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【ゲーム思考】 1-2:さまざまな目標

RPGでは、竜王のようなラスボスを倒すという大きな目標以外にも、途中のサブシナリオにおいてさまざまな目標(サブクエスト)が設定されています。

例えば、ドラゴンから姫を救い出す、仲間を探す、困っている人を助ける、などです。

このように、ラスボスとは直接関係のない、ゲームの途中で発生するさまざまなクエストをこなしていくことでストーリーが進行して行ったり、アイテムをゲットしたり、パーティ(一緒に旅をするチーム)が強くなったりします。

RPGの中では、そういった寄り道のようなものがひとつもない、メインシナリオのみの完全な一本道のストーリーは珍しく、サブクエストが充実しているゲームの方が多いはずです。

このことを人生と照らして考えてみます。

人生において大きな目標を持っている人は、その大きな目標に一見関係のなさそうなことを無駄だと思う傾向があります。しかし、RPGでよくある展開のように、一見ストーリーと何も関係なかったものが後になって実は重要な意味を持つ、ということは人生でも起こります。

ゲームの序盤でただのおじさんだと思っていた人が、実は後で超重要人物だった、なんてことがよくありますね。現実世界でも、昔会った時は普通の人だったけれど、次に会った時には成長して大物になっていた、なんてこともあります。

大きな目標に直接的に関係なさそうなサブクエストに巻き込まれたとしても、腐らずに「ゲームでよくあるサブクエストだ」と思って取り組むと、精神的にも楽ですし、思いがけない幸運に恵まれることがあるでしょう。



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