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トランスカフェでの狂い[R6.4.19]

勉強してました。してました出来ません集中が続きません出来ませんしてました爆音のBGMをやめろ。

爆音のBGMでおなじみの近所のカフェに行ってモーニングを食べて勉強をする。問題集を捲ったり可愛い店員さんの動向を確認したり、たまにタバコを吸いに喫煙所に向かいつつ適度な席の埋まり具合を確かめて満足したりする。席に戻り再び問題集を掴み文字を適当に滑らせ無意味な時間を過ごす。そうしてる時にふと思う。

私がここで、コーヒーカップを割り、口に放り込んで口内からの流血で「ベホマ」と書いたら人はベホマを掛けてくれるだろうか。


もちろんそんな事はしない、だが今はしないだけでやろうと思えば何時如何なる時何度でも出来る事だけは覚えて欲しい。神が禁止しなかったから私達人類の先祖が禁止した、ワニだったら出来る。ワニを舐めない方が良い。

こう言う事考えるのって深夜テンションと近いなと思う。でも深夜テンションの実態は周囲の人間も同様におかしくなっているためそれが許されるコミュニケーションだからだと感じる瞬間ばっかだ。これは飲み会で全員の脳がアルコールに浸された状態と同様で一種の集団幻覚に近い気がする。もしそれが意図的に引き起こす事が出来たら私は宗教化するだろう。今年の節税テーマが決まったね。

脳内に飽きが出て狂気的な発想が生まれ、脳内のキャパシティをパンパンにして一種のトランス状態にする。判断する余地を残さない手法は詐欺や宗教の常套手段であるので割と陳腐な考えではある。だからといって日常的に繰り返されるテーマでは決してない。


ではなぜ私はこのような思想に至ったか?
ふと思想がよぎる、だがデカすぎるBGMで遮断される。
ん?BGM?あ、これか。クラブで盛り上がるにはBGMで耳を通して脳を破壊するに限る、だから爆音しか選択肢しかないのだ。他にも作業している人が他にもいる一体感、カフェインの過剰摂取による珈琲ハイ、これらの要素からこのカフェは意図的にトランス状態を引き起こそうとしている。

そうか、そうだったのか。全てわかった、待ってたんだね、極上の狂いを。見せてやりますよ店長、一世一代の花火と言うヤツをね。決意を固めいざ鎌倉とコーヒーカップを口に放り込むべく力強く掴んだっ!


よく見たら鉄のタンブラーだった。諦めて帰りました。




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