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フィルム上映会準備note5: 速報『開催日と会場の決定』と、これまでの流れ
第5回 『ジョナス・メカスさんの映画を横須賀でフィルム上映します』
あっというまに時間が過ぎていき前回の投稿から数ヶ月経ちました。今日は速報として上映会場と日取りが決まったことをお伝えするとともに、アップできていなかったここまでの流れをまとめて載せたいと思います。
上映する映画はジョナス・メカスさんというNYを拠点に活動された方のフィルム映画です。作品タイトルや内容についてはまた後日正式な開催情報を公開します。
開催日は2024年10月12日土曜日(三連休初日)
上映会場は前回でも少し触れた横須賀のオルタナティブ古民家こと『飯島商店』さんです。
オーナーは、私たちがメカスさんの追悼で開催したミニ上映会にも顔を出して下さった、映像や音楽にも造詣の深い方。作品の細かい事前説明なしに今回の上映計画について話し合える環境がこの土地にある貴重さを感じています。
速報は以上で、ここからは上映会準備noteの続きを一気にまとめてのせていきます。
上映会の企画を外で話し始めることで、さまざまな情報を寄せていただけるようになりました。横須賀や三浦に暮らし、映像を学んだり生業にしている方。あるいは強い興味を持っている方々に出会いました。知り合った日数の長短に関係なく、協力の申し出や貴重な情報を提供して頂き心強いです。ありがとうございます。
(このnoteは上映会へむけてメモしていた準備の記録を再構成したものです。出来事としてはしばらく前のこともあります。)
上映会準備note 続き これまでの流れ
22024/01/28
実は予定する上映作品は決まっています。ただし、そのフィルムは十年近く写されていないということで、まずフィルムの試写をすることになりました。とはいえ、自前の機材もなく映写技術もないため映写専門でお仕事をされている会社へ出向き、チェックを行なっていただきます。
当日はフィルムチェックと同時に、字幕の有無の再確認、実際にフィルムの現物を目にすることが可能で、上映会への安心につながります。
02/01
フィルムチェックへ。九時半にフィルムオーナーと、Oさんと待ち合わせをし、ケースに入ったフィルム合計四巻を車へ積み込み横須賀から都内某所へ出発。
到着すると、倉庫の一角を試写室にしたような環境に映写機やスピーカーが用意されていました。早速メインとなる予定のフィルムをチェック。十年以上映写機にかけていないと聞いていたので、フィルムの状態に少し不安もありました。
ケースを開けて取り出し、目視や臭覚での確認時点で「状態は良さそう」とのこと。映写機にかけてもらいました。前後二巻に分かれた作品。それぞれチェックしましたが非常に綺麗な状態を確認できました。安心してフィルム映像を試写。
続けて他に持参した別のフィルムもチェック。(6/20追記:同時上映も検討していましたが今回は見送り)
一本だけ、本編が始まる前の黒みの部分に劣化が見られ、一瞬映写技師さんともども緊張が走りましたが、手回しでゆっくりチェックしたところ本編には影響がないことがわかり一安心。これで、素材と状態チェックができたので自信を持って上映会準備を進めることができます。作品自体も想像以上に素晴らしく、上映する意味をしっかりと感じました。
横須賀へ帰着してからドブ板の友人の店でプチお疲れ会。安心したのか、映像談義に花が咲きました。
02/05
フィルムチェックで確認できたこと
◯字幕の有無
字幕はついてないはずだという事前情報はあったのですが、実際に目で見て確認しました。そして、初見を字幕なしで鑑賞した場合に、映画の理解として大きな問題が生じるかどうかを一考する目的もありました。
◯フィルム自体の劣化の有無
これが一番不安で、最大のチェック目的でした。十年以上映写機にかけていないため、劣化等の状況は不明だったのです。しかし、幸いにも非常に保存の状態が良く、フィルムとして鮮明な画像が投影されました。これはオーナーさんとも嬉しい驚きを共有しました。フィルムは劣化すると酸っぱい匂いを放つなど映写機にかける前にも劣化を感じ取ることができるため、箱を開けるときの緊張感もありました。
◯巻数(今回は二巻に分かれていた)
保管や輸送の事情で今回上映予定の作品は二本に分かれて保存されていました。元々が海外から届いたフィルムであるということもどうやら関係しています。この辺りはアフタートークが開催できれば、フィルムを保存することになった経緯を含め関係者の方にお話を伺う機会が持てればと思います。
映写技師さんによれば、小さな巻きで長時間保存すると巻き癖が強くなる傾向もあるので、保管場所等が許せば大きめのロールでの保管が適切ではあるとのこと。
また、今回のロールは二巻なので、上映の際はそれをつなげて上映するか、あるいは入れ替えての上映になるかこの辺りもこれから話を詰めます。
02/09
初回の活動より共同で運営している友人と合い、これまでの進展と今後の開催方向について協議。ゆっくりと会って話すのは久しぶり。信頼できるメンバーと意見を交換し、開催の細部を練っていきます。
今回は単に映画を映すということだけではなく、そこから新たな関係性が生まれるような会にしようと意見が纏まる。小さくとも濃い上映会ができるようにこれから各所にお声がけも始めます。
03/03
タイミングが合わず、伺えていなかった市の施設を訪れた。以前、貸し出し条件が難しく、断念した場所。ところが連絡があり、お話しがあるとのこと。
電話で面会予約もせずに寄ると担当の方はおらず、また次回出直しますと伝えた二回目。
4/15
とある古い映画館に残されていた映写機の引き取り保存におじゃまする。その後、当日担当していただく映写技師さんと予定会場のオルタナティブスペースを下見。今日のところは外見だけでもと思ったのだが、ちょうどオーナーさんがいたので中もみせてもらうことができた。
映写技師さんは天井高などを計測、オーナーさんを交え軽く打ち合わせ、独立電源確保のこと、スクリーン、スピーカー、遮光のことなど。
4/25
市の施設へ。有償での上映会は難しいといわれていた施設の担当の方から連絡があり、お話することに。
担当の方が開催の可能性について上司の方々と検討して下さったとのこと。書面を頂き、いくつかの条件をみたせば施設の貸し出しに可能性があるかもと。ざっと書くと、上映内容が風紀を乱さない内容であること、売上が必要経費をこえないこと。などでした。
とはいえ、今回は融通のきく別の会場を想定して動いており、下見も済ませました。なので次回以降の検討となりました。
6/某日
会場と日取りを決定し、予約を済ませました。あとは細部をどんどん詰めていく工程ですが、容量の小さい頭がすでいっぱいなことに気がつきました。
つづく
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