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1週間水道管凍結生活レポ

どうかみなさんは私と同じ轍を踏まないでください。

1月1日
バイトから帰ってきたら、なんだか水の出が悪い。そういや北海道にも寒波が来てるんだった。冬なんて毎日寒波みたいなもんだけど。これ、もしかして凍結するんじゃね?笑 とか言いながら明日も早いので寝る。

2日
寝坊して水を落とすのを忘れたままバイトに行く。帰ってきたらもう水がでない。まあ、寒波が過ぎたら自然と溶けるだろうと安易に考えつつ、明日も朝からバイトだし銭湯は正月休みでやっていないので、とりあえずウェットティッシュで体を拭いて寝る。

3日
破裂が怖いので気休め暖房つけっぱ生活をはじめる。灯油代が怖い。コンビニでトイレ用に2リットルの水を買ってきたけど、2リットルだと流れきらないようだ。銭湯がやっている時間とバイトの時間が被っていることに気づき軽く絶望する。よろしくウエットティッシュ。でも1年前に買った旅行用メイク落としシートがまだ生きていた。このご時世だからと捨てずに、取っておいていて本当によかった。ありがとう過去のずぼらな自分。

4日
バイトは休みだけど、年末から続いた連勤の疲れで午前中を寝て過ごす。大学の講義が今日から再開らしい。すっかり課題のことを忘れていた。考えない事にして、満を持して銭湯に行く。何気に一人暮らしを始めてから初めて銭湯に行った。普段シャワーばかりなので、久々の風呂に浸かる幸福感を味わっていたら、のぼせた。冷蔵庫に貼ってた水道業者のマグネットを見て電話をかけたが、いつかけても通話中でつながらない。みんなして凍結しているらしい。

5日
朝からバイト。三が日が終わったんだからそろそろ客足にも落ち着いてもらいたい。トイレは5リットルでそれっぽく流れることが判明した。アパートの管理会社に電話したら、業者とのやりとりは各自でお願いします、と言われる。そっかあ。成人の日まではバイト入りまくっててシンプルに業者を呼べる日がないことに気づいてしまった。食事がコンビニ弁当とバ先(パン屋)のハネ品に偏りだす。

6日
今日もバイト。休憩時間にググってヒットした業者に電話しまくる。が、全部出ない。ググって出るくらいだから人気の忙しい業者だったのかもしれない。珍しくスーパーがあいている時間にバイトが終わったので、トイレ用の水をスーパーの片隅で入れられる謎の無料水に頼ることにする。本当は専用ボトルを買わなきゃいけないっぽいけど、堂々と家の空き2Lペットに入れてきた。よくあることなのか店員さんもスルーしていた。

7日
今日のバイトは夕方から。朝にようやく近所の一社と連絡がつくが、二階に住んでいると言うと、下の階の合鍵が必要だと言われる。下の階の人いま帰省してるんだよな。とりあえず管理会社の方に相談して、下の階の人と連絡をとってもらうことにした。正月明けからごめんね管理会社のお兄さん。昼に銭湯と、あと着る服が終わってきたのでコインランドリーに行く。業務用バカデカ乾燥機シンプルに有能だな。ニットがふかふかになって大満足。水道通ってもコインランドリーはありかもしれん。

8日
朝からバイト。休憩時間に管理会社から電話がくる。下の階の人と連絡がついて、鍵を貸してくれることになった。ありがとうお兄さん、そんで下の階の人。急遽明日解凍工事をすることに。明日!? とシフトを確認すると、休み。よかったあ。バイトから帰ってきて、急いで部屋を片付ける。なんだかこの生活にも慣れてきたので、水が出るようになるのが少しさみしい気もする。あと洗ってない皿が積まれた部屋に人を入れるのがまあはずかしい。汁物とかなくて本当によかった。

9日
朝10時くらいに業者のお兄さんが来る。電極っぽいのを水道管にはさみ、スイッチを入れ、「あれ?」といいながら試行錯誤すること1時間。ついに水道管から、水がぽたぽた出てくる。外と行ったり来たりして常に頭に雪を被っているお兄さんを見て、コーヒーの一杯でも出せるように水を買っておくんだった、と後悔する。マジでなんのお構いも出来ず本当にごめんお兄さん。お金を払ってお礼をすると、お兄さんはじゃ! と次の現場に向かっていった。すごい忙しそう。どうかゆっくりお昼ごはんが食べられますように。

感想
工事の費用は1万円強でした。あとトイレのために買った水、自炊できないから買った弁当、銭湯、コインランドリーで5千円は確実に失いました。もろもろ含めると全体で2万円弱かかった印象です。貧乏学生にはつらすぎました。折角水道直ったけど、今度は水道料金が払えないかもしれません。

教訓
水は落とせ  以上

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