日常 その2
サイタマ先生がまた夢で闘っているらしく脂汗を流して眉間に皺を寄せている。
夢の中までは俺も加勢に行けない。
汗を拭くためのタオルを絞っておく。
強すぎる先生のジレンマが夢になっているのだろう。
俺が見る夢はサイタマ先生に助けられているか甘えさせてもらっているものばかりだ。
自分の不甲斐なさに悔やみつつ先生の目覚めを待つ。
ん、目を覚ましたようだ。
「ジェノス〜、うどんバケツ一杯なんて食いきれねえよ」
今回は俺の得意分野だった。
「先生、それは夢ですよ。朝食の準備ができてます」
「お、そうか」
平和な朝食が訪れ、いつもの日常が始まる。
終わり
お金が欲しいです。