけ自分の心が平和になります。

許すも何もどうでもよくなるというのが先に来ると思います。

許す前に拘りがなくなって来ます。

そうなったら『どうしてそう思ってしまうのだろう?』

そんなことを思うようになります。

身近な人がそれにあたる人だったら、観察して見守って、時期が来たらいろいろ教えられることがあるのかなぁ…といった感じでしょうか。





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