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【UX Camp 浜松 #3 の前に...】なんでユーザーにインタビューをするの?

※この記事はUXデザイン初心者の方に向けて作成しています。

こんにちは、UX Camp 浜松の中の人、スズキ(@111010101ma)です。

「浜松(地方)にいてもUXデザインを勉強したい」「仕事以外でUXデザインの手法を試してトレーニングしたい」と思い立ち上げたUX Camp 浜松も、早いもので次回で3回目の開催となります。

▼UX Camp 浜松って何するの?という方はこちら

次回の勉強会#3では、ユーザーインタビューを参加者同士で実践(練習)します。これを見たときに、そもそもユーザーインタビューって何?と思った方がいるかもしれないので、「なぜユーザーにインタビューをするのか」という理由をざっくりと説明します。

なぜユーザーインタビューをするのか?

ユーザーインタビューは、数あるユーザー調査の手法の1つで、ユーザーに質問を投げて対話をしながら情報収集をしていきます。

この手法は、ユーザーから今まで気付かなかった知見を得られる上に、自分たちで考えたアイデアの妥当性を検証することもできるため、リサーチ手法の中でもよく使われているものです。

野球ファンのBさんは球場に行きたい?

野球ファンのBさんと、Bさんを球場デートに誘いたいAくんがいたとします。

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Bさんの情報「野球ファン」を1つとっても、その文脈や背景はさまざまです。Aくんは、「Bさんは野球ファン=推しの選手を生で観たら喜ぶはずだ」と思い込んでいました。しかし、実際は、Bさんはテレビで観ながら監督のように作戦を立てることが好きな、戦略家タイプの野球ファンだったようです。

「野球ファン、球場は苦手、戦略を語るのが好き」といった情報が事前にあれば、それらに基づいて「球場ではなく、野球中継をしているスポーツバーに行く」などの計画を立て、アクションを起こすことができたかもしれません。

自分たちのアイデアや仮説に潜む思い込み

ユーザーに実際に会って生の声を聞くことで、ユーザーの思考やそのときの感情・不満・持っている価値観などの定性的な情報が得られます。

ユーザーインタビューはアイデアの妥当性を検証するために役立つと冒頭で書きましたが、自分たちで考えた仮説やアイデアには、少なからず思い込みや先入観が潜んでいます。自分たちが正しいと思っているものを作るのではなく、ユーザー調査の結果に裏付けられた対応をすることで、今まで気付かなかった視点でサービスを提供することができるでしょう。

UXを重視したものづくりを行う上では、このユーザー中心の考え方が重要になってきます。

ユーザーインタビューを実施する前の準備

ユーザーインタビューを有意義なものにするために、インタビューを実施する前に準備しておくことを紹介します。

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 1)実施する目的を明確にする

まずはインタビューを通してユーザーから得たい情報を確認しておきましょう。誰に対して何を知りたいのか、また、インタビューで得られる情報が開発プロセス(企画、要件定義、デザイン、開発・実装、リリース、運用など)のどの部分に役立つのか、といったことを明確にしておきます。

2)質問項目や当日のスケジュールを計画する

インタビューは、サービスや製品を使っているユーザーに、実際に会って実施します。あれこれ気になることを思いつきで質問するのではなく、事前に質問項目の洗い出しや整理、当日のスケジュールなどを作成し、インタビューを円滑に進められるように準備しておく必要があります。

3)リハーサルをしておく

用意した質問項目に過不足がないか、メンバー同士で練習をして、質問項目の改良を重ねておくことも重要です。1つ1つの質問を読み上げるのではなく、状況に応じた問いかけをするようにして、インタビューを受ける側が具体的なエピソードを語れるような場作りを心掛けると良いでしょう。

宣伝:次回のUX Camp 浜松 (11/30土)では、ユーザーインタビューの練習を実施します

ここで説明できなかったユーザーインタビューの具体的な進め方や、インタビューを実施するときに気をつけておくこと、実務での活かし方などを、実践を含めて体験できます。

日程:11月30日(土)13:00~16:00
場所:はままつトライアルオフィス

▼ここから申し込めます

おまけ:10月19日、浜松駅前徒歩30秒ほどの遠鉄百貨店に、あの「さわやか」がオープンしました!UX Camp 浜松で脳をトレーニングして、帰りにげんこつハンバーグを堪能してみるのも良いかも!?です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。UXやユーザーリサーチに興味のある方は、是非参加してみてください♪


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