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今回は私自身の、人生のターニングポイントについて書きます。

◉ゲイパレードの観覧

ー「違う」ことって、こんなにも美しいんだ

大学一年生。
入学後、特に惹かれるサークルも部活も見つからず、心踊るような活動もなく、どんな大学生活にしていこうと悩んでいた時期がありました。なぜ周りと同じように楽しめないのか、この違和感が本当に苦しかったです。でも一つだけ思い描いていたことがありました、それは、四歳から習い続けていた英語を使ってみたい、異文化を自分の肌で感じてみたいということでした。授業後には週5.6の頻度でアルバイトに行き、英会話教室や大学のグローバルカフェに通い続け、約一年間かけて留学の準備を進めました。そして春休み、一か月間シドニーに留学に行きました。人生初海外の私は、まさに右も左も分からず、もはや前しかないだろうという強い気持ちを持って空港に行ったことを覚えています。
そこから一か月間色んな人に出会い支えられ、色んな考えに触れて、色んな景色を見て…。ここらへんは、初海外日記としてまたいつか(^.^)
あの時のなおはキラキラしていたとよく言われます。毎日すっぴんでしたが。笑

前置きが長くなりましたが、留学期間終盤のある日、衝撃的な出来事を迎えます。
「今日、ゲイパレードっていうやつあるらしいよ」

留学プログラムのメンバーと、フラットメイトと興味本位で会場に向かいました。Googleマップは、パレードの経路に沿って虹色に染まっていました。え、そんなに盛大なものなのか。

それまでの私は、(ゲイ?なんか関わったことないし何となく少し嫌かも。)という想いを正直抱いていました。無知って本当に恐ろしいです。

虹色に染まりあがっている街中の景色。 

LGBTの方々や、アライの方々が魅せる、ありのままを誇っている姿。

奇抜な衣装を身にまとい、等身大の自分を表現しているパフォーマンス。

パレードの参加者と観覧者が、お互いのプライドを称賛し合っている
手拍子や、エールの叫び。

会場に生まれる、熱い生命の尊重。

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2018年3月3日、ものの見方や考え方、今までの環境からの思い込みがぶち壊されました。
日本の教育システムは、昔の軍事力強化のために構築されたシステムの名残があると学んだことがありますが、たしかに周りと同じようにできることが良いことである、みたいな不思議な風潮に違和感を感じたことが個人的に多くありました。
しかし、「違う」ことってこんなにも美しいんだと思いました。家に帰ってイタリア人のフラットメイトと、本当に、美しかったとお互い片言の英語で感動を伝え合ったことを覚えています。

「無知が偏見に変わったときに、偏見がうまれるんだ」
「ありのままの自分で生きよう」
「ありのままで生きる人を増やしたい」


◉世界一のドリームサポーターのメンター

ー 大きく、育てられました

大学二年生。
私が所属していた学生団体が運営するプレゼンコンテスト。「じゃあなおには、ガソリンのメンターをしてほしい」By.チームリーダー

人数不足というひょんなっかけで、コンテスト運営チームに途中から入ることになりました。一人ひとりのプレゼンターに、プレゼンを一緒に作ったり、本番にスライドを動かしたりする役割を担うメンターがつくようになっていて、私の役割は、世界一周を夢見る学生のメンター。
「わかった!がんばる!」

ある、台湾から帰国した日の夜。何件もの着信。
当時ふっ軽とは言えない私が気付けばわくわくしながらチャリを飛ばして向かった先は、行ったこともない大学近くの居酒屋。私が担当すると決まったプレゼンター、世界一のドリームサポーターになる人が、いるらしい。
初めて出会ったときの印象は、SNSで聞いていたよりもさらにデカい声、驚くほどの腰の低さ。喋り始めると、周りの人の表情が見る見るうちに明るくなっていく、そんな大きな影響力を持っている人。
プレゼンを創っていくうちに、私なんかが本当にプレゼンターを支えられているのか…という葛藤が続く日々でした。当時私は夢がなかったので、私みたいな人が、夢ある人の気持ちに寄り添えるのか・支えられるのか、プレゼンのFBなどできる自信がなかったからです。

しかし、私の葛藤の気持ちは徐々に収まりました。
同世代が、こんなにも悩みながらも夢を堂々と語っている…
確かにそこに宿っている熱い想いをもっと引き出したい。心に寄り添って、味方でいよう。どんどん口から出てくる魂ある言葉を、一つひとつ私が書き留めておこう。目の前にあるをもっと具体化できるように。あ、プレゼン技法やカウンセリングの本とか読んでみよう。YouTubeでプレゼンテーションの研究をしよう。そして、私の苦手分野は周りの素晴らしいスタッフたちから力を借りよう


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授業終わりの夕方から思考を始め、気付けば朝5時を迎える日々を続けていたことを思い出すと、いまではとても尊いです。そして、「全身全霊でやりきった状態」という共に掲げていたプレゼン後の理想の姿を達成する要因になったのではないかと思います。私自身も限界に気付くことができなかったことを反省していて、二人で龍角散を7袋消費するという恐ろしいことはこれから先ないことを願います。笑

プレゼンターの夢。誰しも必ず持っているエンジン(=可能性)に、エネルギーとなるようなガソリンを注ぎたい。

人生をかけて、
目の前の人の可能性を信じて、一緒に前に進み続けたい。
夢に向かって一緒に一歩踏み出し、夢を熱く応援し続けたい。
そして、全ての人の心を震わせられる人になりたい。

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DREAMの参加者たちは、自分の好きなものや経験、感じたことから生まれた想いが夢になり、お互いをインスパイアし合っている姿が本当に眩しくて。私も夢を持ちたいと強く思うきっかけになりました。

「私のどんな想いも夢になるのかもしれない」
「目の前のことを全力で」
「わたし、夢に向かう人を直接支える仕事がしたい」


◉大切にしている「生き方」

①置かれた場所で咲くこと
②しなやかであること
③人の心と違いに寄り添うこと

ターニングポイントになった二つの出来事は、本当にたまたま置かれた場所で経験したことでした。

一人ひとり違う心に寄り添うことで、無限の可能性を自覚できる人を増やしたい。どんな境遇に置かれても、その経験から、そして出会う人たちから吸収できる,しなやかな心を持っていたいです。


2020.04.29 

最後まで読んでいただいてありがとうございます! エネルギーになります。 エネルギー源はプリンです!!!