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Artist / EU封鎖とともにベルリンでのアーティスト・イン・レジデンスでの暮らし…

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Artist / EU封鎖とともにベルリンでのアーティスト・イン・レジデンスでの暮らしが始まりました。こういう特殊な状況下なのでなるべく日々の記録を残しておくことにします。

最近の記事

DAYS 38

「ロックダウンの延長」 ドイツに来てから、一ヶ月がすぎた。19日にロックダウンは解除されず、5月までひとまず継続されることが決まった。しかし、段階的に規制を緩和していくようで、学校を5月3日以降徐々に再開させ、国が定めた基準の店舗面積以下の店などは再開して良いことになった。地下鉄などに乗る人も増えてきているらしい。(ちなみに自分はベルリンに来てから、初日以降一度も地下鉄に乗っていない、というより、この近所から外に出ていない。。)いずれにせよ、国はコロナとの戦いを長期戦と腹を

    • DAYS 27

      「自主隔離と制作の違い」 自主隔離(外出規制)の名の下、自主隔離しているつもりだったが、自主隔離の暮らしと制作の暮らしとではあまり大差がないという事実に気がつく。制作が始まると、1日の中で外に出ることはスーパーに行くか、散歩するかなので、それはいまドイツ政府が打ち出している唯一許されたアクティビティと一緒だ。。このロックダウンが終わったとしてもおそらく私の暮らしにはあまり変化がないだろう。画材がオンラインでしか買えないことや(届くのに2週間かかる)美術館にいけないことを考え

      • DAYS 25

        「ドイツの運送事情」 ロックダウン(都市封鎖)によって、店は閉まっているため必要なものはオンラインで購入する以外に手立てがない。となると、まず頼りになりそうなのがamazon。この状況においてもさほど遅延はない模様。しかし、結果的には頼んだものの半分は届くことなく販売元へ戻っていった。そう、amazonは優秀かもしれないが、実際に届けるのはDHLだ。DHLの諦めの速さといったらそれこそ迅速だ。追跡確認で彼らの詳細な足取りをたどることができる。どうやら彼らは朝の7時台にやって

        • DAYS 16

          「ベルリンにおけるコロナの雑感」 まず、差別に関して。過去ベルリンに滞在した際にアジア人に対しての差別を感じたことはそこまでなかった。あってもからかわれる程度のもので、まあそれは異邦人としてドイツに住まわせてもらっているのだから仕方がない、とその程度。あるいは、自分が身を守る術としてそういったことに対して無意識に鈍感になろうとするのだと思う。いちいち過敏になっていたら身がもたないからだ。それをさておいてもベルリンは差別が少ない街だと感じていた。今回身構えながらドイツで生活し

          DAYS 15

          「自主隔離の終わり」 ドイツ入りしてから2週間が経ち、一応の自主隔離の期間を終える。特に身体に異常はなし。先週末にドイツ政府はあらたに感染拡大を防ぐべく、外出の規制を厳しくした。いよいよ規定された店(スーパー、薬屋など)をのぞくすべての商業施設がクローズした。また、他国同様外出は基本的に、スーパー、あるいは健康維持のための運動(ジョギング等)に限られてしまい、用事もなくうろつくことは基本的にはできなくなった。。はずなのだが街を見る限りは晴れた日などは公園や川沿いでたむろする

          DAYS 7

          「ドイツ入国」 ヘルシンキ経由でベルリンへ。ヘルシンキで予定していた便がキャンセルになり、便を一本繰り上げてドイツに入国。キャンセルはコロナの影響だそう。もしかしたらこの便を最後にドイツ行きは当分打ち切りだったんじゃないかとあとで思い当たる。実際その1日後にはEUへの渡航が30日間禁止になってしまった。  着いた翌日街を歩いてみると、まだ空いている店もちらほらあったものの、EU封鎖と同時にスーパー、薬屋などを除くおおよその商業施設がつぎつぎと閉まっていった。もとより公共施設