AUDUSD 豪ドル/ドル 長短期分析 (無料版)

豪ドルドル(以下・豪ドル)チャートの様子を見てみましょう。

まずは長期から。

長期の環境認識

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週足的には、2018年頭からの下降トレンドラインを一時的に上抜けしてきており、流れの変化が示唆できます。
なお上図中のコメントに『昨年初頭』とありますが頭がボケてるだけです。

一時的に、というのは、まだ週足雲の抵抗も懸念されますし、抜けも甘いのでまだ再度下降トレンドライン下に潜り込んでくる可能性があるからです。
現時点で潜り込まないという断定はできません。

ただし、週足だけみてると安易な判断になりがちです。
月足を見てみましょう。

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月足は2011年高値からの下降トレンドの最中にあります。
そんな中で2016年1月安値ラインへの戻りを入れただけに過ぎない状況にあり、ここから来月以降陰線がつくようなら、再度中期的な下落相場に戻る可能性を指摘できます。

ただでさえ、超長期の内部チャネルライン紫、途中で派生した下降トレンドライン空色(以下・トレンドライン空)のある地点でもあり、ここより上を検討するなら、せめて週足レベルでこの辺を上抜ける必要があります。

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さて、その認識が済んだ所で再度週足に戻りましょう。
高値は週足の戻り高値ライン(2019年末高値)で抑えられており、週足実体はまだかろうじて2016年1月安値ライン(以下・2016年ライン)上で保たれている状態です。

抵抗懸念は週足雲と、トレンドライン空、支持期待は2016年ラインと週足の短期平均線(以下・短期線)などが挙げられます。
正直、週足レベルでは支持期待要素は薄いです。日足レベルで検討した方がいいでしょう。
まあ実際、週足レベルでトレードする人なんてそれほど居ないと思われますし、肝心なのは長期の環境認識をした上での、日足や4時間足ですよね。

日足

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さて、日足の方では3月からの上昇トレンドラインを割れこんできておりますが、まだ下には支持要素として2016年ライン15日安値ライン、そして日足BBMAがあるため、下落を見込むにはまだ早い段階であると言えます。

2016年ライン~15日安値0.67 765ドルラインを割れると、日足MA200タッチまでは妥当に落ちると見込んでいます。
上図黄緑層(0.65 700~0.66 900間)までが短・中期的なショートターゲットになるかと見込んでいます。
なお、そこで止まるかどうかはまだわかりません。継続する場合押し目エリアの下辺まで下落し得ます。

ただ、まだ支持要素を割れこむか不透明です。

4時間足

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4時間足は下落優勢の環境ではありますが、まだ2016年ライン付近でいくつかのラインサポートがあると指摘できます。

0.68 338ドルラインを4時間足でブレイクし、且つ日足で2016年ライン下の終値をつけてきたらショートのターンに入ると見込んでいます。

ただ、それまではサポートラインで粘りきり、且つ高値切り下げ線を上抜けるようなら上の◯のエリアくらいまではまだ上昇が発生しうる環境です。
もしかしたら4h雲で抑えきれるかも知れませんが、現段階でショートエントリーするのは若干「まだ早いのではないかな?」と思います。

勿論、この辺で打診売りを開始し、最高値に向けて徐々にナンピンしていく、もしくは逆行覚悟で様子見するのも手法としては有りだと思います。
日足以上の環境的に最高値を明確に上抜いて上昇継続する可能性よりは、下落に傾く可能性の方が高いとみています。

4hBBMA下でもありますし、高値切り下げ線下であればショート可能エリアかとは思います。
それが成功するかどうかは別として。現時点ではロングよりショートの方が見込みがある環境です。
ただ、実際ショートするのは高値切り下げ線付近から明確な4時間足の陰線が発生するのを見てからの方が良いかと思います。

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6/26 17時頃

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さて、結局2016年ラインを日足終値で下抜けていないので、未だにショートターンが来ていません

その間、指摘した青◯のゾーンまで反発が発生していますが、そこからきちんと折返して下落しています。

現状はまだショートの気配悪化やロング相場に切り替わっている、などということはありません。引き続き、落ちてもいい環境です。

現在ショートをしている方は6/23の高値を日足ブレイクするようであれば諦めた方がいいと思います。

まあとりあえず4hBBMAも下抜け、そろそろ4h雲も下抜けそうな状態なので来週~再来週には?落ちているのではないかとも思いますが、0.68 338辺りを明確に下抜けないようではまだまだ安心はできないです
この辺は売り場の可能性はありますが、GOサインは2016年ライン割れであることは、前回述べたときと同じです。

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6/29月 16:30頃

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週足2016年ラインを割り込まなそうな気配になっていますね。
とは言え、まだ上には週足雲などがあるので「強気に上方向」というわけではないですが、まだ短期線の支えなどもあるため、再度高値付近までの上昇は発生してもおかしくない状況です。

2018年からの下降トレンドライン赤は上抜けたままですが、まだ2013年からの下降トレンドライン空は攻防中です。
上抜けるとも上抜けないとも、なんとも言えません。

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日足としてもとても微妙な位置で、なんとも言えません。
StochRSIなどオシレータはまだ弱いままなので、この辺から落ちるなら落ちますし、このまま2016年ライン上で支えられて持ち直すなら上昇基調に切り替わり得ます

目安としては高値からの切り下げ破線赤を上抜けたら下落の目はしばらくなくなるでしょう。
再度0.69 700~0.70 300ドルまで上昇しますので、ロングを狙った方がよくなります。

破線赤を上抜けるまではまだこの辺の価格帯であれば、ギリギリ下落を狙えます。
ただ、この位置でどちらか決め打ちしてエントリーするのは得策とは言えません。
このnoteの最初(6/19時点)で分析した環境とそれほど変化は有りません。
2016年ライン下で日足終値がついたらGO」と言っております通り、まだGOサインは出ておりません。
うまい人であれば青の◯のエリア辺りに上昇したところでショートを仕込んでいるかも知れません。今の所妥当と言えるのはその辺りのポジションくらいでしょう。

個人的な見解はまだ下落に傾く可能性が高いとは見ていますが、断定できる状態ではないです。

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7/1水 10:45頃

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昨日は一時、黒破線を割れるような動きがありましたが、よくある騙しみたいなものでした。

現在、4時間足ではインジケータ、オシレータともに上昇基調となっています。
ただ、日足ではまだ上昇の環境には切り替わっておりません
加えて、上図を見ての通り2種の破線の三角持ち合いになっています。
これらをブレイクするまでは上とも下とも断定できません。

ここから0.69 120~220層(以後、黒層)を上方ブレイクするならば、日足レベルでもかなり上方向が濃厚になります。
まずは先週の高値付近まではロングで狙えるようになります。

この辺からは黒層次第と言うところです。

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7/7火 12:30頃

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黒層の上抜けから見込み通り上昇しています。

最終的には青チャネルラインまで届かずとも、黄緑~水色ラインの0.70 000~0.70 300ドル辺りまで伸びると見込んでいます。

ここから一度押し下げても、0.69 400 or 0.69 200ドル間のどこかで押し目をつけてもう一回伸びるのではないかな、と見ています。

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週足は一目雲上辺でのローソク足実体の攻防になっています。

高値は第二雲上辺である0.70 300ドルまで届いてもおかしくはないですが、週内に届かないようであれば見切りをつけた方がいいかな、とは思います。

とりあえず週内はまだターゲット価格帯まで伸びるつもりで。

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7/14火 11:45頃

結局、先週内にターゲットまでは届きませんでしたね。
前回述べました通り、そろそろ見切りが必要な頃合いかも知れません。

こちらのツイートで述べました『足元の黒線』は既に割れています

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その上4h雲内での推移に切り替わっているので、少々気配が悪化しておりますね。

最終的には黒層を下抜かなければ、まだ0.70の黄緑ラインまで届く可能性はあると思いますが、4時間足、日足とオシレータが悪化しているので、下げやすくなってきた状態です。

トリプルトップ≒三尊のパターン形成もありますので、黒層を割れたら少々まとまった下げにつながる見込みです。

軽くとも0.68 740ドル、しっかり落ちると0.68 430ドルまで下げます。

4h雲上辺を上抜けるなら0.70ドルまで狙えますが、現在の状況なら黒層をこのまま下抜けてくれたほうが分かりやすく利益も狙いやすいです。

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7/15水 18:20頃

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黒層をサポートにしてそのままターゲットの0.70ドルに到達しましたね。

黒層下抜けると思っていたのですが、気付かない内に良い上昇に切り替わっていたようです。

直近の高値など諸々上抜いていますので、また0.69 750ドルライン周辺が支持見込みとなります。

次のターゲットは水色ライン(0.70 320)か、最高値の0.70 640ドルになります。
まずは押し目をつけたら0.70320までを狙いましょう。

特に日足が0.69 750ドルを割れるようであれば上昇が危うくなるので注意が必要です。
日足で下抜けるまでは上記価格を押し目にして、ゆくゆくは最高値超えも目指せると思います。

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7/17金 15:00頃

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4時間足・日足です

一昨日順調に上昇し、一時レンジの揉み合いを上抜けたのですが、現在再度レンジ圏内に戻しています。

基本的に日足も上昇基調なので上目線で問題ないでしょう。
ただ、ダラダラ下げる展開が続く、日足が陰線化して確定する、などの展開になると、黒層まで再度下げることになりそうです。

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1時間足です。まだ下降トレンド内です。

まだもう一回くらい、0.69 630付近まで落ちる可能性があります。

週末なので今日は本格的にエントリーする必要もありません。
週持ち越しを念頭に、この辺から上記価格まで適当に買いを入れて来週に挑む形で。

もちろん、短期下降トレンドラインの上抜け1h雲上抜けレンジ再上抜けなど材料が揃えば、そこそこロングを増やしてもいいでしょう。

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