:0027 説明しすぎでアイしてる
※アニメ『推しの子』は第5話まで視聴しました。原作はジャンプラで116話まで読みました。
82分もある第一話を見てしまった
わたしはアニメを観ていない。父は録画した『キングダム』や『ちはやふる』を観ていた。リビングで流れているなぁと。ストーリーはわたしには全くわからない。
最後に熱中して観ていたアニメは『宇宙兄弟』や『鬼灯の冷徹(第壱期)』。モーニングで連載されていた原作ファンだから観ていた。『宇宙兄弟』は2012年4月から2014年3月までのアニメ。『鬼灯の冷徹(第壱期)』は2014年1月から4月まで。
わたしのアニメ視聴は9年前の2014年で止まっていた。まだ中学生だった。そんな記録を塗り替えたのは
アイドル/YOASOBI
この歌詞が第一話にぴったりらしいと聞いた。この曲は「推しにぴったり」だと、TikTokで推しの動画に合わせて編集するアイドルヲタクがいっぱいいる。TikTokではなくても「もしかしてこの関係性ってYOASOBIの『アイドル』じゃない?」と盛り上がるヲタクをそこら中のSNSで見かけた。
こっからが本題なんですが
わたしがひさしぶりにアニメを見たから感じたことだと思うが、説明が多い!あるキャラのボケを丁寧に待ってあげてツッコミが回収していく。
ギャグアニメの『鬼灯の冷徹』では見ていたかもしれないテンポ感。だが、さらっと版権ネタのボケを放置するアニメで、ツッコミがあってもさっらと終わっている。くたびれた中堅社会人向けアニメの『宇宙兄弟』にはツッコミのための丁寧な間はなかった。セカンドキャリアおじさん(南波六太)は落ち着いているからか。
最近のアニメはこういったものなのか。YOASOBIの『アイドル』も説明が多い!ここまでアニメに寄せるのかと驚いた。
タイアップ曲の書きかた
わたしは映画『地球外少年少女』の主題歌『Oarana』が好きだ。その歌詞は『アイドル』とは反対に具体的には何を言っているのかわからない。
しかし、映画を視聴するとなんでこんな創作言語の歌詞なのかがわかる。『Oarana』は映画を視聴したあとに意図に気づけるタイアップ曲。想像しても想像しきれない余白がある。説明しすぎていない。映画自体も説明しすぎていない。凡庸性がある。
じぶんの詩に活かす
詩を書いているものとして、一時的にアイドルを応援したことがあるものとして、歌詞にゾワっとした。そして、現代のエンタメの覇権をとる作品はたくさんの言葉で説明することを学んだ。そういや『鬼滅の刃』も説明が丁寧らしい。主題歌ぐらいしか聞いたことがないので伝聞止まりだが。
説明しすぎている詩を書いたほうが覇権を取れるのだろうか。詩が好きなひとは余白を好むひとが多い。そもそも説明がおおいエンタメを好むひとたちは詩を読むのだろうか。
歌詞ギュウギュウなボカロに親しんできたから
止まらないキモチの嘔吐が心地よい
説明しすぎでアイしてる
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