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STEAM教育について 概要編


歴史

世界では

STEAM教育の前身はSTEM教育でした。
1990年代に科学技術人材の育成を目的とした教育政策として、アメリカで始まりました。
その後、AIでは対応できないとされていた「創造力」を伸ばすためのArts(芸術・教養…)領域が追加されSTEAM教育という新しい名前の教育手法が形作られていくこととなりました。

AIに想像力がない、と本当に言えるのでしょうか?

つぶやき

日本では

2019年4月の中央教育審議会の諮問にて、高等教育におけるSTEAM教育の推進について述べられたことにより、STEAM教育にスポットライトが当たり始めました。諮問というのは、大臣が意見を審議会に求めるということを指します。つまり、これからの日本の教育政策の方向性になる可能性が高いことがわかったため、注目されるようになったということです。全国の学校での導入だけではなく、その先の評価基準にも影響があるし、補助金やビジネスの機会が生まれることもあることから、色んな人が動くわけですね。

※中央教育審議会(中教審)は、文科省の下で設置されている審議会。分科会や部会などを通じて、さまざまな教育問題について専門的な議論を行い、教育の振興と人材育成に関する重要事項を審議し、大臣に意見を述べるなど、教育政策の方向性を定めるための重要な役割を持つ。

なぜ、高等教育だったのでしょう。そして、なぜ2019年になったのでしょう。

定義

目的・意図

急速に発展する技術や多様化する社会に対応できる人材を育成すること。具体的には、自発性や創造性、問題解決能力といった能力の育成を目的としています。よくあるのは、問題解決能力、論理的思考力、粘り強さ、主体性などでしょうかね。

それぞれの能力の定義は?

学習内容

「STEAM」の名の通り、5つの学問領域を横断的に学べる学習内容になっている。

  • Science

  • Technology

  • Engineering

  • Arts

  • Mathematics

この領域に関しては、公教育、民間企業など目的や意図に応じて様々な学習体系が実践されています。

大まかに公教育と民間企業で実施されるSTEAM教育に違いはあるのでしょうか?共通点は?

教育手法

ICTを用いながら主体的な学習を実施することが大事だとされています。

ただ、具体的に手法を限定したり定義されたりはしていません。それは、育みたい力を、育むための教育手法を取ることが必要で、それは子どもたちによって違うからです。だからこそ、目的によっては個別最適学習という手法を用いる実践が多く見受けられるのでしょう。その他には、問題解決能力などの育成を目的として、児童、生徒が自分で問題を見つけ、それを解決するという学習を繰り返す実践もよくあります。

概要は以上です。

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