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日記11

おかしなことになった2ヶ月間だった。

一番おかしかったのは、僕が担当している演劇部が、何がどう作用したか知らないが県大会へ駒を進めてしまったことだ。ほぼ稽古はしていない。大会の10日前に、まだ台本が決まっていない始末。台本のことは生徒に任せて、のんびりしていたんだけど、どうにも決まらないらしい。出場を辞退するか~と適当に考えていたのだけど、いろいろな先生に「生徒に舞台を経験させたほうがよい」というアツイアドバイスをいただいたので、う~ん、それじゃあ出る?台本は僕が書くね…といった塩梅で、結局出場することになった。あはは。

それで、その台本が、審査員の何かに触れてしまったようで、県大会への推薦を勝ち取ってしまった。稽古回数は…たぶん5回くらい。しかも集中力が続かないのでそれぞれ1時間ずつしか練習していない。まあ出るだけで、と考えていたので、それでもよかった。しかし…一生懸命何ヶ月も稽古を重ねていた他の学校にとっては面白くなかったのだろう。その後、色々言われた。(3人の審査員の悪口の中に、僕らへの不満も散りばめられていた、という形で)まあ仕方ない。本心言えば、9月の地区予選が終わった時点で「やっと部活動から解放されるゥー!」と思っていたので、僕もずっこけた。県大会は11月。まだあと2ヶ月もあるの?頭がクラクラした。

そしてついに明日。県大会の本番である。うちの学校の演劇部は、致命的に部員が足りないために、顧問の僕も裏方で参加している。もちろん未経験。しかし、おかげさまで舞台照明や音響の色々に詳しくなった。生徒は本当によく頑張ってやっている。うれしい。

明日の今頃には~♪(宇多田ヒカル)僕は、脱力しているのだと思う。薬を飲みながら、鬱をだまし、フラフラになりながら、それでも身体だけは何とか動かして、脳のまだ動く部分をなんとか稼働させてやってきた。それももう終わり。

それでも来週にはラジオの収録もあるんよな…弊校演劇部県大会出場の快挙(?)を放送局が聞きつけて、番組を録りたいそうだ。断ればよかった。とほほ。

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