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いっしゅうき 2020.12③

2020.12.23 WED
15日目、現在24日午前2時40分です。日付変わってんじゃねえか。わー眠い、寝たい! 寝ます!

本日はお知らせがふたつあります。お知らせとかいって、読んでくださる方の目に触れるまで一週間ブランクがあるので宣伝もなにもないんですけど。

ひとつは、先週分の「いっしゅうき」を投稿しました、というものです。すでに何人もの方に読んでいただけたようで、うれしくてありがたいかぎりです。先々週の投稿も見て下さった皆様ありがとうございました! これからもマイペースに好き勝手やっていこうと思います。

もうひとつは、なんと、「いっしゅうき」以外にもうひとつ文章を投稿しました!

はじめての「お題」参加作です。「#クリスマスの過ごし方」だなんて、一見行事に無頓着な引きこもりには縁のない題材のようにも思えましたが、そういえば少しまえに闇鍋したな、と思い出したのと、クリスマスが目前に迫っていることに気付いたのとで、やることもやらずに大急ぎで書き上げました。こういった文章を書くのに慣れていないので(というか、文章を書くリハビリをしている真っ最中なので)なかなかに拙いかもしれませんが、もし御興味ありましたらこちらもよろしくお願いいたします。ちゃんと食べられる食材で、おいしく楽しんだ闇鍋の記録です。今度はリベンジしてやるからな、待ってろよ。

2020.12.24 THU
メリー・クリスマス・イヴ! 16日目ですね。クリスマスといえど筆者は相変わらず家から一歩も出ませんでした。

やらなければならないことがいよいよ溜まってきたのでそろそろやらないとなと思い、作業BGMがわりのなにかを探してVODサービスを漁っていたら、『刑事コロンボ』と『名探偵ポワロ』が配信されていることに気付きました。ポワロは小中学生のときはまっていましたし、コロンボも高校あたりで観始めてから「うちのカミさんがね?」と物真似をしながら母とわいわいおもしろがっていた記憶があります。うわ~懐かしいなあ。残念なことに英語は耳に心地よいな~くらいの認識しかないので、画面を見ずにWordのうしろで流していればよいBGMになるだろうと思い、悩んだ末『名探偵ポワロ』を流しました。いやあ、テーマ曲がまた耳に残っていいんですよね!

結果、すっかり見入ってしまって進捗は30文字くらいでした。おまえはいつもそうだ。

ポワロ、いいですよね。個人的には「ポアロ」派なんですが、まあワトソンかワトスンかくらいの些末な問題なのでここでは措きます。NHK BSで『カーテン』が放送されたときはかなりショックを受けてしまって、こんな素敵な物語群がこんな終わりを迎えてよいのか……と虚空を見つめていたのですが、そんな自分の創作・キャラクターに対して容赦のないところもクリスティさんの魅力だと思います。女性もこどもも、物語の展開に必要になれば分け隔てなく退場させるその「強さ」が好きだったりします。ホームズシリーズほどしっかり読み込んではいませんが、家に置いてあったぶんのクリスティ作品はあらかた読み尽くしました。メルシィ。

今日『名探偵ポワロ』を観てああそういえばいたなと思い出したのですが、ヘイスティングス! ヘイスティングスさんいいですよね。そもそも名前がいいもんなヘイスティングス。語感が最高。声に出して読みたい日本語ですね。まあそもそも日本語じゃありませんけど。
なかなかの美男子で、それでいてどこか子どもっぽくて空気の読めないかんじ、そしてオタク気質もたっぷりで、この抜けた雰囲気に非常に好感が持てます。たぶんめちゃくちゃもてるんだろうな。ワトスン君に比べるとあまり助手の役目を果たしてはいませんが、ウィキペディア先生によるとどうやらイギリスで初めてポアロの友人になった人物とのことで、そこもまた「ああ~こいつめっちゃいいひとなんだろうな~」という気持ちになりました。こいつとか言うんじゃないよヘイスティングスさんとお呼び。

『名探偵ポワロ』、観ていると当時のイギリスの風俗が色濃く出ているように思えて非常に興味深いです。階級や人種についての表現もなかなかに多く、当時の人々の意識や思想が察せられて勉強になります。第一次世界大戦終結ころから第二次世界大戦のはじまるまえまでが舞台背景、という認識で合ってるんでしょうか。そこらへんの時代背景で書いてみたいネタが一本あったりするので、しばらくはポアロ研究でもしてみようかなと思います。ところでやることはやったんですか?

2020.12.25 FRI
メリー・クリスマス!!! 17日目です。

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夕飯を買いにいったら棚の隅っこにたくさん積んであったので、思わず買ってきてしまいました。おやつということで食べました。美味しかったです。
普段はわりあい小食なほうなのですが、ここ数日は妙に食欲が旺盛でまいっています。おやつ(チキン)と晩ごはん(牛丼)、おやつ(抹茶アイス)に加え、これを書き始めるまえに、勢い余って明日の朝ごはんとして買ってきたパンも食べ切ってしまいました。わたしは冬眠でもするんでしょうか。明日の朝ごはんはどうなるんでしょうか。

クリスマスといえばサンタさんですね。幼い頃、クリスマス付近になると親や兄が「いいかい、うちにはサンタさんは来ないんだ」「うちはな、ヨンタさんが来る」「いや違う、ブラックサンタが来る」等々言っていたのですが、いま思うとせめて認識を統一しておけやという感情に襲われます。我が家のサンタさんは筆者が実家にいる間は毎年やってきてくれていて、クリスマスの朝起きて、枕元にプレゼントが置いてあると、開封したそれを持ってまずは階下へ降りるのが常でした。そうすると母親が朝食をつくっているので、

私「サンタさんが来たらしい」
母「そうか。なにを貰ったんですか」
私「ありがたいことに電子辞書でした。サンタ氏もお目が高い」
母「そうか。高校で使うとよろしい」
私「そうします。いやあまったく有難いことです」

といった内容の会話を交わすのがいつからか恒例行事になっていました。いやあまったく有難いことでした。ひとり暮らしになってからはサンタさんも来なくなってしまったのですが、おそらく住民票を動かしていないのが原因だと思われます。サンタ氏も筆者の足取りが掴めなくなってしまったのでしょう。まあさすがにこの年になって未だ貰い続けるのも心苦しいので、筆者に充てていたぶんの費用をほかの子どもたちに充ててもらえればと思います。毎年のおつとめ、ほんとうにお疲れ様です。

2020.12.26 SAT
18日目です。よく通るとある道に、座って本を読んでいる格好の女の子の銅像があるのですが、きょうふとその像を見たら、いったい誰がつけたのか、女の子がしっかりマスクを装着していました。茶目っ気のあるひともいたもんだ。

2020.12.27 SUN
19日目です。現在28日1時55分です。明日ごみの日だけど起きられる? 大丈夫? 年末ですよ???

所属している創作サークルで一緒の方が参加しておられるということで、「詩誌noNet」というネットプリントを印刷してきました。


もう表紙からして素敵が過ぎますね。スタイリッシュでかっこいいなあ。

複数名の方々による詩が収録されています。詩のネットプリントって初めて聞きました。たんに筆者が無知なだけかもしれませんが、それにしたって詩がお好きな方は何卒。おそらくこの一週間の記録が投稿されるころでもぎりぎり印刷できるはずです!

筆者はもっぱら散文の徒なので(ときどき短歌もつくりますが最近はすっかり御無沙汰です)、詩を書ける方は尊敬しますし、うらやましいなあと思います。詩と小説って使う脳が全然違う気がします、筆者のセンスの問題なのかもしれませんが。勝手に「絵」に近いものを感じているのですが、きっと詩を書く方にしてみれば「は? そんなことないが?」かもしれません。あまりに不勉強が過ぎてうまく言語化ができません。自分で詩を書くことはとうに諦めてしまったのですが、せめてよい読者になりたいものです。やることが終わったら少し勉強してみるのもいいかもしれないですね。

というかやることが本格的に終わらなくて危機感が募ります。あんまりにも終わらないので散歩にいったりおえかきしたりして危機感を紛らわせていました。おまえはほんとうに終わらせる気があるんですか? そろそろ真面目に取り組まないと筆者の自尊心が壊れかけているので、遊んでいるようなら叱ってやってください。よろしくお願いします。

2020.12.28 MON
20日目です。ここ数日ほんとうに家に引きこもっているのでまじで書くことがないんですよね。代わり映えのない記録でほんとうに申し訳ないです。しばらくはこんな状態が続くかもしれませんがよろしくお願いします。

強いて言うなら、NHK総合で放送されたドラマ『岸辺露伴は動かない』第一話を観ました。原作はいっさい知識がないのですが、台詞やキャラクターが非常におもしろかったです。三夜連続放送ということで、明日明後日もぜひ観ようと思います。

2020.12.29 TUE
21日目です。順当にいけば今日が「いっしゅうき」の締めの日ですので、読んで下さっている方にとっては、次の「いっしゅうき」が投稿される頃にはすでに新年になってしまっていることと存じます。ですので、少し早いですが、年末の御挨拶を失礼いたします。

2020年、誠にありがとうございました。ついったもnoteも始動したばかりで、まだまだ脱力系ジャンルごった煮おもしろコンテンツとしてはひよっこですが、今後も精進してまいります。よろしければまた、暇で暇で呼吸と瞬きしかやることがないときにでも御笑覧いただければ幸いです。おもしろコンテンツを目指すにしては活動が地味ではという問題はさておき、少しずつはっちゃけて暴れていければと思います。

まあ筆者にとってはまだ2日ほど今年が続きますので、引き続き引きこもりながら淡々と年を越そうと思います! いえ~い!

ここ数日この記録をさぼっていた自覚があるので、今日は少し長めにいきます。
最近、作業BGM兼ごはんのおともとして、アニメ『モノノ怪』を流しています。モノノ怪と書いて「もののけ」と読みます。名の通り「もののけ」を、櫻井孝宏さん演じる薬売りさんが退治していくお話です。最近櫻井さん率高くない? 『岸辺露伴は動かない』もなんだかんだ櫻井さん出てるじゃない。『岸辺露伴は~』第二話も観ました。高橋一生さんや森山未來さんの演技も、テンポも展開も良くて最高に楽しんでおります。話が逸れました。『モノノ怪』に戻ります。

各種VODサービスで配信されています。従来の和風ホラー、そしてアニメーションとは一線を画す傑作ですので、こういった系統のお話がお好きな方は何卒。筆者は「鵺」の回が大好きです。


ところで、筆者は妖怪が好きでした。いまも好ましく思っていますが、その頃の情熱は失ってしまったので過去形にしておきます。皆さんは好きですか、妖怪。

小学生くらいの頃に水木しげる先生の妖怪図鑑にはまり、高里椎奈さんの小説「薬屋探偵妖綺談」シリーズに完全に落ち(イケメン妖怪三人組によるミステリです。こう書くと誤解を招きそうですがなかなか硬派な文章と物語が楽しめます。筆者の青春かつ信仰なのでいつかこれについての思い出も書ければと思います)、そこから妖怪関係の書籍を可能な限り読み漁りました。

クリスマスや誕生日に国内外の妖怪・精霊についての辞典をねだったり、ねだるまでもなく母が買ってくれていたり(本屋さんで地獄の本とか妖怪辞典をラッピングしてもらうのが恥ずかしかったと言っていました。すまんの)、京極堂シリーズを読んだり、全然理解できないくせに学術書や論文集を読んだり、いま思えば現在よりよっぽど勉強熱心だったと思います。その頃の興味関心もあって大学の専攻を選んだので、筆者の人生の一部は妖怪によって仕組まれたといっても過言ではないのかもしれません。

ただ、ここが人生の難しいところで、いざ「妖怪」を研究対象のひとつとする学問に飛び込んでしまうと、フィクション・エンタメとしての「妖怪」と、研究対象としての「妖怪」のイメージの乖離にわたし個人が折り合いをつけられず、うまく妖怪エンタメを楽しめなくなってしまいました。我がことながらまったく損をしていると思います。そうわたしはめんどくせえオタク。まあ難しいことはなんもわからんので難しい話はこれでおしまいです。でも「薬屋探偵~」のことを書いたらまた読みたくなってきたな。実家に置いてきちゃったんですよね。自分用にまた揃えようかな。そういえばこれも薬屋ですね。


妖怪エンタメに物申したくてこれを書いているわけでは決してないので、どうかそれだけは御承知置きください。妖怪エンタメ、楽しいですよね。妖怪辞典も妖怪をキャラクター化しているという点では妖怪エンタメのひとつかと思われますが、皆様どんな妖怪がお好きですか。万人が妖怪好きという前提で話を進めるんじゃないよという点はさておき、妖怪といえるような存在はメジャーからマイナーまで、そして日本のみならず世界中におりまして、なかなか深い沼だと思います。妖怪に特別の思い入れがなくとも、辞典を流し読みしているだけでおもしろいのではないでしょうか。もし機会があったらやってみてください。

ちなみに筆者は「縊鬼」が最推しです。これで「いつき」と読みます。妖怪辞典にはたいてい載っているので妖怪扱いでよいのだと思いますが、日本においては特定の地域で伝えられているわけでも全国的なものでもなく、江戸時代だかの随筆かなにかに一度出てきただけの存在なので、位置づけとしては特殊枠なのかなと思います。


いま確認したら、中国では歴史ある存在のようですね。知らなかった。勉強になりました。中国の伝承が日本に輸入されたのかな。
なかなか興味深いお話なので、ぜひ辞典や原典で楽しんでいただきたいのですが、まあ邪悪な存在です。元気が出ます(個人の感想です)。人間の深層心理を弄ぶ系の、どうしようもなく邪悪な妖怪さんは最高ですね!(個人の感想です)

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。