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イギリス留学備忘録(3カ月目)

イギリスで暮らしてからあっという間に3カ月以上が過ぎ、9月ももうすぐそこまできました。1カ月目はまだまだお客さん気分でしたが、ようやくここで生活しているんだなあという感覚が沸きあがってきました。


今月のざっくり所感

先月の目標に掲げた通り、今月は積極的に新しい場にいくつか乗り込んでみました。たじたじな場面も多かったですが、新しい友人にも恵まれ、結果オーライでした。また、小旅行の機会も得られ、ヨーロッパ内でのカルチャーショックを感じたりもしました。
先月↓

研究

やっと機材が届きました。嬉しい!それと共に、機材購入先の国から技術員さんがやってきて一緒に組み立てています。アメリカ人・イギリス人・そして日本人(私)で文化の違いを話したりしながら、発音の違いを興味深く聞きいています。専門用語がたくさんで会話に入り込めなかったり、折角説明していただいてるのに申し訳なくなったりと歯がゆい思いをすることも多いですが、レコーダーに録音して聞き返すことで何とか追いかけています。あとは力仕事が多く、大きな機材を運ぶ際は力にならないところも少し悔しいです。
研究はシミュレーションベースなので、私よりもPCの方が24時間よく頑張っています…今こうして書いている間もぶんぶん鳴りながら働いてくれています。日本の修士研究テーマも動き出し、おおまかに2つのテーマにそって研究をしています。最も今はプログラムを書くフェーズで、それは一番好きなことなので楽しくやっています。ミーティングではちょっとずつ言いたいことが言えるようになってきました。
最近は図書館で作業をするのがお気に入りで、休憩時に図書館併設のカフェでコーヒーやミルクシェイクを頼んでもうひと踏ん張りする瞬間が好きです。

生活

ごはん

スーパーの使い方にも慣れ、ポイントを貯めるためにも足しげくSainsbury'sへ通っています。あとは冷凍すればとりあえず大丈夫というずぼら術を会得したので、消費期限にハラハラすることなくゆったり自炊ができています。

日本と違っておもしろいなと思ったのは、ヴィーガン商品が思ったよりも高くなく、なんなら正規品より安いまでもありました。食の嗜好の多様性が受け入れられている国なんだなあと思います。例えば大学のカフェのキャラメルマフィンは£3ですが、ヴィーガンチョコマフィンは£1だったりします(もちろんおいしい)。

ついに我慢できなくなって日本食にも手を出しました。日本と比べればもちろんあれなのですが、wasbiという日本食チェーン店のサーモンセットはおいしかったです。

Ready Mealはいろいろ試してみて、あまり口に合わないなと感じでいたのですが、M&Sのビーフラザニアは感激のおいしさでした。ブロッコリーとキノコをのせて追いチーズしてオーブンで焼くのにはまっています。1.5kgのお得パックを買ってもいいな…。


Wasabi Tokyo Salmon Set £10くらい

今月もハウスメイトから色々な恩恵を受けました。料理だけでなく余ったメロンやトマト、スイカ等も頂きお陰で食生活が豊かになっています。キッチンで会うたびに留学生活に慣れたか、大丈夫か?と聞いてくれて優しいです。

こんな感じで野菜となにかのチャーハンを良く頂けます スパイシーで全部おいしい
メロン半分まるまる、うれしい~!


レジャー

前述したように積極的に新しい場に飛び込みました。大学の英語クラブが開催しているピクニックに飛び込んだことをきっかけに留学生の交流団体や日本人学生会、チャリティーイベントの交流会等に参加させてもらい、休日の楽しみが増えました。留学生コミュニティのハイキングでたまたまお話しした人が私の現在の部屋に前住んでいたというミラクルな出会いもあり、大家さんやいつも食べ物をくれるおじいちゃんの話で盛り上がったりもしました。

パブにも行ったのですが、パブではがっつりご飯を食べる場所では無く夕食後に軽く飲んで語るために集まる場所だと初めて知りました。19時集合22時解散で、イギリスの明るい夜をゆっくり語りながらビールと共に過ごすのはいい文化だなと思いました。

また、以前からLanguage Exchangeアプリでやりとりをしていた友人と会ってお酒を楽しんだり、トビタテの友人がバーミンガムに来てくれたのでご飯をしたりと人との関わりが増えた月でした。久しぶりに日本酒も飲んで、日本に思いを馳せたりもしました。

まだまだ英語は発展途上で、「あのときこう言えばよかったなあ」「こんな言い方があるのか」と一人反省会をすることも多々ありますが、チャレンジする場として今後もイベントには積極的に参加していきたいと思います。

実家のような安心感の大関


旅行

Summer Holidayとしてドイツとオーストリアに行きました。ドイツでビールとソーセージを楽しむことが夢だったので叶って感無量…!ドイツ留学をしている友人に「こんなにドイツを楽しんでくれてうれしい」と言ってもらえるくらいにはエンジョイしました。
同じヨーロッパ内とはいえドイツとイギリスは大きく違って、主要な言語はもちろんドイツは規則をきっちりと守る国なんだなあとしみじみと感じました。トラムに乗るために急いでいて、10 mくらいの歩道を信号無視して渡ったところ、警察に捕まって「それは良くない」と言われパスポートを控えられました。イギリスだったら信号無視が当たり前なのに細かいところまでみられるんだなあと驚きました。なんとかトラムには乗れましたが、一番心臓がバクバクした思い出です。

夢のシリーズ(ソーセージが来るまでビールを我慢できなかった図)
ミュンヘン・レジデンツ
ヴィクトリアンマーケットは平日にもかかわらず大盛況でした
ビール次ぐの下手くそランキング第一位


オーストリアのザルツブルクでは音楽祭シーズンだったので、運よく手に入ったチケットでオーケストラを聞きに行きました。ザルツブルクでモーツァルトが聞ける幸せ…!小さい街に文化と歴史と美味しいものがぎゅっと凝縮されていて、素敵な街でした。

オーケストラ会場 奮発して良い席で聴けました
ミラベル庭園
ホーエンザルツブルク城 天気も良く壮大でした


その他

長らく待っていたトビタテの変更申請がようやく受理されました。月並みですがとてもうれしいです。金銭面で支援を頂けることは精神的安心がものすごいので、ありがたいです。

来月の抱負

旅行後で気が抜けてだらだらしがちなので、9月末に控える大学院開始の準備として英語を勉強する時間(特にWriting)を増やしたいなあと思います。また、大学院の開始と共に研究の時間がぐっと減ると思うので、今のうちにしっかり取り組んでいきたいです。


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