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電子ピアノかMIDIキーボードかで迷ってる人向けのメモ【2~5万円前後】

タイトルの通りなのですが、電子ピアノかMIDIキーボードで迷ってる人というのはあまり居ないのか、そういう比較は探してもあまりなかったので個人的に比較検討した記録をほぼ自分用にまとめたメモです。残しとくと誰かの参考くらいにはなるかも、という記事。後半で具体的な機種を挙げてるのでそこが知りたい人は前半は飛ばしてもらってもいいかと思います。

この記事を書いている人

音楽歴は昔バンドと部活動でやったくらい。演奏できる楽器はギターをちょっと。いつか鍵盤弾けるようになりたいと思いつつオトナになってしまい、いちおう楽譜を目で追って片手でメロディを取るくらいがなんとか。DTM歴はそこそこ長く、メインはCubaseで入力用に小さなキーボードを使うことはあります。普段はラジオの仕事をしています。

なぜ電子ピアノとMIDIキーボードか

もともとDTM用にそこそこのMIDIキーボードが欲しかったのですが、鍵盤楽器が演奏できればもっと効率よく入力できそうだ、というのがあって練習してみようかと。きちんとレッスンなど受けたことはないのですがいまはSimply PianoとかSkooveとか、オンラインで学習できるツールもたくさんあるので少しでも早く始めればぼちぼちでも弾けるようにならないかなあと妄想しています。ステージで演奏するようなことは想定しておらず、単に鍵盤楽器の練習という点では現実的に電子ピアノがいいのかもですが、最近の電子ピアノはだいたいMIDIキーボードとしても使えるものが多く、どうせなら両方のニーズを満たせる「鍵盤楽器の練習にも使えるMIDIキーボード」または「MIDIキーボードとして使える電子ピアノ」のいずれかが欲しいなあ、と思ったのがきっかけです。 

そもそも「電子ピアノ」「MIDIキーボード」とは

電子ピアノ
名前の通り、電子的に音を出すピアノ。アコースティックピアノが鍵盤を押すとハンマーが動いて弦を叩き音が出るのに対して、電子ピアノはもともと記録されているピアノ音源が鳴る、ということになります。音源の種類もクオリティも様々ですが、鍵盤のタッチまで含めてアコースティックピアノを再現したような高品質なものも多く作られています。当然ピアノ以外の(オルガンとかシンセとか)音色を出すこともでき、ほとんどの電子ピアノは複数の音色が搭載されています。MIDIキーボードの機能を兼ねているものも多く、その場合はPCと繋ぐことになりますが、鳴らすだけなら当然電子ピアノ単体で可能です。

MIDIキーボード
DTMに特化した入力機器。CubeseやLogicなどのDTM用ソフト(DAW)に入力する際、マウスなどでポチポチやってもいいのですが、MIDIキーボードがあると格段に早くなります。電子ピアノとの違いは、音源を搭載しているわけではないのでMIDIキーボード単体では音が鳴りません。DTM用ソフトやプラグインなどで音源を用意し、それを鳴らすための入力機器として利用することになるため、PCやタブレットなどにつないで使う前提です。高品質な音源を用意すれば安価な電子ピアノよりもいい音になりますし、フリーの音源やMIDIキーボード自体に音源のプラグインが付属しているものも多いです。

検討している項目

鍵盤数とサイズ
現実的には61鍵か88鍵か、ということになりそう。フルサイズのピアノは88鍵なので本格的にピアノを弾きたいという場合は88鍵がいいのですが、クラシック曲の一部を除き61鍵でも足りる楽曲もかなりあり、初心者ではそこまで必要かなあという気も。61鍵盤と88鍵盤で弾ける曲の違いは以下のサイトが参考になりました。たいてい61でどうにかなりそう。

弾きたい曲は「61鍵」で足りる?「88鍵」無いと弾けない?ピアノ選び方ガイド
https://www.phonim.com/post/88keys-vs-61keys-piano-recommendation

あと単純に88鍵はデカイです。どんなにコンパクトなキーボードでも横幅130センチくらいはあります。これを出しっぱなしにしておけるスペースが有ればいいのですが、出したり収納したりするにはコンパクトな方がいい。少しでも楽器を触ったことがある人なら、「すぐ触って音が出せる場所に楽器がある」ことの大切さはわかると思います。出し入れが億劫で練習しなくなる、は勿体ないので大きさは大事。アップライトピアノやグランドピアノに近づけた本格的な電子ピアノというよりも、そこそこの演奏感でMIDIキーボードとしての取り回しも可能なコンパクトさ、を重要視しています。 

MIDIキーボードだと49鍵とかさらに鍵盤数少ないのもあり、入力用ならそれくらいでもコンパクトでいいのですが、今回は演奏練習用を兼ねたいというニーズなので61鍵以上で考えています。

鍵盤のタッチ
鍵盤を押したときのタッチはずいぶん幅があります。一般的には

ピアノタッチ(重い)
セミウエイト(やや重め)
ライトウエイト(軽い)

というような表現をされることが多いと思いますが、「重い」「軽い」ではなかなかわからないタッチの差がありますので可能なら実機をさわったほうがいいですね。ピアノタッチは重いというよりも、実際にピアノのハンマーが動いているような鍵盤の跳ね返り感があるので(ハンマーアクション、と書いてある場合も)、アコースティックピアノに慣れている人は馴染みやすいのかと思いますが、逆にMIDIキーボードとして使うためにはタッチが繊細すぎて結局修正が必要になることもあり自分の場合は(入力用として見るなら)軽めのほうが良い気もします。

セミウエイト、と書いてある鍵盤も実際にはかなり差があります。メーカーごとに独自の鍵盤機構があって独自の名前(YAMAHAのGH3鍵盤、KORGのRH3鍵盤など)がついていることもあります。

安価なキーボードになると単純にバネで動く鍵盤が多いです。好みもあるのでバネ鍵盤が単純に悪いというわけでもないのですが、商品によってはビヨンビヨンとバネの音がしたりしますのでこれも気になる人は要チェックかも。

付属ソフトや機能
前述のとおりMIDIキーボードは別途用意する音源次第ということになりますが、自分の場合はARTURIA製品を既に所有していて、付属していたARTURIA Analog Labという音源があります。これだけでも相当優秀で、あらゆる楽器の音を鳴らせるのでMIDIキーボードと組み合わせれば音の面では高級な電子ピアノにも劣らないのでは、と思います。音源が付属してくる場合にはその内容も気になるところ。

その他、電子ピアノにも練習用スマートフォンアプリと連携できたり、それ単体で音が鳴る利点を生かしてBlutoothスピーカーとして使えたりします。手持ちの音楽を鳴らして、それに合わせて練習する、などに使えそう。

候補機種(電子ピアノ)

CASIO Privia PX-S1100

88鍵の電子ピアノ。デザインもシュッとしてますね。実機触りましたが鍵盤のタッチがかなり気持ちいいです。前機種のPX-S1000はおうち時間需要だかで昨年最も売れた電子ピアノだそうです。

サイズ感は、132.2×23.2×10.2cm、11.2kg。フルサイズ88鍵盤としてはかなりコンパクトです。
Bluetooth機能あり、もちろんPCとつないでMIDIキーボードとしても利用可。この動画が参考になりました。


CASIO CDP-S110

上に挙げたPX-S1100は最新モデルで正直めっちゃ良く出来てると思います。が、もう少し機能も絞ったシンプルモデルだとこのS110もよさそう。それでも鍵盤は本格的なハンマーアクション鍵盤です。

サイズは132.2 x 23.2 x 9.9 cm、重さが10.5kg。88鍵盤で最低限の機構を持った電子ピアノはどうしても10kgオーバーになるのですが(S1100は11.2kg)、その中でも最軽量だと思います。もちろんMIDI機能あります。

以下の動画は1世代前のS100のものですが、基本的なスペックはS110も同じです。サイズ感や音色のクオリティはわかると思います。


Roland FP-10

Roland独自のハンマーアクション鍵盤を採用したシリーズ最軽量モデル。鍵盤の評判はよさそうです。何より電子楽器メーカーとして、特にDTMは古くから様々な機器を出してきたメーカーとしての信頼感があります。(「ミュージ郎」とか知ってる世代です。)MIDI機能はもちろん、アプリ連携機能などもあります。

サイズ感は128.4✕25.8✕14.0cmとCASIOの2機種とほぼ同じですが、重量は12.6kg。多少の重さを気にしないなら、かなりアリだと思います。
サウンドハウスのレビュー動画がわかりやすいです。


KORG B2 / KORG B2N

KORGも電子楽器メーカーとして信頼のブランド。B2とB2Nはほぼ大きさ・機能とも違いがないのですが、異なるのは鍵盤と重さ。

B2はNH鍵盤(ハンマーアクション)、B2NはNT(ナチュラルタッチ)鍵盤となっていて、B2Nはより軽めのタッチです。リアルなピアノの演奏感を求めるならB2、DTMメインならB2Nということになるでしょうか。

サイズ感は131.2 x 33.6 x 11.7 cm、重量はB2が11.4kgに対してB2Nは9.3kg。B2Nの軽さは魅力的です。
もちろん、MIDI連携もバッチリです。

ワタナベ楽器のレビュー動画が詳しいです。

【9/30追記】KORG D1

経験者のコメントなどを見ると、KORGでは鍵盤の評判が良いのはこのD1です。ちょっと後述のように要注意点があったので敢えて外してましたが、条件にあてはまる人ならとてもいい選択肢だと思うので追記しました。

大きさは132.7✕26.3✕12.8cm、重さ16kg。サイズ感はB2/B2Nと変わらない(むしろ奥行きはコンパクト)ながら、けっこう重いです。まずはこの重さを許容できるかどうか。見た目のデザインはカッコいいですね。

評判のいいRH3(リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3)鍵盤。B2/B2Nよりワンランク上の鍵盤になっていて、よりピアノ感のあるリアルな鍵盤のタッチをもとめるなら価格差的にも充分ありな選択だと思います。

注意点がいくつかあります。まず、スピーカーがありません。PCなどに繋がなくとも単体で音が出るのが電子ピアノのいいところですが、D1は外部スピーカーにつなぐか、ヘッドホンが必要です。逆に、常にヘッドホンで練習する人なら問題ないと思います。

 そして、MIDIキーボードとして使う場合、「MIDI端子」しかありません。MIDI端子があればいいじゃないかと思われるかもですが、最近のMIDIキーボードはUSB端子(USB to Host)で接続するのが主流で、このUSB端子がD1にはないということになります。MIDIキーボードとして使いたい場合、MIDIケーブルで接続できるオーディオインターフェースなどを経由することになります。

ということでちょっと注意点はあるものの、電子ピアノとしてのクオリテイはかなり高いしその割にお値段も手頃、という機種ではあります。


候補機種(MIDIキーボード)

M-AUDIO Keystation  88 Mk3 / Keystation 61 Mk3

MIDIキーボードの世界では有名なM-AUDIOの88鍵/ 61鍵。必要最低限のシンプル機能で、見た目もシュッとしています。セミウエイト鍵盤を採用していてもっと小型のMIDIキーボードにありがちな安っぽさはありません。
正直、ほとんどの人はこれで足りるのではないかと思うくらいMIDIキーボードとしては必要十分です。

気になるのは、サイズ感と重量。

88鍵モデルが137.77 x 21.64 x 7.31cm、6.24kg
61鍵モデルが99.5 x 18.9 x 6.8cm、4.1kg

やっぱり電子ピアノに比べると格段に軽いです。88鍵モデルは横幅こそ変わらないものの、奥行21.6センチというのはずいぶんコンパクト。単体では音が鳴らないためスピーカーなど内蔵してないこともありますが、接続はケーブル1本のUSBバスパワーだしどのみちヘッドホンで聴くことになりそうだなあと思うとこのコンパクトさはやっぱり魅力です。音源をすでに持っているならなおさらですが、このMIDIキーボードにも最低限の音源は付属していますしAbleton Live LiteなどいくつかのDTM用ソフトも付いてきます。PCのみで一切DTM環境がない状態からでもとりあえず始められるパッケージになっています。

さらに、この2製品ともオンラインピアノ学習のSkoove3ヶ月お試しレッスンが付いてきます。3ヶ月で41.97ドル=だいたい4600円くらいなので、このレッスンを使う人ならキーボード本体価格は実質…と考えてしまいますね。

演奏動画はYouTubeにたくさんありますが、(上手い人が弾くと)電子ピアノと遜色ありません。

 

ARTURIA Keylab Essential 88

デザインがかわいい。好き嫌いの部分はあると思いますが、実際楽器に向かうのってテンションも大事で触れたくなるデザインっていうのはアドバンテージだと思います。

MIDIキーボードで88鍵というのはそこまで選択肢が多くないのですが、パッドやフェーダーなどのコントローラー類もひと通りついていてこの価格というのはスゴイと思います。

Ableton Live LiteなどのDTMソフト、そしてなんと言っても6500種類以上のシンセ・キーボード音源が使えるAnalog labが付属してきます。このキーボードを購入するだけでいっきにDTM環境が整いますね。もちろんこの音源はCubaseでもLogicでも、他のMIDIキーボードでも使えます。

演奏用としてのキータッチは気になるところですが試せるところがありませんでした。レビュー動画を見る限りでは悪くなさそうです。

サイズ感ですが、126 x 26 x 6.3 cm、8.48kg。M-AUDIOと比べるとやや重いですが、これだけの機能があれば納得ではないでしょうか。

同ラインナップで61鍵モデルもあります。こちらのサイズ感は
88.2 x 24.8 x 7.6cm、重さなんと3.3kg


Native Instruments KOMPLETE KONTROL A61

ネイティブ・インストゥルメンツ(NI)社のKOMPLETE KONTROLシリーズは、プロのミュージシャンにもユーザーの多いMIDIキーボード。NI社独自開発のセミウェイト鍵盤を搭載しています。

なんといってもパッと見でKOMPLETE KONTROLとわかる質実剛健な洗練されたデザインがカッコいいです。各種DTMソフトウェアとの連携は言うまでもなく、Aシリーズには6,700以上の音源と13 GB以上の素材が付属してるのですぐに鳴らし音楽制作を始めることが可能です。

KOMPLETE KONTROLシリーズには最上位機種の88鍵盤モデルS88Mk2があるのですが、10万オーバーのプロ仕様。ちょっとMIDIキーボードでは躊躇する価格ですね・・・しかし61鍵盤ならA61は手が届きそう。所有欲を満たしてくれるという意味でも検討したい機種です。

レビュー動画もクールです。


候補機種(その他キーボード)

Studiologic Numa Compact2

Studiologicはイタリアのメーカーで、特に鍵盤は高級シンセサイザーなどにも採用されているFATAR製です。このNumaCompact2は名前の通りコンパクトな演奏用キーボードといった位置づけで、厳密には電子ピアノでもMIDIキーボードでもない製品になりますが、意外と今回のニーズにはマッチするかも、ということで検討に挙げています。

特筆すべきはそのサイズ感。
127 ✕ 23 ✕ 10cm、重さなんと7kgです!
フルサイズ88鍵盤で10W+10Wのスピーカーと音源を内蔵するステージ用キーボードながらMIDIキーボード並みのコンパクト設計。ステージパフォーマンスを意識した音色や機能がたくさんあります。これは他に類似の製品がなかなか無いカテゴリです。

鍵盤はFATAR製(というかイタリアの鍵盤メーカーFATARの鍵盤楽器ブランドがStudiologic、なんだとか)セミウェイト鍵盤。実機を触る機会があったのですがちょっと独特なタッチでした。あと、鍵盤の長さがピアノサイズと比べるとやや短いです。演奏にはそこまで影響ないと思いますがコンパクトさを優先した結果でしょうか。

演奏動画がたくさんYouTubeにありますがさすがステージ用キーボード。Numa Compactの洗練されたデザインもあり、どれもかっこいいです。

もちろんMIDIにも対応していて、この軽さならMIDIキーボードとしても活躍してくれそう。持ち運んで演奏にも使うことがある、という人ならこのNuma Compact2は一台何役もこなしてくれそうです。


CASIO CT-S1

鍵盤数が61鍵でもいいかな、と考えるとまた選択肢がぐっと広がるのですが、見逃せないのがCASIOの新製品、CT-S1。Casiotoneシリーズ上位機種の位置づけなので、電子ピアノというよりはキーボードのカテゴリです。

カシオトーンというと昔は「おもちゃのキーボード」という印象がある人も少なくないと思いますが、最近のCasiotoneは機能性も表現力もハンパないです。デザインも洗練されていて、チープさは全くありません。

YouTubeにピアニストの方が演奏している動画がありました。

鍵盤もピアノタッチというわけではありませんが強弱を感知するタッチレスポンス対応で充分な表現力がありそう。
開発者の方のインタビューを読むと、どのような層をターゲットにしているのかよくわかります。意外とこの層に当てはまるユーザーは多いのでは。

サイズ感は 93.0x25.8x8.3cm、4.5kgの軽さです。乾電池でも駆動し、どこでも弾き始められるコンパクトさは、やっぱり魅力です。

このCT-S1、USB to Host端子があるのでPCと繋いでMIDIキーボードとして使用できます。価格とのバランス的にも、61鍵ならベストチョイスかもしれません。


ALESIS Recital

カテゴリでいうと、電子ピアノとCasiotoneの間くらいの製品になるでしょうか。フルサイズ88鍵盤のキーボードです。

セミウエイト鍵盤に20Wのスピーカー、5種類の音色を搭載し、もちろん単体でも楽器として機能しますしUSB-MIDI端子があるのでMIDIキーボードとしても使用できます。必要十分といった感じでしょうか。

サイズ感は128.3 x 29.1 x 8.7cm、7.1kg。88鍵にしてはかなりコンパクトです。他製品と比べ5音色というのは少ないような気もしますが、機能を最低限に絞ることで低価格化しているのかもしれません。実際、スピーカーと内蔵音源搭載のフル88鍵ながら上で挙げたM-AUDIOのKeystation 88を下回る驚異の低価格です。

ALESISはアメリカの楽器メーカーで、日本向けではAmazon専売ブランドとなっているようです。なので店頭での試奏などは難しいかもしれません。セミウェイト鍵盤とのことですが、演奏感は気になります。

音色数も少ないですが、MIDIキーボードとして考えるとどのみち気に入った外部音源を使えばいいですし、YouTubeの演奏動画などを見るとそこまで内蔵音色が悪いということもなさそうです。割り切って購入するのならばバランスの取れた製品かもしれません。


YAMAHA  piaggero NP-32

YAMAHAのpiaggero(ピアジェーロ)シリーズは電子キーボードのカテゴリでこれも電子ピアノとは異なりますが、アコースティックピアノをイメージした76鍵タッチレスポンス付きボックス型鍵盤を搭載しています。

楽器メーカーとして信頼感抜群のYAMAHA製品。音色もヤマハのコンサートピアノからサンプリングしたものなど、10音色を搭載しています。76鍵盤というのはなかなか珍しい数で、88までいらないかもだけど61鍵で足りるかな…という不安にうまく応えてくれます。
電子キーボードという位置づけですが、USB to Host端子がありPCと接続することでMIDIキーボードとして使えます。

サイズ感は124.4×25.9×10.5 cm、5.7kg。乾電池駆動も出来る軽量設計ながら、スピーカーが左右に出ているため横幅は88鍵のキーボードとあまり変わりません。88鍵盤が大きすぎるので76鍵盤で、と思って選ぶとサイズ感的にはそこまでメリットがないかも。

ただ、76鍵という鍵盤数やタッチレスポンス鍵盤などよくみるとなかなかニッチなところを攻めた面白い製品だと思います。信頼のYAMAHA製ということもあり検討する価値はありそう。価格帯的にもCASIO CT-S1あたりのカテゴリになりそうです。

YouTubeに演奏動画もありました。演奏感は悪くなさそう。

ほぼ同等品で61鍵モデルのNP-12もあります。

まとめ

自分用メモのはずがめっちゃ長い記事になってしまいました。結局どれを手に入れるべきか、まだわからないのですがこうやってまとめてみると傾向も見えてきて整理できますね。迷ってるときがいちばん楽しいもの。

楽器である以上、触っていて楽しく音楽出来るものなら何でもいいと思うのですが、これだけ選択肢があって迷えるのはいい時代になりました。DTM黎明期、それこそミュージ郎で遊んでた頃はソフトウェア音源なんて限られていて、ハードウェアのSC-55とかでしたからね。

どれか買って触ってみたら、またレビュー記事でも書いてみたいと思います。





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