株式会社UZUMAKIのCTOの気になる報酬体系は？どうしてCTOをやってるか？調べてみました

ひどい量産系のブログ記事のようなタイトルでこんにちは、株式会社UZUMAKI CTOの@kon_yuこと今です。noteのCTOの今さんは違う人です。

株式会社UZUMAKIはフリーランスや副業のメンバーで構成されている世間的に見るとまだまだ新しい形態の(変な)会社です。
そんなUZUMAKIになぜ自分がCTOとして加入しているのか、CTO費を利益連動型報酬にしていることをご説明します。

利益連動型報酬

社員はバックオフィス業務をしてくれている方以外おらず、会社法上の役員は社長の工藤さんだけです。そのためCTOなのにも関わらず取締役でもなく正社員でもなく契約上は業務委託なのでフリーランスと変わりません。その変わり変わった契約形態にしたのでその経緯をご説明します。

株式会社の役員報酬って基本的に前年度に決めるものであり一番イメージしやすいのは野球選手の年俸でしょう、業績が思いの外よくてボーナスで還元するのも手続きがあって面倒くさいです。

また役員報酬を年度中に変更するのは非常に煩雑です。手続き的な話以外にも、そもそも会社とオレとの報酬に関する合意を都度行う必要があり大変面倒です。できるだけソフトウェアの開発以外に仕事のリソースを割きたくはありませんでした。

それ加えて会社の売上がどうなるかわからないので報酬がいくらが適当など誰にも検討が付きませんでした。今年は年始の時点で売上見込が全然ありませんでした。

このような理由から、案件に参加して開発やマネジメントをする実労働以外のCTOとしての役割の報酬については、利益連動型報酬にすることにしました。

利益連動型報酬とは、売上から経費を引いた利益のN%を報酬とすることです。

こうすることのメリットとして、会社としては利益の比率で金額が決まるので役員報酬でキャッシュがなくなるリスクを下げることができます。

オレとしても利益がすごい出たら還元されることになります。
また利益が増えるということは自分の仕事の割合としてUZUMAKIの割合は自ずと高まりますし、UZUMAKIの利益が少ないということは自ずと自分の稼ぎのうちUZUMAKIへの依存度が下がるだけです。

このように会社にとっても自分自身にとってもリスクを最小限にすることができるわけです。

では株式会社UZUMAKIは12月締めなので、気になる今季のCTOの報酬はいくらだったのかといいますと、直接金額を書くのはあまりにも野暮なのでぼんやり書くことにします。

新車は買えないが16インチのMac book proをゴリゴリにカスタマイズしてもお釣りが来るぐらい

と言ったところでしょうか。

CTOをしている理由

正直個人で仕事を受けたほうが単価が高い(顧客に提示する金額は大体同じだが会社の取り分を引いた分オレの取り分が減る)にも関わらずUZUMAKIでの仕事をしているかというと幾つか理由があります。

サードプレースとしてのUZUMAKI
個人で仕事をするフリーランスは孤独になりやすかったりするので、仕事を通じて雑談したり、技術の最新情報の共有や、別の仕事での技術的にわからないこと話し合え、サードプレイス的な役割としてメンタルヘルスを健康に保つ事ができます。

技術トレード
フリーランスのエンジニアをしているとよく問題になるのが、「持ってるスキルの以外の仕事ができない」、「仕事で新しいことに挑戦できない」なんて問題に対して技術をトレードする時間を設けることをしている。

やったことにない技術を仕事ですることはままあるが、あくまでアドバンスドレベルの話であってビギナーレベルからミドルレベルの技術となるとなかなか機会がありません。これを埋められるのは非常に有益です。

具体的には下記のようなことをやっています

・オンラインで勉強会を開く、録画したものを共有してリアルタイムで参加できなかったメンバーにも共有する
・勉強会で覚えた技術を実務でバグフィックスなど小さい修正をしてレビューしてもらう
・特定の技術が得意な人におすすめの技術書を教えてもらい、それを読んだ上でフォローアップしてもらう

以上です。いかがだったでしょうか次回はUZUMAKIでやっているリモートワークの工夫点なんかを書いてみる予定です。

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