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旅の記録2015ハワイ編2

初日はハワイのオアフ島で過ごし

2日目はハワイ諸島で一番大きな島

ハワイ島へと日帰りで上陸しました。


1.早朝の飛行機

ハワイ島へは飛行機で行く。
まだ暗い中、リムジンバスに乗り込んだ。

同じツアーに参加する方々をいろんなホテルに迎えに回った。ヒルトンのホテルからも何組か乗ってきた。

僕は両親と行った。祖父は行きの飛行機での
こともあり祖母、姉とホテルから程近い
観光地を回ることにしたそうだ。

着いた空港は早朝ということと、初日と
エリアが違うということもあり、とても
静かだった。

大きいはずの空港なのに、なんだか
小さな空港だな、と感じた。

修学旅行なのか、まだ10代前半と
見られる若いアメリカ人の子供たちがいた。

面白いことに幼い子供になれば英語ながらも
ゆっくり話すのだが、日本人で少し英語を
かじったくらいの人間にはとてもわかりやすく感じる。

まだなんだか暗い外と、静かな空港内。

清掃員の方がカチャカチャと鳴るモップやら
掃除用具を持って歩いてたり、わずかに
聴こえるハワイアン・ミュージックが
なんとも昼間との温度差を感じる。

さすがに朝早かったこともあり朝ごはんは
食べれないかな?と思ってたものの、
時間はある、とのことだったので
サンドイッチでも食べようかなと考えていた。

搭乗エリアあたりにファストフード店や
売店が見られた。サブウェイもあった。

キョロキョロしていると、なんとも良い匂いがした。

パンダエクスプレスという、アメリカでは
とても有名な中華料理のファストフード店

ドラマの俳優たちが食べるのをよく目にする
あれだ。


少々ヘビーな朝ごはん

さほどむずかしくない注文方法
指差しと片言の英語で伝える。
店員さんはアジア系の方だった。

焼き飯はタイ米でパラっとしている
それとスクランブルエッグと
ハワイではお決まりのスパム。

暗いながら、遠くはうっすらと明るい。

味は少し脂濃かったように思うが、それが
否応無しにアメリカンな気分にさせてくれた。

スパムでハワイの人は大きくなった、と
聞いたが、うなずける気もする。

しかしハワイをはじめポリネシアなどの島の
人々はタロイモという大きな里芋のような
芋をよく食べる。

それも体格の良さを支えているのだ。
と本で読んだことがある。
この旅ではタロイモを口にすることは
なかった。


飛行機に乗る。


ハワイ島


2.ハワイ島に到着

わずか1時間足らず飛んだように思う。

朝日の光が飛行機の窓からまばゆく
さしこんでくる。

夜明けの光が赤土の島の崖を照らし
美しいというほかない。

ジュラシック・パークのような風景が
いやおう無しに熱帯へと引きずり込む。

実際にロケ地はオアフ島の
クアロアランチという場所なのだとか。

すっかり見惚れているうち、到着した。

空港でガイドさんと合流しツアーバスに乗り込む。

ミニットストップ#86 レイラニストリート店

まずはマウナ・ケアという山を目指す。

自然がいっぱいのハワイ。
民家の軒先に植物がたくさんある。

かなり広い個人の家の庭にもたくさんの
植物が生えている。

アボカドやパパイヤなどは、買わずとも
そこらへんにあるよ。と言っていた。

アボカドは日本によく流通している
涙型とは違い丸い型をしており、とても
濃厚なのだそう。

食べてみたいな。と思いつつ、ポキを
食べた時以外には食べなかった。

あのアボカドが丸いものだったのかは
定かではない。

ゴウゴウと音を立てて走るフォードのバスは
走り続けた。

燃費は恐ろしいそう。




両サイドに広がる鬱蒼とした熱帯の林は
山を登るにつれてだんだん少なくなった。

国立公園へと入るため、ゲートで受付をする。

「ネネ」と言う鳥。

ゲートのわきに芝生が広がり、そこで
鴨をすこし大きくしたような鳥がいた。

「ネネ」という名前だそう。

哺乳類や肉食獣の居なかったハワイに
おいて、天敵がいないため飛ぶ必要が
無くなったのだそう。

そこへ人が入り込んだことや、船乗り
たちがもたらしたマングースの影響で
数が激減。現在は足にタグをつけ、
個体数を管理しているのだそう。

ゲートを通過したのち一行は火山口を
観に向かった。


3.火山でのピクニック。


まずは火山口から実際に煙が上がっている
というポイントに向かった。

ガイドのBig Jing氏

指をさしているところが火山口。

煙が立ち昇っている。
近くに見えるが、かなり遠い。

足元を見るとキラキラとしている。
よく見ると人毛のようなものがたくさん
落ちていた。

普段ならゾッとするだろうが、なんだか
可笑しかった。

ガイドさんいわく、溶岩が噴き出したとき
飛び散り際に細く伸びては冷えて固まる
のだそう。

これは現地の人があがめる女性の神
「ペレ」の髪の毛だと言われており、
これ以外に石や木の実など、無断で
持ち去ろうものなら祟りがあるとか。

興味がある方は調べてみて欲しい。

このペレと言う神様は相当気が荒い
お姫様です。笑

ペレの好物である木の実。
これももれなく祟りの対象。


オヒア・レフア
ある時ペレがオヒアと言う男性に一目惚れ
しましたが、オヒアにはレフアという
彼女がいました。ペレは怒りのあまり
オヒアを醜い木に変えてしまいます。
レフアはペレにオヒアを元の姿に
戻してもらうよう泣いて頼みましたが、
ペレはこれを拒否。
困りにこまったレフアは山の神ポリアフに
オヒアを元の姿に戻してもらうよう頼むも、
戻すことはできない、と。しかしレフアを
真っ赤な花に変えて、オヒアの木に咲かせて
もらうことにしました。
こうして2人はまた結ばれましたが、今でも
この花を摘むと別れを悲しむ2人の涙の雨が
降ると言い伝えられています。


まぁまぁ滅茶苦茶な話しです。笑

これ以外にも強烈な話しも多いので
ぜひ調べてみてほしい。


火山口を見たのち、近くの東屋で
朝ごはん。ガイドさんが持ってきた
パンや果物をいただく。

パパイヤ バナナ パン

風通しが良いとは言え、暑さに包まれていた。

見た目が少し寂しいメニューながら
妙な美味さがあった。笑

よく熟して、よく冷えたパパイヤに
ほんのりリンゴの香りがするアップルバナナ。
甘い食パンと、水筒から注がれた熱いコーヒー。

この食事の話しをするたびに、両親と
口を揃えて「あれは美味かった」となる。

ロケーションが何よりなんだろう。

腹より心が満たされた。

東屋付近。恐竜が出てきそうだ。


4.ジャガー博物館と煮しめ

食後再びバスに乗り込み、こんどは
ハワイ火山国立公園ジャガー博物館という

ここでは前述したハワイの神話に合わせて
火山に関する情報が展示されていた。

ハワイの住民の信仰する自然の精霊に
まつわる話を知ることができる。

はるか昔に今のフィリピンあたりから
カヌーに乗り太平洋の島々へと移住した。

ここハワイにも移り住んだ人々の歴史。

星のきれいな夜も、嵐の日も、カヌーを
こいで移動した人々。

そもそも、ハワイと言う名。

正確にはHAWAIIでハワイ。
地元の方だと(ハ・ヴァイ・イ)と発音する。
ハワイという名前の意味は
HA(生命) WAI(水)I(力)であり、

生命と水がある場所を意味するのだとか。

自分の暮らす環境にはそういった
スピリチュアルな宗教観念というものは
ほとんどない。

ハワイの人々は自然に感謝するということはもちろんながら自然と共に生きることを説いている。

同じ島国であってもやはり気候などにもより
違うのだなぁとはっきりと感じた。

ここでは募金をするとハワイ島の大自然を
躍動感あふれるタッチで描いたポスターを
いただける。(確か)10ドル募金をし二本もらう。

そこを出たのち、溶岩が流れて固まった
平原へと赴いた。

開放感を精一杯表現したのがコレ

適切か不適切かわからないがこんな
ラフな格好で来た。冷えて固まった
溶岩はまるで刃のようになっていたり
するので気をつけてほしい。

心配な方は長ズボンで。

ひと昔前まで樹々が生い茂っていたらしいが
このように溶岩に飲まれて形が変わっている。

ハワイでは火山は神聖なもので、溶岩が
いくら自分の家に向かってこようとも
流れを止めたり、変えたりしてはいけないのだそう。

しかし、こうして森の姿が変わろうと
自然であることには変わりない。

ここでは少し散策したのみ。
もう少し植物の写真を撮っておく
べきだった。

次のところでお昼ご飯を食べると言う。

お昼ご飯は何かと聞くと

スパムおむすびニシメだという。

まさかと思ったがやはりあの

煮しめ

なんだそう。そこは日系人の影響があり
ハワイではポピュラーなのだそう。

しばらく走ったのち、木製のデッキが
あるところで停車した。

ベンチとテーブルが3〜4組あり
座っていただく。

しかし煮しめがまた良い味に仕上がっている。笑

なんだか可笑しいが美味い。
景色も空気も素晴らしい。

最高に贅沢なピクニックだ。

そうこうしてると別組の日本人観光客が
現れて同じように何やら食べていた。

そこからのち、また少し走ったところで
停車。溶岩の力を目の当たりにした。


ひとつの市ほどの広さの森を焼き尽くしたらしい。


5.ジャングルウォーク

ご飯をたべたのち、少し標高の低い場所へ
降りて行く。

もときた道に戻ってきた寸法だ。

次に行く場所が溶岩でできたトンネル

サーストン溶岩洞窟

ジャングルの中にできた溶岩の洞窟へと行く
ジャングルウォーク。

個人的にとても興味があったアクティビティだったので一気にテンションが上がった。

標高が下がったため、一気に植物の
種類が変わる。

大ぶりのシダが鬱蒼としている。

遊歩道が設けられており、ジャングルの
奥へと進んでゆく。

途中、きれいな花があったが、ガイドさんが

「これはジンジャー。日本の生姜とはちょっと違うけど、誰かが持ってきたものが繁殖している。」

と言っていた。

外来植物の問題はどこにでもあるのね。


このあたりから携帯の電池が切れたため、写真が少なくなる。

洞窟へと向かう最中、ウォークマンで音楽を
聴く。

Bob Marleyのstir it up

かきたてる、と言った意味だそうだ。

文字通りハワイの植物たちに好奇心を
かきたてられる思いだった。

熱帯の島でのレゲエは最高に合う。

そうこうしていると、わりとすぐに洞窟へと着いた。

中はひんやりとしていて、黄色い
ライトがめぐらされている。

地面が少し滑りやすいが、明るいので心配はない。


とてもスピリチュアルに満ちている。
自然の力を感じられた。

ここまで一応、ハワイ島編の前編とし
あとはハワイ島の後編とのこりの日を
綴るとします!


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