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パキスタンからイランへ

さっきチャリで近所のスーパーに行った
前面から受ける風は間違いなく体温より高くドライヤーを全身で受けながらのようだった・・・
熱風・・深夜特急ごっこで2001年に通った体験した最高気温の場所
パキスタンのモヘンジョダロを思い出した
旅とか興味ない人はスルーです。
当時の日記抜粋、長文です、では始めます・・・
 
  2001年4月
警察官がバイクに二人の乗りで空砲を撃って交差点を
我がもの顔で横義る・・

マックの店の前の警備のおじさんはショットガンを持って
小学校の椅子のような小さい椅子に座っているし
向かいのケンタッキーの警備さんは自動小銃を磨いている、
まぁ後で知った事だが
できたばかりのアメリカナイズされたファーストフード店には
良いところのお坊ちゃん達が来るので誘拐事件が多いからとか・・・
とにかく治安の素敵なカラチだ(ニガ笑) 

カラチの海岸

 明日にでも向かおうと思っているモヘンジョダロ遺跡の手配をしようと
ホテルの人に教えてもらったPIV(国立の観光局)に向かう 
バリバリと暑いしビルの入口はわからないし・・
やっとたどり着いたカウンターで国内線Arチケット1300Rs(日本円で約2600円)とホテル約1260円(国営の一軒宿しかないそうだ)
 Mr’Riqz Hasan Khan氏のゆっくり喋ってくれる英語は解りやすかったPTDS(パキスタンツアーズデベロッパーコーポレーション)と書いた
名刺をくれたほんとに国営?
ArチケットほPIA(パキスタンエアー)だし、まぁ、いいか・・・ 
 
 K君とAVRIホテルの最上階の日本食レストラン”富士山”で夕食、
鉄板焼コースで豪遊、でも、一人500Rs(1000円位)
イスラム圏だからBeerが呑めないのが残念だが。
外にでたらまだまだ暑いのでタクシー10Rsでホテルに戻り早寝

 朝、K君下痢、しんどそう、窓の下、車道に敷物が敷かれ突然、
アザーンが鳴り響き、お祈りタイムが始まる。


 早めにチェックアウトしてエアポートへ、
パキスタンエアーRK394便、国内線ゲートの表示は数字がアラビア文字、
お札のiみたいな”1”とハートみたいな”5”

チケットの数字と見比べてキョロキョロしてたどり着く
16:20テイクオフ

 17:00頃にモヘンジョダロエアポート着陸

お迎えのワゴン10Rsに乗りホテルへ、
レセプションのMr’ジャシー氏の案内で部屋へ
エアコンを全開にして30℃、これが涼しく感じてばったり眠る。


 日の出前に行くべき・・と助言されていたのに寝坊
一歩部屋の外に出てめげそうに
レセプションでドリンクを買う
スタッフも犬もみんなタイルの床の上でお昼寝中
45℃位あるから外は暑いぞ・・と 

 勇気あるK君が遺跡博物館に行って来た「観るものないね〜・・と」

午後、Tシャツを洗濯、絞らす、部屋の外の廊下の手すり干し
次のシャツを洗い干しに行ったら15分で乾いていたいくら
黒色だからといっても、さすが45℃・・・

 日没直前、遺跡へ、世界最古と言われるモヘンジョダロ遺跡
人の気配は感じるがひたすらレンガの崩れた山

20:00になってもバリバリに暑く明るいチェックアウト
頼んでおいたタクシーで国鉄駅へ向かう
いくつか集落を越え馬車とぶつかりそうなり・・
 ラールカーナ駅着、待合室でカラチ行きに乗る日本人2人組と遭遇、
彼らが居なくなったら今度は僕らの周りにジロジロ人垣
東洋人珍しい?まるで動物園、パンダ状態
無事、クエッタ行きの夜行列車に乗る
ひたすら月夜の荒野、茫漠を走る


 翌朝、クエッタ着

深夜特急のハイライト、パキスタンからイランへの夜行バスの出発地だ。
空にはアフガニスタンから飛んでくる?ミグ戦闘機が横切る
反米のシールがお土産屋さんにおいてある、北朝鮮のバッチ? 

 銃砲店があり冷やかしに入ったら
店員がK君にマシンガンの弾倉ベルトをかけてごらんよと
記念写真を撮りなよ、
なかなかカラチよりデンジャラスなアフガン国境近くの街だ 

ロバ(現地ではタンカ)の馬車が走る
マーケットに行くと素焼きのツボに水をかけては気化熱で冷やして作った
アイスクリームを食べた。

 午後、砂嵐が始まる、黄色い”ホワイトアウト現象”
夕方、街外れのバスターミナルから出発した
長い夜の始まりだった。

夜明け祈りの時間

いくつも検問を過ぎた、国境がちかいはずだ
でも、また、バスは停まった、お祈りタイムではないのに

僕らがめずらしいのか・・アフガン人やパキスタン人は人懐っこい

やっと動き出すようだ

 一昼夜かけて
タフタン(パキスタン側)ミルジャワ(イラン側)国境にたどりついた

ここからはイラン
ほんとに道も左側通行になった・・・
次の目的地、バム遺跡へ
深夜特急ごっこの旅は続く・・・

旅の途中なんども一緒になったダニエル





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