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夫との旅日記~松阪編🐓~

新しい世界を見れて嬉しいはずなのに。私はなぜか、行った場所や食べたものなどを忘れてしまうことがある。言われたら思い出すから、忘れているわけでもなく覚えていないわけでもない。ああ、言い訳だ。
今までいろーんなところに行った分、夫に「え、覚えてへんの?」と何度悲しい表情をさせてしまったか。そして、自分の情けなさに嫌気がさす。なので、なるべく感情の鮮度高めに残しておこうと思う。

今回は、「松阪」へ。

私たちの旅では、道の駅に寄るのが必ずと言って良いほどの定番だ。その土地の、そして季節の旬のものを頂く醍醐味。道の駅をハシゴしながら味わっていく。(松阪は、圧倒的に🐄🐖🐓🍵)


道の駅に隣接?されていた芝生いっぱいのキャンプ場のようなところで、紫のお花が絨毯のように一面に広がっていた。夫は川を見ると行かずにはいられないため、私は一人でずーっとその花について調べていた。"ムラサキサギゴケ"というらしい。

色がムラサキで  形がサギのようで
苔のように一面に広がっているという由来らしい
とっても勉強になった💜




あと旅先で必ずすることといえば、地酒を味わうこと。今回は『酒夢蔵 かわぶ』というお店へ。

一瞬で日本酒が売られてるんや!と
私でも、車から見ても、分かった。笑

この飯南というお酒は、棚田の継承と町おこしのために『花垣』という酒蔵と協力して作られたそう。ここでしか買えない限定酒らしいのでめっちゃ楽しみ🍶♡ 花垣@福井  も、私の大好きな古酒がおいしいと聞いたのでいつか飲んでみたいな〜




そして実は今回の旅のメイインイベントは
松阪牛!ではなく…

「鶏焼き肉」🐓

食のために動ける私たちである。やきとりのように串を通さず、赤味噌ダレをつけて頂く。また松阪牛も食べに行きたいけれど、王道をいかないあたりが私たちらしい。庶民的且つ伝統と文化を愛す鶏焼き肉に心を動かされた。開店30分以上前に突撃。開店前から番号札を取れてありがたかった〜。その間は森の中で甘い緑のナチュラル空間で涼んでいましたと🌳👫🏻🌳

私たちの殿堂入りは
「くび」「はらみ」「きも」

全部のお肉がみずみずしい。
そして、臭みゼロ!
食べ過ぎました😁👍🏽




お次は、肌まで染み付いた赤味噌炭火の匂いと、日頃の疲れを取るべく温泉へ!岩盤浴までつけちゃって。ほとんど記憶ないぐらい寝て、ひたすらリラックス。ふと思い出すのは、ずっと彼氏いなかった時代、好きな人といっしょに温泉とかいいな〜(家族風呂とかではなくても。)と思っていたこと。男女別でお互いリラックスする感じ。なんか、昔色々夢見ていたことが少しずつ現実化してきていることが多くて、うれしいね

レジ前に、ドライフルーツがたくさん売られている中で夫がにやにやしてこれを見せつけてきた。猫が喜ぶやつらしい。(これも初知りな私)

夫🧑🏾‍🦲「またたび食べたことあるって
何かいいやん」

食べてみると、食感はレーズンのような、味はキウイのような?何とも言えない感じだが、なぜか手が進んでしまう感じ(笑)またたびを続けられたって蓋に書いてある通り、疲労回復に良いらしい。世の中には知らないモノがたくさんあります。夫は私の何でも食べるところが好きらしい。だって興味あるじゃんね。


たらふく食べで、ホテルで大爆睡かまして気付けば21時!決して慌てず、のんびり繁華街へ。
行きたいお店は閉まっていたけれど、決して慌てずふらふら歩いていると、良い店を見つけた。

9種類2切で、650円。破格すぎるしうますぎた
初の生ホタルイカ 🦑🌸
この春もたくさんホタルイカ食べられて喜喜喜!

筍やタラの芽の天ぷらなど、春の味覚パラダイスな夜を過ごせた。この後はバーに行って、夜風に当たりながら歩いてホテルまで帰った。「帰りはタクシー使っても良いね」だなんて行きは話していたけれど、私はちょっとお酒が入った状態で歩きながら帰るのが好きだ。何よりお腹がぱんぱんなのだ。明日には消化されますようにと願いながら眠りについた。

2日目は、松阪城公園付近をぷらぷら。
吸い込まれるように入ったお店はこちら。
色んな種類の蜂蜜を試食した末、夫と満場一致🫰🏼
"蕎麦"の蜂蜜を買ってみた。コク深〜

大正元年創業の老舗養蜂園のはちみつ店らしい。
黒胡麻アイス(蜂蜜入り)
何気に初めての"巣蜜"。
表面ザクザク。
口の中でゆっくり溶けていく感じ。



夫は無類のCoCo壱好きで、旅先で店舗限定メニューを食べることを楽しみにしている。(確かに、前名古屋で食べた赤味噌カレーは本当に絶品で今でも私の記憶にも残っている。)
最初お水を持ってきてくれたときに、研修中のマークがついてる男性が私の水をぶち撒けてしまった。全然問題ない(むしろ私でどんどん失敗しときやー!みたいな母感覚を抱く)
それが関係してるのかは分からないが「暑いので凍らせたおしぼり宜しければどうぞ!」だとか、「追加ソースいかがですか?」だとか、ホスピタリティが凄かった。それ以外にも水をかえてくれるタイミングも早かったし従業員みんなの声が出ていたし、活気がある店舗なんだなあと思った。どうしてもサービス業の観点から見てしまう癖はまだ抜けない。

今回は松豚🐖🫶🏽(改めてよく食べるなあ)



そして、本居宣長記念館で医者に国学研究に努力の継続に圧巻され、農業公園でお花を愛でたりジェラートを食べたりした。そして、ただ歩いているだけでも心が和んでいく。

もみじの種。
クルクル〜っと回転しながら枝から落ちる光景を
夫は幼稚園のときに観察していたらしい(凄)



帰路。また道の駅に寄って、筍とイタドリを買った。イタドリって何…またまた初知りな私。

帰って早速、下処理をしていた

山に大量に生えている1.5mほどになる、雑草?山菜?とのこと。見たことあった!車の中から「イタドリ生えてるー」「そろそろイタドリ採ろうかな」と言っていた夫。どんなおいしいものかと思えば、とにかく酸っぱい!山菜といえば苦味だが、これは圧倒的に酸味。高知県では有名らしく、おやつとして食べられていたり今は給食に出たりもしているらしい。薄皮を取ってごま油で炒めてくれたが、これもまたなぜか箸が止まらない。なんだか"やみつき"になってしまった。

調べてみると、イギリスでは「世界の侵略的外来種100」に指定されて繁殖自体が違法とされているらしい。とにかく成長が速く、コンクリートやアスファルトも突き破る繁殖力…。イタドリのしぶとさから、不動産価値が下がってしまうほどと書いてあった。確かに家が建つような場所に生えてたら大変だろうなあと思った。周りの環境って大事だな

そして、気付けば朝になり、気付けば夫は仕事に出ていた。体力と運転勝負みたいなとこある仕事に就いていることと、「俺がする」という言葉に甘えた結果、全部の運転をしてくれているのに。元気だなあと思った。(え、ひとごと)いつもありがとう。



勉強しようと意気込んでないのに、学びがいっぱいで楽しかったな〜。25歳でも初めてがいっぱいだ。「知りたい」「食べたい」という気持ちに貪欲な夫婦の旅記録でした😼🫶🏽


2024年4月末


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