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🖼️:12 産まれっぱなしの友へ

中学時代のIやW、高校時代のS、大学時代のYやKを
モデルにして書いた詩。

家にいると なんでも否定される
帰りたくない 学校にずっといたい
友達でも超えられない 家庭環境
産めば終わりじゃない

「望まれないで生まれてきたんだ」
上手い返しもできずに
愛の渇望 その溝は永遠に深くなる 
どんなに頑張ったってさ…

産まれっぱなしの友へ
それでも生きることが最善で
育てられなかった恨みは 消さなくていい
許すことを許さないこと
それでいいんじゃない
産めば終わるものじゃないし
こんな世の中じゃ
わたしも産みたいなんて 思えないな


褒められるのはいつも弟や妹
失敗作 いいえ親だけの失敗です
快楽なんて なんであるんだろう
本能の遺伝子を 真っ新にして
「どうせなら堕ろしてほしかった」

贅沢な願いだけど
愛がないなら 要らないなら
消えない思いと 消えたい思い

産まれっぱなしの友へ
それでも生きることが最善で

育ちが良い子に理解されずに流されても
許すことを許さないこと
それでいいんじゃない
産めば終わるものじゃないし
こんな世の中じゃ
わたしも産みたいなんて思えないな


「誰もが望まれて生まれてきた」
嘘をつくな 愛された者たちよ
そんな歌が嫌いで 耳を塞いだ
ラブソングがこの命を仕留める

信じられない

愛されたい

想像できない

望まれた存在

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