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関所

一言で『病院』と言っても医療機能というものがあり役割が異なります。
高度急性期急性期回復期慢性期という機能に分けられています。
前回病院の記事で病院の業務に
前方支援後方支援というものがあることをお話ししました。

前方支援から後方支援へのオペレーションフロー

入院時から始まる退院支援
実際は入院前から退院支援は始まっていると言っても過言ではありません。

入退院支援に係る加算

何か大きな病気をしたら高度急性期病院に入院します。
平均の在院日数(入院期間)はおおよそ13日程度です。
その後すんなり自宅(一部は診療所)へ帰れることもあれば、
他の急性期回復期慢性期等の病院に転院することもあります。
ここに『関所』があります。
病院経営コンサルタントはサプライチェーンマネジメントと捉えています。
ストックからフローへ
いかに流動性を高めるかはどの病院にも共通した課題になっています。
先ほどの話は患者さんの流れについての話でしたが、
ここには実はオペレーションフローも関与してきます。
前方支援から後方支援へのオペレーションフロー
は一つのガントチャートですが、
ここをしっかりつなげるように『加算』で誘導しています。
入退院支援の係る加算』で見て取れるのは、
常に受ける側が高い加算となっているところです。
つまり、受け入れ側に『関所』があることを意味します。
ここでの『通行手形』は『情報』です。
逆にいうと流れを遮るボトルネックが『情報』になるのです。
受け手側の医療機関には院内の抵抗勢力がある場合があります。
当医療法人も在宅医療を行っており、
入院のお願いをすることがありますが、
医療依存度が高い人は『前方支援』の部署から
たくさんの質問が主にMSW(ソーシャルワーカー)投げかけられます。
これは受け手が入院後に様々な問題が起きないようにするためです。
普通の方は入退院が簡単にできるものと思っていますが、
そう簡単に調整は出来ないものなのです。
病床数は今後増えることはありません、
しかし医療や介護を必要とする人は増えます。
実際に福岡県でも
病床数よりも在宅医療を受けている患者数の方が多くなりつつあります。
厚生労働省は患者の動きを把握しておく必要があり、
データ提出加算というものを設けています。
入院時に必要なデータを抽出して定期的に報告させる制度です。
今後は入院だけでなく、外来や在宅でもデータ提出加算が必要になります。
レセプトが1000枚であれば、50点で月に50万円の増収になります。
事務員さん一人雇用することができます。
これも仕組化されればその後はそれほど負担はありません。
入院が1日50人いる病院では50人の退院があるということになります。
いずれにしてもデータの統合ができれば病院全体での工数は減らせます。
今後はこの辺りの仕組化も要件を定義し開発に着手していきます。
退院のガントチャート
前方支援から後方支援へのオペレーションフロー』に戻りますが、
退院にあたっては家族との調整も必要になります。
しかし、家族が仕事をしている場合は電話での連絡が難しかったりします。
この部分はSNSで行えば
相当に工程だけでなくやり取りに費やす時間が削減できます。
前方から後方までの支援において患者フローをどう最適化していくのか?
これが病院の病床の稼働や回転をあげ、
同時にコストを削減するポイントになります。
医療DXはそのための重要なツールになります。
いかに『関所』を有効な『通行手形』(情報)で通過するか?
そのためにICTを使った医療DXが極めて高いポテンシャルを持っている。
あとは患者フローを考えたオペレーションの構築をすること。
そういうお話でした。

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