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自作にいただいたコメントのお礼の文章が1000字を越えてしまったので本人ご同意のもとシロクマ感想文で投稿してしまいました。

#シロクマ感想文  約1500字


コメントを寄せていただいた当該作品はこちらです。



> ヱリさま

コメントありがとうございます。

京子可愛いの旨はげしく同意です、作者なのに 笑

言われてみれば、これはひたすら京子推しがしたかったゆえに幾人も殺して作った物語かのようです。酷いことです、でもまあべつにいいかなと。
あらためて読みかえしてみて作者は

京子はほほえみ、茎をつかんで、雄二とはまるで違うほうに向けて百合を、人形のようにちいさく踊らせてみせる。

「こどもたちと神さまと」

と、

もうかみさまは、いいよ。
許してほしく無くなった。もういいよ。

同上


が萌えでした。ええ、たいへんキモいかもしれませんが自作のキャラで萌えられるエコな作者でございます。京子さん、あんたぁ可愛いとおりこして格好いいねすてきだねぇと、地元の有名なケーキ屋さんに勝手に連れて行き「お好きなケーキを選びなさい。なんでも買ってあげるからね」をしたいですがその瞬間に店先にパトカーが到着しますね複数台。


苦しい時って、壊れるから苦しいのではなく、壊れることができないから苦しいのかもですね。

拙作にヱリさまから寄せられたコメントから

大切なひとを守るためにも壊れまいと勤めた修にいちゃん、最後に生き物として肉体が壊されるまで。

そして、その家族による家族の殺人をひとり真正面から受けとめるなんて、そんな耐えられないことを、でもそうしようとした京子さんは、神様も御用達なコインロッカーに、いわゆる正気をいったん預けてしまったのかもしれません。そして何故回すのかもうわからないマニ車をひたすら振りつづける日々の末、だれももう意味などわからないオリンピックが始まるところからが、この小さな物語の幕開け。

でも、鍵さえ差し込めば収めたそのこころはもちろんおまけにコインだって返ってくる神さまのコインロッカー、彼女はその鍵を無くしませんでした、どこかにいる雄二が肌身離さずそれを持っていたから。そう確信していたから。

そんな京子さんを、哀しい修にいちゃんも、半端な雄二すら含めて仕方ないほど人間臭くて、ぼくは描いてよかったと思っています。大切なひとのために壊れるわけにいかないゆえ引き受けるその苦しみ。

もがく力が人の力です。空回りしてようがなんだろうが。

だから修にいちゃんは、本望だったと思いたい。

クスリ喰って家族を巻き込んで殺したあの母親も、どうにかしっかり描ければよかったかもしれません。描けませんでした。なにかを討ち損じた、噛み砕きかけた気もちがあります。


善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや

親鸞

この一行で既に世の中は済んでいることを、うろうろとヘタクソな文章で描くのが、ひょっとしたらぼくの趣味かといま気付きました。それと、いたしかたのない恋物語。セックス&バイオレンスは興業の基本です(教科書は映画秘宝)。

イイネぼたんを押して、なおかつコメントまで残してくださったことで、ヱリさまがこの文章を書く機会をあたえて下さったことに、深く感謝いたします。また、ほかの皆々様にもコメントをいただくことで、ぼくに限らず普遍的に作者の世界は拡張され、その作者が自省するならば必ず次作に生きるとぼくは考えています。こんなにありがたいことはありません。

さて、いつもどうにもこのような、やれやれ先カンブリア紀の生物よりも理解しがたいかもしれないぼく(ら)の文章と物語と変態珍品奇態奇行にある程度おつきあいいただけてしまうヱリさまにはもちろん、イイネしていただいた他の方々にも、ただ一部だけでも読んでいただいた方にも、深く感謝を申しあげます。なにより、度々となりますが、シロクマ文芸部を創設し維持しつづけている小牧部長に、お礼申しあげます。まさか同人のたのしみを、こういう場で得られるとは思いませんでした。

ありがとうございました。


#シロクマ感想文 に強引に参加させていただきました。なんというか、ちょっとは自分でもこれは、んん、どうかなっておもったんですが‥‥なんかあかんかったらその、ひとこと言うたってください……。