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動きを見るのさ Ph.D (neuroscience)/data analytics 研究 in 大学 & CTO in 8thCAL㈱ ← Yahoo!JAPAN ← UT

最近の記事

時間の解体新書--手話と産みの空間ではじめる

そもそも時間ってあるんですかね?哲学者のマクタガートさんは無いと言ったらしいのだけど、マジですか?というのを手話から考えてみたというもの。 内容思考は言語に左右される。では手話なら新しい世界の捉え方が出来るのでは、という話。 手話 手話は話をするときに、主観的な場、もしくは、客観的な鳥瞰的な場を設定するらしい。(レーシングカーゲームの一人称視点か三人称視点か、みたいな) そこに登場人物や何が起きたかを配置していくらしい。 哲学的な課題 時間は存在しない、とマクタガー

    • Encoding innate ability through a genomic bottleneck

      一個前の記事(https://note.com/uytr/n/n792d16c0efdc )で書いたとおり、神経回路の接続の情報量は圧倒的に大きくて、遺伝子の情報量を完全に凌駕するので、神経回路の情報を全て遺伝子に詰め込もうとすると圧縮が必要になる。生物は個体間で一旦情報を遺伝子に落とさなきゃ次世代に伝えられないということは、つまり、神経の接続情報を遺伝子で伝える際には遺伝子がボトルネックになっていて(genetic bottleneck)、これが逆にいい感じに情報の圧縮に寄

      • PERSPECTIVE : A critique of pure learning and what artificial neural networks can learn from animal brains

        面白かったので、軽く日本語でまとめたものを置いておきます。メモ代わりです。フリーアクセス総説なので本文読むのも良いかと。 AbstractANNs:膨大な教師データが必要 動物:基本的に教師なし学習 ← これはゲノムにencodeされてる(genomic bottleneckとも言える低容量の遺伝情報でwiringが担われてる) 動物的な知性を目指すならば、genomeに入ってる低容量の情報でwiringを上手く行うことでANNが飛躍的に進歩する可能性がある 内容マウス

        • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

          2018/11月くらいに書いた記事です。 最近、神経科学の行き着く先を考えると結局知能という話になるのかなとか思ったりして、3周くらい回って人工知能面白いじゃん、みたいな気持ちに戻りつつあるので、懐かしいなぁとか思います笑 ------------------------------------------------ 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット どこで見つけたのか、多分Twitterで見つけたんだと思います。 キャッチーなタイトルで、しかし扱う題材が

        時間の解体新書--手話と産みの空間ではじめる

        • Encoding innate ability through a genomic bottleneck

        • PERSPECTIVE : A critique of pure learning and what artificial neural networks can learn from animal brains

        • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

          はじめに

          色んなサービスで文字を書いてきた気がするが、noteにまとめる。 他のところで書いていたものも一旦まとめてみるので、ちょっと古いものもあるかもしれんが、今見直してみると面白いこと書いてるな、というのもあるので、それも含めてコピペをしばらくし続けてみるとする。

          はじめに