植物から人間を学ぶ
我が家の庭に花が咲きました
なんと、この花の種を蒔いたのは数年前。たぶん5年は経っています。
庭の雑草がたくさんあったので、地面に這うような植物があったらいいな、と試しに1袋だけ種を蒔いたことがありました。
でも、ぜーんぜん芽がでなくて、ほぼほぼ諦めて、何度も除草剤を撒いたし、草刈りとか草むしりとか、散々やったあとの、この花。
わたしは種を巻いたことすら忘れてたのですが、夫が『あの花ってあの時のだよね。今になって咲いたね』と教えてくれました。わたしは『いやいや、種がどっかから飛んできたんでしょうよ?』って言ったら『ちがうよ、俺すごい調べたからあの花だって覚えてるし、あそこに蒔いたのも覚えてるもん』と自信ありげなので、きっとあの時の花の種でしょう!(夫のことは信頼するぜ!)
とはいえ、すごくないですか?除草剤にも負けず、5年以上も費やし、やっとやっと芽が出てきたなんて。
土の中でいろんな葛藤があったと思います。そろそろ出そう!ってときに除草剤を撒かれ、いよいよ出そう!ってときに、草を刈られ、あの花からしたら『チッ!ついてねえなぁ』と思っていたことでしょう。
なんとなく、これって人間にも当てはまるなあと思いませんか?
自分はずっと芽が出ない。パッとしない。あと少しっていうところで、ヘマをこく。でも、諦めなかったら、きっと芽が出るのかもしれない。なんて思ったりすること、ありませんか?
いや、諦めたんでしょうね、花も。
でも、あーもう限界やーーーってところで土の栄養が美味しくて、良きタイミングで雨が降り、ようやく出てきたのでしょうね。
だから、人間も芽が出なくたって、諦めたって、その先には何があるかわからない。うっかり芽が出ちゃうのかもしれない。
だから、芽が出るのか?出ないのか?を悩むより、『これ、めっちゃ美味しいじゃん!』とか『あー眠れるー!』とかその時その時の感情を大切に過ごしていったら、自然と流れに乗る、ような気がします。
お花にね、話しかけてみたんです。どうして、今になって?と。
そしたらね、『今だからだよ』って言ってました。
私が気が付くタイミングで出てきてくれたのかな?って微笑ましく思えました。『あの子、いま芽を出しても気が付かないし、なにも学ばなそう』って思ってたはず!
自然は、すべてお見通し。