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3Dプリンターなにがいいねん問題

はじめに

家でも3Dプリンターを稼働させたいと思い、調べたことをまとめました。僕は大学のZortraxしか使ったことがなく、一台も持っていません。
「利用者が多い(日本語Tipsが多い)」、「カスタマイズしやすい」、「10万円程度」を条件に、メジャーなプリンターを中心に調べました。

なお、メモ、友人共有用として作成したもので、確実な情報でないことをご了承ください。

〜4万円

Ender 3 (造形サイズ 220x220x250mm) ¥28,900

Pro
大学の3Dプリンター所有者の中で最も多かった
安い。カスタマイズ、トラブルシューティングの日本語Tipsが豊富
印刷スピードは遅め(60~180mm/s)だが、値段に対して精度が高い(Zortaxと変わらないくらい)
Cons
死ぬほどうるさい。(滋養強壮に効く)結局静音化カスタマイズで10,000円くらいかかるのでEnder3 Neoでいいと思う
自動レベリング(座標、高さ調整)機能、日本語OSなし
レベリングとは 3dプリンター - Google Search
ABSは失敗しやすい

FYI Ender3のスペック・使い方・組立・キレイに印刷するための調整


Ender 3 Neo (造形サイズ 220x220x250mm) ¥36,900

Ender 3の上位互換。静音化、オートレベリング機能あり。日本語OS対応
Ender 3は結局10,000円くらいカスタマイズすることになるので、こっち買っとけばいいと思う


4万〜7万

Adventurer3 造形サイズ (150×150×150mm)] ¥49,500

カスタマイズめんどい、高いのもやだって人はこれがおすすめ
基本的な機能が網羅されているのに安い。
造形サイズは小さい。大きめならAdventurer4が上位互換


Clone Prusa i3 MK3S+ ¥ 50,200

Prusa i3 MK3S+のクローン品。基本的な部品以外、3Dプリンターで制作または販売しているためかなり安価に、精度の高いプリンターが手に入る。
ただし自分での組み立てが必要であったり、電圧変更の装置を買ったりと何かとカスタマイズが必要。それでも大体7万円、8万円でおさまる。組み立ての難易度は高いものの、精度には問題なく、 3Dプリンターの仕組みも覚えられる。
説明書はついてこないけど、Prusaのサイトで見れるから別にいいと思う。
ハリボーはついてこない。


Ender3 S1 (造形サイズ 220x220x270mm) ¥52,900

Ender3 Neoの上位互換。
フィラメントセンサー、デュアルZ軸。精度がよくなるように修正されている。大学でEnderを使っている人はこれが多かった

〜13万円

基本カスタマイズなくともすんなり使える。社会人になっても使い続ける or そんなにお金に困ってないなら、このあたりがいい。

Adventurer4 (造形サイズ 220x200x250mm) ¥98,450

静かで、9点キャリブレーションもあるため精度高く失敗しない。前準備もいらないのでめちゃくちゃ導入しやすい
プロダクトデザイナー、GUILDに属している安藤さんが使っていた。


AnkerMake M5 (造形サイズ 235x235x250mm) ¥99,990

ノズル0.1mm, 印刷速度50 - 250mm/sと驚異的な早さと精度を実現している。自動モニタリングもできるので、離れていても印刷の様子を確認できる。
ぶっちゃけ機能だけ見たら値段に対して性能がすごすぎる。家庭用3Dプリンターで一番早いと思う。
ただ、発売して間もないこともなりTipsが少なく、カスタマイズ部品も販売されていないので今のところ自分で修理ができない。今後の動向次第
GUILDの人たちがめっちゃ使ってる印象

10万〜

Original Prusa i3 MK3S+ (造形サイズ 250×210×210mm) ¥129,800

僕はこれを買いました。
これ買えば間違いない。世界で最も使われているオープンソースプリンター。つまり部品の3Dデータが公開されている。
寸法精度がめちゃくちゃ高い。100mmのものが100mmで出てくる。(普通は1,2 mmずれる)基本的な機能は網羅され、悪い評判をまったく聞かない。24時間英語サポート、日本語の組立書もあり、世界中に知見がある。Discordサーバーに入るのがおすすめ。

組み立てながら3Dプリンターの仕組みを学べる。クローン品と違い、追加部品がなくともそのまま使える。
あとハリボーがある

3Dプリンター】Prusa i3 MK3S – 「コレ買えば間違いが無い」と言われる名機”プルーサ” | Rock’n Crawler

Guider2 (造形サイズ 280×250×300mm) ¥165,000

でけえ
30-200mm/sだから早いし、ゆっくりもできるから精度高くも作れそう。
高いけど、中古なら5万程度だったので、結構よさそう。
前職で印刷関連扱ってた大学の助手さんがこれ持ってるそうです。


おわりに

Enderの互換製品は種類が多いので説明してないけど、基本的にはこんな感じ。安く、プロトタイプだけ作りたいならEnderでいいかな。
大きめで、プロダクトとか作ろうと思うと7万円以上は必要そう。3Dプリンターは基本自分でメンテナンスが必要になるため、安さよりもTipsが豊富で部品があるかどうかを見た方がいいと思います。

補足、「こっちのプリンターもいいよ!」みたいな話があったら教えてください。


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