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三重シティ全勝優勝ドラパルト

執筆:きらら

皆さんお久しぶりです、上振れ団のきららです。
先日、11/1に開催された三重シティにて、運よく全勝優勝することができましたので、記事を書かせていただきます。

はじめに

この記事を読んでいただいている大半の方が上振れ団のことを御存じでないと思います。
そのため、読んでいただいる方にすこしでも上振れ団のことを知ってもらいたいので、すこしだけ自己紹介をさせていただきます。

私たち上振れ団は、奈良県の富雄を中心にポケモンカードをさせていただいています。

また、チームメンバーのチェイス氏がYouTubeの「sketchの森」というチャンネル名で対戦動画やポケモンカードの情報等といった内容の動画投稿を行っているため、そちらも併せて知っていただければと思っています。

以下リンク
https://www.youtube.com/channel/UCg8Y70o89HQLuWgbZPCFbzQ

本記事は、上振れ団及びsketchの森の知名度アップを目的としているため、全文無料の投げ銭形式にて掲載させていただきます。
万が一投げ銭していただける心優しい方がおられた場合は、sketchの森の動画制作経費等に充てさせていただきたいと思っています。

環境予想

CL横浜及び11/1までに開催されたシティリーグの入賞結果から環境に多いデッキは以下のように考えていました。

tire1
・3神ザシアン
・ムゲンダイナ
・超ミュウミュウ
tire2
・コズガ
・セキタンザン
・ルカメタ
・ピカゼク等雷系統
tire3
・ブルーレシリザ等炎系統
・マッドパーティー
・ドラパルト
・モクナシ系統
・タチフサグマ

tire表やシティ入賞デッキからもわかるように環境が混沌としすぎているため、ある程度広いデッキを見ることができるtire1デッキが多少多い程度と予想。

tire2以下のデッキは対戦相手次第で多少の有利不利関係はあるものの、ほとんどのデッキタイプが入賞するポテンシャルを秘めている環境になっているのかなと思っていました。

デッキ選択の経緯

なぜドラパルトを握る選択をしたのかについて解説します。
調整の結果、使用したデッキは以下になります。

画像1


まず、ドラパルトを調整するきっかけになったのが、CL横浜にて大躍進したマッドパーティーの存在からです。
現在はかなりメタが回っており、デッキ数を減らしていますがCL直後のシティでは、マッパが多く感じ、圧倒的有利に立ち回れるこのデッキを考え始めました。

調整段階で、マッパ以外にもセキタンザンや超ミュウ等有利に立ち回れるデッキが多く、弱点のムゲンダイナは多少不利ではあるものの、ダイナ以外の環境デッキに対しては不利デッキがなく、五分以上に戦えるマッチが多いことから調整を進めていきました。
また、今のダイナは無人型が主流であり、ほとんどが手張りで育ててくるデッキであったため、エネ割りギミックを採用することである程度見ることができるように仕上げることができたためこのデッキに決めました。

また、先ほどのtire表から、トップ評価の3神ザシアンに対してもエネ割りは有効な手段であり、かなり数を増やしてきた超ミュウミュウには弱点と、ダイファントムによるバラマキでイカに圧力をかけることができる点を評価していました。

回し方とコンセプト

デッキレシピを見ていただければわかるように、このデッキはかなり妨害に寄せたデッキになります。

デッキを回すうえで意識する点は
・早めにドラパルトを用意する
・妨害で相手の動きを遅くさせ、ダイファントムの宣言回数を増やす
・回収ネットを打ちたい対象が多いため、対戦相手次第でどこに回収ネットを使用するかを見極める
・不用意にベンチを埋めない
等を意識します。

具体的に説明をすると
1ターン目に一番したい動きは、ドラパルトを出してエネを貼ることです。
このデッキにはエネの加速手段がないため、必ず手張りでダイファントムを宣言しなければいけません。

ドラパルトの用意ができれば、妨害を絡めてダイファントムで打点を置きに行きます。必ずその試合のサイドプランを考えて、ダメカンが無駄にならないように5点を乗せていきます。(対戦相手によって乗せる対象が変わるため具体的な例は後述します。)

用意が遅れてしまった場合でも、エネ割りで妨害していけば十分追いつくことはできます。しっかりと相手のやりたい動きをさせないように立ちまわります。

このデッキには、ミュウツー、ギラティナ、ジラーチ、ヤレユータン等回収ネットを打ちたい対象が多いため、ミュウツーからボスやドロサポ、ジラーチ等の入れ替え用に使用して自分の動きを優先すべきか、ギラティナやミュウツーからエール団等の相手を遅らせるために使用を優先すべきかを考えてプレイします。

このデッキは、ベンチ枠には多少余裕のあるデッキではありますが、不用意にベンチを埋めてしまった場合、ギラティナやミュウツーを使いたい場面で置けない、マオスイの採用されているデッキに対してミミッキュが置けない等が発生してしまうため、常にベンチ枠を意識をしていきます。
回収ネットを使用すれば、ベンチ枠こそ空くものの、前述の通りいつ使うか・誰に使うかが重要になるため無駄に消費はしたくない為のベンチ管理は重要になります。

各カード採用理由

【ポケモン】
・ドラパルトV 3枚
最優先で用意したいカードではあるものの、超デッキ特有のミストレがあることにより、この枚数でも十分と判断したため3枚。

・ドラパルトVMAX 3枚
当デッキには他のアタッカーを採用していない為、1ゲームにつき2体立てたいためこの枚数。

・ジラーチ 2枚
デッキの潤滑油的な存在、必ず置かなけばいけないカードではありませんが置くと安定感が上がるため可能なら置きたい程度。

・ヤレユータン 1枚
博士などで切りたくないカードを守る、ミュウツーと組み合わせてトラッシュのサポートを拾う、マリィケア等かなり使用頻度が高いカード。クイックボールの対象はこのカードになる場合が多い。

・ギラティナ 1枚
特性でバトル場の特殊エネが割れる為、出す前の場合はボールが改造ハンマーに。出した後は回収ネットが改造ハンマーに変わる有能カード。
タンザン相手にはストーン闘、ダイナ相手にはハイド悪、雷相手にはスピード雷などを回収ネットで何枚も割れるこのカードはほんとうに強かった。

・ミュウツー 1枚
ボールや回収ネットがサポに変わる為、中盤のドロサポや終盤のボスにアクセスする際などかなり仕事してくれるカード。

・ミミッキュ 1枚
いやしジャマーが強く、セキタンザン戦・ルカメタ戦は優先して立てたいカード。このカード置いた瞬間マオスイ入れてるデッキは大体絶望する。

・カプレヒレ 1枚
コズガの勝率を考えて1枚採用。
あいつらすぐにエネ付きドラパルト殺してくるためこのカードがないとちょっと不安…

・デデンネ 1枚
事故ケア、どうしてもエネが貼りたいとき、終盤の必要札探しに使う
回収ネットで入れ替えられないため、アブソル置かれた際は注意。

【グッズ】
・クイックボール 4枚
VMAX以外何でもサーチできるため脳死4投。

・ミステリートレジャー 4枚
超にだけ許された追加のボール。
サーチ先が多いのでこちらも4投。

・回収ネット 4枚
前述の通り打つ対象が多いため、ほんとはもっと欲しい。

・クラッシュハンマー 4枚
4回振って1.2回表出てくれたら十分。
ダイナ戦は全力でコイン振ってください。

・ポケモン入れ替え 2枚
枠の都合で2枚
ドラパ、デデンネ等回収ネットが打てないポケモンに使ったり、回収ネットを無駄に消費しないための採用。

・エスケープボード 2枚
ジラーチとの相性は言わずもがな
ドラパルトVMAXに貼るときの方が多いです。このカード貼っとくとライライのタンデムショックも怖くない。

・グレートキャッチャー 1枚
デデンネやミュウミュウ呼んで勝ちみたいな場面も多い為1枚採用。

・ツールスクラッパー 1枚
ムゲンダイナのカウンターゲイン、3神のおおきなお守り、ルカメタのメタルゴーグル等剥がしたいカードは多いため、前日まで2枚にするか悩んで枠の都合で1枚になった。
1枚でも十分行けるけど、雑に使ったりできないため、本当は2枚欲しい。

・リセットスタンプ 1枚
ヤレユータンもあるので1枚で十分、エネ割りと合わせて後半に使えたらベスト。

【サポート】
・博士の研究 4枚
このカードがないと僕はデッキを回せないので4枚。
ミュウツー、ギラティナ等は後から回収ネットで回収もできるため置いてから博士か置かずに切るかしっかり考えてプレイします。

・マリィ 3枚
切りたくないカードも多く、妨害とも相性がいい為3枚採用。

・ボスの指令 2枚
ミュウツーがあるのでこの枚数で十分。
ミュウツーを考えて終盤までにトラッシュに1枚あると楽。

・エール団の下っ端 2枚
クラハンは不確定要素が強い為、ダイナへの勝率を考えて、あとミュウツーで使いまわすためにも1枚は引かないといけないので2枚に。
ダイナ戦はハイド悪をギラティナ、基本悪をクラハン、裏だった場合エール団みたいなイメージ。

【スタジアム】
・混沌のうねり 2枚
コズガにスタジアム貼らせない為や雷にサンマ置かせない為に採用。
貼り返しも考えて2枚採用。

【エネルギー】
・ホラー超エネルギー 4枚
ドラパルトと相性良すぎるカード。
ダイナ戦はデンジャラスドリル警戒で基本エネから貼ります。

・基本超エネルギー 6枚
しっかり手張りできるように調整してこの枚数。

各デッキとの戦い方

対3神ザシアン
クラハンやオーロラをギラティナで割る等妨害を意識してオルターの発動ターンを遅らせる。打たれた場合はアルティメットレイを打たせないことを意識。

基本サイドプランは3神+デデンネ+何かの3-2-1か3-2-2。
3神はダイファントム2回+バラマキの2点orアルティメットレイ打たれた場合はホラー超の2点
デデンネには3点置いてからダイファントムで倒す。
残りは1体にダメージを集中させて戦う。

基本的に4回ダイファントムを宣言できたら勝てます。
デデンネGXは、オルタージェネシス発動後にドラパルト進化前が倒されてない限りVMAX+何かの4-2でサイドを取りに来るため置いても大丈夫になります。

対ムゲンダイナ
妨害を加味しても微不利なマッチになります。

無人ダイナの場合、ハイド悪4枚採用がほとんどなのでハイド悪はギラティナ、基本悪はクラハン、裏なら下っ端を意識して妨害をします。
なるべくドレットエンドを宣言させないようにしながら立ち回り、カウンターゲインを加味して、なるべくサイド先行しないようにダメカンを置きに行きます。

また、ホラー超から貼ってしまうとデンジャラスドリルで割られる可能性があり、ダイファントムが遅れてしまうとかなり厳しくなるため、優先的に基本超から手張りを意識します。

サイドプランはVMAX+クロバットorイベルタル+ジグザグマorヤミラミの3-2-1。
VMAXにはダイファントム3回、クロバットorイベルタルにはバラマキで5点乗せておいてダイファントム、ジグザグマorヤミラミには2体同時にバラマキで2点乗せるターンを作って、回収ネットを打たれる前にベンチ狙撃5点で倒します。

ドラパルトVMAXが1体までなら倒されても問題ありませんが、こちらが2体目を準備する前に、エネ付きのドラパルトVMAXが倒されると厳しい展開になる為、クラハンで全力で表を出すかミュウツー+エール団でとにかくドレットエンドを宣言させないように立ち回れば十分勝機はあります。

対超ミュウミュウ
基本的には有利なマッチになります。

イカに対してバラマキを行い圧力をかけることを意識します。
イカを倒すを心がけると相手は後続を準備することが、容易ではない為、クラハンやギラティナで前のポケモンに手張りを強要し、イカをバラマキで倒していくことができればかなり有利に立ち回れます。

超ミュウミュウを出してくれる場合は、ダイファントム弱点込みで260とバラマキ10点で倒すのがベスト(ボスでイカを呼びながらだと尚良し)。

最も警戒すべきは、ホラーハウスGXです。
こちらは手張りも進化もできなくなるため、ドラパルトが準備できるまでは、前に出さない、準備できてから前に出してダイファントムを打つを意識して立ち回ります。

対コズガ
この対面で意識することは、マリィでしっかり手札を流す、うねりを貼ってスタジアムを貼らせない(すぐに張り替える)、要所でレヒレを挟むことになります。

バラマキの際意識することは、オドリドリに4点を必ず乗せておくこと。前のポケモンを倒す際、ジラーチをバラマキで同時に倒すことを意識してバラマキを行います。

その辺を意識してプレイしてやれば、いくらコズガとはいえどVMAXを倒す火力は簡単ではないので、優位に立ち回れるかと思います。
余談ですが、チームメンバーのカズ君はどんな状況からでもドラパルトワンパンしてくるので調整相手には不向きでした。

対セキタンザン
この対面も有利マッチになります。

闘抵抗もある為、まずドラパルトが倒れません。
ネギガナイトも超弱点の為、簡単に倒せます。

この対面で意識することは、ストーン闘をギラティナで割り続けること、ミミッキュを置いてマオスイを打たせないことになります。

エネ割りを意識することは、ストーン闘のダメージ軽減もそうですが、キョダイガンセキを打たせないことに意味があります。
相手は、毎ターンふんかだんでエネを山上に仕込み続けることを要求される為、動きに制限がかかります。

毎ターンエネを仕込むことを要求するので、結果的に相手はハンドが細くなり、デデンネやクロバットを置いてくれやすくなります。

またマグカルゴもバラマキで倒せるため、相手はそこもケアしないといけません。

基本的なサイドプランは、セキタンザンVMAX+クロバット+カルゴ等の3-2-1。

セキタンザンはダイファントムで倒し切り、クロバットにバラマキで5点乗せた後ダイファントム、カルゴ等をバラマキで倒し切ります。

対ルカメタザシアンザマゼンタ
この対面、調整前の段階では、フルメタルウォールによるエネ剥がし、打点軽減、ザマゼンタに打点が通らない等かなり厳しい相手だと思っていました。
しかし実際に、やってみるとバラマキやひきさくで打点を乗せることができる点、ミミッキュによるマオスイの回復をさせない点、エネ割りによって相手の殴り始めが遅れる点等を加味すると案外不利ではなく、五分以上に戦えるデッキであるとわかりました。

この対面で意識することは、ミミッキュを置いてマオスイで回復をさせない、エネをしっかり剥がして殴り始めを遅くさせる、ダイファントムのバラマキやひきさくを使ってしっかり打点を乗せ、エネを付けているポケモンからしっかり倒すを意識します。

ルカメタは基本的には手張りでアタッカーを用意してくるため、コーティング鋼をギラティナで割ったり、クラハンなどで妨害していけば、殴り始めが遅れる為序盤にある程度打点を稼ぐことが可能です。
また耐久前提のルカメタにとって、ミミッキュはかなり刺さるカードであるため序盤に打点を稼いで、ミミッキュを置くことができればかなり優位に立ち回ることができます。

とはいえ、こちらもなかなか打点が通せなかったり、フルメタルウォールでエネを割られること、メタルゴーグルを貼られた場合バラマキによる打点が通らないこと等厳しいことも多いため、25分の時間制限も含めて非常に戦いにくいマッチであるのは間違いありません。

このデッキの相手を考えるなら、ツールスクラッパーは2枚欲しく、前日までずっと2枚で回していたので、最終的に1枚に減らすことになったのは苦渋の決断でした。
ただこのマッチアップはCL愛知の際にも調整を手伝っていただいたチームいろはす(上振れ団の親戚みたいなもん)のなまこ大先生に何十戦と対面練習させていただいたため、普通のルカメタ相手なら1枚でも十分足りると判断できたため決断を下すことができました。

シティ当日のマッチアップ

1回戦:バイウールー入り超バレ〇
2回戦:超ミュウミュウ〇
3回戦:無人ダイナ〇
4回戦:セキタンザン〇
予選唯一の全勝で1位通過
決勝トーナメント
1回戦:ピカゼク〇
準決勝:セキタンザン〇
決勝:セキタンザン〇

本当は詳しくレポート書きたいのですが、あんまり詳しく覚えていない対戦もあるので割愛します。

さいごに

久々のnoteだった点に加え、幼稚園中退レベルの文章力でかなり読みにくい点もあったと思いますがそれでも、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

マッチングに恵まれた感は大いにありますが、それでもシティリーグを全勝で優勝できたことは素直にうれしいです。

これからも満足のいく結果、デッキができた際にはこういった記事を書かせていただこうと思っていますので、今後とも上振れ団、sketchの森を少しでも認知、応援していただけたらなと思います。
最後になりましたがこの記事が少しでも皆様のデッキ作りの参考になれば幸いです。

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