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サイボーグ・バード 3

小型ジェットを背負って俺は縦横無尽に飛んだ。
久々の感覚だ。

ソーラー式で燃料がいらないのは都合がいい。
故郷の島へ向かう?まだだ。

食い物がない。俺は頭だけは生身なんだ。
街へ戻ると生き物を売る屋台へ向かった。
トカゲ、カエル、蛇、サソリ。
大物はないが一通り揃っている。
これらは飼ってもいいし調理してもいいらしい。

「よぉ、買いたいものがあるんだ」
主人が驚愕の眼差しで俺を見る。
「てめぇ、人形なのか?鳥か?」
「両方だよ、ミルワームをくれ」

俺は抱えきれるだけの乾燥ミルワームを買い込むと屋台を後にした。

ふと考える。
この身体で帰ってもきみ悪がられるだけかもしれない。
外見だけでも元の鳥っぽくならねぇかな。

続く

お金が欲しいです。