見出し画像

ジェノスと太陽

朝、ジェノスは直立不動でサッシに背を向けて立っていた。
彼は脳だけ生身なので、朝の太陽光は浴びておきたいのだ。
サイタマ先生は寝ているが、日中外回りや買い物で散々頭皮に直接日光を浴びているだろう。

ある時ジェノスは日光浴しながらスリープモードになってしまったことがある。
連戦で身体全体に疲労物質が溜まっていたらしい。
寝たままサイタマ先生が心配そうに布団に移動させて寝かせてくれたが、不覚だった。

起きた時の失敗したという恥ずかしさと情けなさで、それでも先生に気遣われながら、その日の家事はこなしたのだった。

終わり

お金が欲しいです。