サワガニ姫 3

「いくらなんでもそのへんのおばちゃんすぎるな。姫って感じじゃない」
「じゃあ、妖精の格好はどう?」
無邪気な提案に苦笑いしたが、それはいいかもしれない。小さいから目立たないし俺の肩に止まればサマになるんじゃないか?

「妖精結構!ティンカーベルみたいなやつだな」
「ふなっしーじゃないの?」
俺はディズニーのティンカーベルの絵を見せた。
こっちのほうが本物の妖精だ。
「まあ!可愛いわね」そう言うが早いかサワガニ姫は妖精に変わった。

続く

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